Book Best 10 2024年11月

4位『リサーチ・クエスチョンとは何か？』は、著者による訳の『面白くて刺激的な論文のためのリサーチ・クエスチョンの作り方と育て方　第2版』（白桃書房刊）と共に売れています。
（『面白くて～第2版』は11月下旬刊行のため今回は惜しくもランクインせず。）

10月に発表されたノーベル賞の関連書籍が人気でした。
理工書の新刊も多数ランクイン。

理系専門書の新刊の動きが良いです。

4位『リサーチ・クエスチョンとは何か?』：著者は同志社大学商学部 佐藤郁哉先生！佐藤先生は最近刊行された『面白くて刺激的な論文のためのリサーチ・クエスチョンの作り方と育て方 第2版』（白桃書房）の翻訳者でもあります。活況を呈する「リサーチ・クエスチョン」関係本の新スタンダードにどちらもなりそうです。
6位『まったく新しいアカデミック・ライティングの教科書』：「アカデミック・ライティング」本も同様に活況を呈しています。こちらも新スタンダードになりそうな1冊。7月発売ですがまだまだ勢いが落ちません。
6位『論理的思考とは何か』：次々に話題の本を刊行する著者初の新書本！複数の「論理性」を比較検討し多元的思考を説きます。手に取りやすい新書ということもあり、爆発的に売れております。

（1位）『量子と情報』 裳華房』量子力学選書シリーズの最新刊
量子情報に代表される新しい視点が量子力学の基礎研究も大きく進展してきて、発売が待たれていた書籍です。続刊の「量子力学と幾何学」「即手理論と量子力学の基礎」の発売も期待しています。
（10位）『量子情報理論』朝倉書店』シリーズ〈理論物理の探究〉の最新刊
量子情報と理論物理の学際的なテーマが書かれていて、研究へと繋がるレベルまで理解を深められると好評です。
それぞれ今ホットな分野なので、継続して販売が見込めます。
（2位）「論理的思考とは何か」は、発売からコンスタントに売れています。

11月は、九大生協で実施した「生協加入月間」の企画の一環で、文庫・新書・コミックスのバンドルセールによる組合員還元企画を実施しました。それに伴い、最近映像化のあった文庫が売れていました。
また英語参考書は定番の書籍がよく売れています。
3位にランクインした「ＳＬ（２，Ｒ）の表現論（朝倉書店）」の落合啓之先生は九州大学理学部の教授です。