今回は、『ラブ・ケミストリー』でお馴染みの著者、喜多喜久さんに、ご寄稿いただきました。有機化学に親しみを持つきっかけとなった2冊の本との出会いやご自身の新刊『科学探偵 Mr. キュリー』について、エピソードを交えながらご紹介してくださいました。
ベストセラー『食堂かたつむり』の著書、小川糸さんがご登場してくださいまし た。実は『食堂かたつむり』が出る前から考えていたという『リボン』(2013/4 発売)のお話、そして、日頃の創作活動のお話や友人・家族への思い、こだわり の旅のスタイルまで、小川さんの素顔に迫りました。
農業経済学をご専門にされている徳島大学の玉真之介先生。ちょうど学生運動が盛んだった時代に学生だった玉先生が農業経済学を専攻することになったエピソードや、学生時代に遭遇した出来事、また、現代とかつての大学生の違いについて先生が感じられていることなど、盛りだくさんの内容を伺いました。
「密室に閉じ込められ、初対面の人達とチームを組み、頭と体を使ってそこから 命からがら逃げ出す恐ろしいゲーム……。無理だ、苦手だ」と思いつつ、編集会議 で取材担当に命ぜられた筆者が、渋々脱出ゲームに挑むことに……。乗り気ではな かった筆者も、徐々にその魅力に取りつかれていきます。読みながら、クスッと 笑い、応援してしまう、ワクワクな体験レポートです。
『さよならドビュッシー』でお馴染み、中山七里さんの『切り裂きジャックの告白』が角川書店から発売になりました。刊行インタビューとして行われた中山さんのお話からは、執筆のエピソードについて驚きの事実が明かされ、また、夢をもつ大学生に向けて心あたたまるメッセージをいただきました。
館、図書館、科学館、美術館、異人館、博物館……。「館」と名のつく箱物には、“わくわく”な「何か」が潜んでいます。今回の特集は、たくさんの“わくわく”を図書館に詰め込んでオープンした長野県小布施町立図書館「まちとしょテラソ」の前・図書館長、花井裕一郎さんのエッセイを皮切りに、『読書のいずみ』編集企画メンバーがあちこちの館を訪ね歩いたレポートが満載です。
いろいろな大学で取り組まれている読書にかかわる活動をご紹介する新しいコーナーです。活動の規模は大・小関係なく、お茶をのみながらのんびり本について語り合うささやかなものから、大勢の仲間と開催するというイベントまで、大学生が主役の活動なら何でもOKです。「私たちの活動を紹介したい!」という方は、編集部(izumi@univcoop.or.jp)までご一報ください。初回は、立命館生協リンクショップ(滋賀県草津市)の“ブックカフェ”、2回目は鹿児島大学(鹿児島県鹿児島市)で開催された“大学生のための読書講座”をご紹介しています。
このほか、西村朱美さんの連載エッセイ「好きならしょうがない」、「スタッフのリレーエッセイ」、「大学生協の読書マラソン」、洋書シリーズ「Reading for Pleasure」、「ロンドン便り」などレギュラーコーナーも健在です。136号もどうぞお手にとってご覧ください。
●小川 糸 VS 田口祥子(跡見学園女子大学)・上赤理紗(早稲田大学)
●玉 真之介(徳島大学) VS 中田敦士・板橋茉樹
中山七里『切り裂きジャックの告白』刊行インタビュー
●中山七里
●聞き手・文=永岡由貴(千葉大学)
~読者はがきから~
●髙橋元紀(名古屋大学大学院)
●西村朱美
●水野邦太郎
●菊地絵里香
●蜂谷百奈(読者スタッフ・日本女子大学)
●読書マラソン二十選! ●いずみスタッフの読書日記
~鹿児島大学 大学生のための読書講座~
●花井裕一郎(NPO 法人 オブセリズム CEO)
●髙橋元紀
~北大ミュージアムクラブMouseion ~
●沼崎麻子
●北野晶子
●北岸靖子
●北野晶子
いずみ委員Select
~読者ハガキから~
『ミリオンセラーガール』
●里見 蘭
※本誌記事・写真・イラストの無断転載を禁じます。
『読書のいずみ』は大学生協の書籍店で無料配布しています。
品切れの際は、一冊につき80円切手4枚を同封の上、編集部にお申し込み下さい。