大学生協×岩波書店 共同企画
『アカデミアを離れてみたら』、どうなった ……?
— バラバラな博士たちの本音トーク — 開催のお知らせ

大学などの学術界から「外」に出た経験をもつ、主に理系の博士たちが、その来し方や悲喜交々をいきいきと綴った『アカデミアを離れてみたら——博士、道なき道をゆく』(岩波書店)。本に登場する博士たちのうち6人+編集担当が、進路に悩んだ日々や現在の仕事などをめぐって、オンラインでゆるっとトークします。今まさに悩める学部生、大学院生、そしてポスドクや教員のみなさん、ぜひ、ふらりと遊びにおいでください。

元准教授のエンジニア、広告代理店からカムバックした研究者、ときどき研究&教育もする翻訳者、カグラーなデータサイエンティスト、文系から堂々参戦URA、科学と社会の間で奔走するフリー医師、単位取得退学がちょっとはずかしい編集者。はたして、話は噛み合うのか、噛み合わないのか。事前質問は来るのか、来ないのか。乞うご期待!

※当日は、みなさまから事前にいただいたご質問をもとにトークする予定です。
本書を未読の方も、既読の方も、どしどしご質問をお寄せください。

大学生協×岩波書店共同企画
『アカデミアを離れてみたら』、どうなった ……?
—バラバラな博士たちの本音トーク—

12月5日(日)15時〜17時

  • Zoomウェビナーによる視聴 参加費無料
  • 大学生協組合員対象 定員先着200名 400名

大学生協×岩波書店 共同企画『アカデミアを離れてみたら』、どうなった……? —バラバラな博士たちの本音トーク— 開催のお知らせ

登壇者

今出 完(エンジニア、博士(工学))PROFILE

今出 完(いまで・まもる)
1980年生。2007年、大阪大学大学院博士課程を修了。ポスドク、助教を経て2016年、大阪大学大学院准教授に着任。次世代半導体材料の実用化を目指して、多くの国家プロジェクト、民間企業との共同研究に従事。2018年2月、ラムリサーチジャパンに転職。約半年にわたる海外研修を経て、2019年7月、ラムリサーチのアメリカ本社に転籍。3児の父。趣味は、スポーツ、ハイキング、工作、園芸など多岐にわたる。

岸 茂樹(研究者→広告業→研究者、博士(農学))PROFILE

岸 茂樹(きし・しげき)
1977年生まれ。農業・食品産業技術総合研究機構主任研究員。2007年、食糞性コガネムシ類の行動生態学の研究で学位取得(博士(農学)、京都大学)。2009〜2011年に広告代理店、三晃社勤務。繁殖干渉、花と昆虫のネットワークなどの研究を経て、2019年から現職。現在は農作物の送粉を担う昆虫の研究を行っている。趣味は写真、読書、キャンプ。

坪子 理美(フリーランス翻訳者、博士(理学))PROFILE

坪子 理美(つぼこ・さとみ)
1986年生まれ。東京大学大学院理学系研究科にてメダカを用いた行動遺伝学研究を行い、博士号を取得。東京大学ライフイノベーション・リーディング大学院修了。翻訳業の傍ら、2015年から2020年まで米国カリフォルニア州サンディエゴにてシオダマリミジンコ属の生殖行動を研究。本稿執筆後の2020年夏に帰国し、引き続き翻訳業に取り組むとともに、東京バイオテクノロジー専門学校非常勤講師などを兼任。
訳書に『悪魔の細菌——超多剤耐性菌から夫を救った科学者の戦い』(ステファニー・ストラスディー、トーマス・パターソン著、中央公論新社)、『なぜ科学はストーリーを必要としているのか』(ランディ・オルソン著、慶應義塾大学出版会)など。夫の石井健一との共著書に『遺伝子命名物語』(中公新書ラクレ)。

原田 慧(データサイエンティスト、博士(数理学))PROFILE

原田 慧(はらだ・けい)
1983年生まれ。京都大学理学部理学科を卒業後、同大学院情報学研究科修士課程を経て、名古屋大学大学院で数理学の博士号取得。学生時代の研究テーマは無限次元空間の解析。2011年4月から株式会社金融エンジニアリング・グループ(FEG)にて、データ分析とその活用のコンサルティングに従事。KDD Cup 2015で2位入賞、2017年にKaggle Masterとなる。2018年2月、株式会社ディー・エヌ・エー入社、現在はマネージャーとして多くのプロジェクトに関わりながら個性的なメンバーを率いる。趣味は競技プログラミング。

森本 行人(URA(学術研究支援)、博士(経済学))PROFILE

森本 行人(もりもと・ゆきひと)
京都生まれ。関西大学大学院経済学研究科にて博士(経済学)の学位を取得。関西大学URAを経て、2013年度より筑波大学本部URA。2017年に人文社会分野から特許出願(特願2017-138751)、2018年にはURA業務の一環として、科研費の奨励研究獲得。日課は愛犬との散歩。

榎木 英介(フリーランス病理医、博士(医学))PROFILE

榎木英介(えのき・えいすけ)
1971年横浜生まれ。1995年東京大学理学部生物学科(動物学)卒。同大学院に進学したが、博士課程中退。神戸大学医学部に学士編入学した。2004年に医師免許取得。2006年に博士(医学)。近畿大学医学部講師、兵庫県赤穂市民病院の一人病理医などを経て、2020年4月よりフリーランス病理医として独立。病理専門医、細胞診専門医。進路に迷い方向転換をした経験などから、若手研究者、博士のキャリア問題に強い関心があり、さまざまな活動を続けている。一般社団法人科学・政策と社会研究室(カセイケン)代表。著書『博士漂流時代』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)で2011年科学ジャーナリスト賞受賞。

司会進行:辻村希望(岩波書店編集部)

本イベントに関するお問い合わせは大学生協事業連合書籍商品課までメールでお願いいたします。


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