Book Best 10 2019年10月

10月は後期授業も始まり、上位には六法やTOEIC試験対策本などある中で、小野不由美「十二国記シリーズ」の待望の新作や、佐藤正午「月の満ち欠け」、乾ルカの北海道を舞台にした青春小説「明日の僕に風が吹く」など小説が多数ランクインしています。
また、発売から5ヶ月連続ランクインしている第4位の「北海道大学もうひとつのキャンパスマップ」は当店の大ベストセラ—です。

地元、仙台出身、恩田陸の｢蜜蜂と遠雷、上・下｣とそのスピンオフ作品｢祝祭と予感｣が入っております。10月に映画が公開になり、さらに動いております。

「Kaggle」って知っていますか?私はこの1位の本で初めて知りましたが、データサイエンティストや機械学習エンジニアにとっては必見のプラットホームのようなので興味がある方は是非。
2・3位は<十二国記>シリーズ18年ぶり待望の新刊の上・下巻がランクイン。18年ぶりなので、このシリーズ自体を知らない方もいるかもしれませんが、そんな方はこのシリーズの原点である『魔性の子』から読むのがおすすめです。
発表が10月下旬だったため、ギリギリ10位ですが今年のノーベル経済学賞受賞者のエステル・デュフロ教授とマイケル・クレマー教授の著書もランクインしています。

新年度版が発売となった有斐閣「ポケット六法」が10月の第一位となりました。
重版ができあがったばかりのちくま新書「教育格差」が文庫新書部門のTOP。

10月は、18年ぶりの新刊ということで十二国記シリーズ(白銀の墟　玄の月1、2巻)が人気でした。発売を楽しみにしていた方が非常に多かったです。
また、試験間際の勉強用にTOEIC、第二外国語など検定対策本を購入する方が多かったです。1位の「TOEIC　L&R　TEST出る単特急金のフレーズ」は引き続き売上を伸ばしていきたいと思います。

ノーベル化学賞吉野さん愛読書「ロウソクの科学」は岩波文庫版も売れました。
専門書ではAI関連が新刊、既刊ともに勢いがあります。

10月刊行の『夜行』が文庫化でランキング1位!
十二国記シリーズ新刊も見事にランクインです!

『新・リーダーのための教養講義』は注目の同志社大学新島塾の記録です。
待望の『十二国記』最新刊が9位にランクイン。

又吉直樹『人間』が発売されました　当店では初速3冊と控えめな出だし。火花のような爆発を期待したい。
在野研究ビギナーズが好調。引き続き面陳列を維持して更なる売り上げを期待したい。

「福岡はすごい」は毎月そこそこ売れていますが、著者の講演がありました。
岩波新書が2冊、文庫新刊が少し売れるようになったようです。