『真夜中のパン屋さん 午前0時のレシピ』の著者・大沼紀子さんにエッセイを執筆していただきました。小学4年生のころ、孤立気味だった大沼さんの脳内にその時期に出会った物語の主人公が友だちとして存在し、ともに過ごします。そして脳内の彼女たちと語らった日々を武器に、5年生に進級した筆者は同級生の中へ乗り込んでいくことができました。1冊の本との出会いが自分を成長させる一助となった、ほほえましいエピソードです。
『クローバー』『ナラタージュ』でおなじみの、小説家の島本理生さんににご登場いただきました。島本さんの作品には若い世代のせつない気持ちが巧みに描かれ、つねに多くの読者から共感を得ていますが、今回は、一つ一つの作品について、小説と同じように丁寧に制作秘話を語ってくださいました。
東京理科大学の川村康文先生にご登場いただきました。高校の物理教師だった川村先生が大学の教員になろうと思ったきっかけ、先生が理想とする理科教育の授業、そして、東日本大震災の復興支援「つながる思いプロジェクト」の活動に対する先生の思いを、ユーモアも交えながら熱く語っていただきました。
巷ではローマの銭湯が世を賑わせていますが、実は京都にも名銭湯が多く存在します。京都在住の筆者が、そのなかでもユニークな銭湯をめぐり、楽しいレポートを繰り広げてくれました。
『上昇思考 幸せを感じるために大切なこと』(角川書店)の刊行を記念して、プロサッカー選手の長友佑都さんに学生時代の思い出や、長友さんの考えるポジティブ思考法、そしておすすめの本について語っていただきました。
これから夏本番。今年もまた、暑い夏がやってきます。そんな暑いところに恐縮ですが、今回は「あつい」をキーワードに、いろいろなアツイものを取り揃えました。ブラジル・リオの本場のカーニバルのほか、浅草から、新大久保から、奈良や名古屋から、アツ~い話題を盛りだくさんでお届けします。熱中症の対策もお忘れずに!
大好評の「レッツクッキング」は130号から始まった"本に出てくるおいしいレシピ"。今回は『九つの、物語』(橋本紡・集英社文庫)から"ピリっと辛い変わり中華丼"を『読書のいずみ』オリジナルで再現しました。読者のみなさんの「こんな小説の、あんな料理をつくってほしい」というリクエストにもお応えしますので、巻末の読者はがきなどでお知らせください。
西村朱美さんの連載エッセイ「好きならしょうがない」、「スタッフのリレーエッセイ」、「大学生協の読書マラソン」、洋書シリーズ「Reading for Pleasure」、「イタリア便り」のレギュラーコーナーをはじめ、『恋都の狐さん』の大学院生作家、北夏輝さんによる奈良の魅力をお伝えするエッセイ「奈良を歩けば鹿に出逢う」もスタート。131号もぜひお楽しみください。
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『読書のいずみ』は大学生協の書籍店で無料配布しています。
品切れの際は、一冊につき80円切手4枚を同封の上、編集部にお申し込み下さい。