あなたがこれまで本などほとんど読んだことのない人間で、本好きのA君にお薦めの本を訊ねたら……、A君はどんな本を紹介してくれるのでしょう。2014年冬にドラマ化された 「戦力外捜査官」の原作著者、似鳥鶏さんが綴る「あの頃の本たち」。エッセイを読んでいるうちに、不思議と似鳥さんの著書が読みたくなります。
今回は、『神様のカルテ』の著者、夏川草介さんがご登場してくださいました。本業は医師である夏川さんが、医療の現場で直面している問題を小説という形にアウトプットする ことでご自身に表れた効果とは……。夏川さんが大学在学中に夢中になった読書のお話、 現在上映中の「神様のカルテ2」(東宝系)のお話なども交えながら、小説が持つ力について、熱く、優しく語ってくださいました。
岡山大学の生方史数先生がご登場です。将来を憂い悩み多き大学生に、生方先生の進路選択時の経験をいろいろな角度からお話いただきました。人生、まわり道も無駄ではありません。
『悪の教典』など数々のホラー話題作を生み出している貴志祐介さんに、2013年秋に刊行された作品『雀蜂』について、また、トリックのヒントや、ホラー小説への思い、小説家になろうと思ったきっかけなど、お話を伺いました。
最近何かと手づくり企画が出没する『読書のいずみ』。秘かにハンドメイド部が誕生するとかしないとか。真相はさておいて、今回は、当コーナーで消しゴムはんこ作りに挑戦してみました。お手軽に見えて、意外と作るのが難しい消しゴムはんこ。皆さんも挑戦してみてはいかがでしょう?
新年度最初の特集は、恒例の読書マラソン企画。読書マラソンとは? コメントカードはどう書いたらいいの? 大学生に今読まれているのはどんな本? など、読書マラソンに参加するヒントが詰まっています。さらに、『読書のいずみ』に関わるスタッフの皆さんが大学時代に読んで欲しいイチオシの本紹介や、勇気を振り絞って見せてくれた自分たちの本棚、そして大学生活を豊かに過ごすヒントなど、情報満載でお送りします。新入生のアナタにも、先輩になったアナタにもご一読いただけると幸いです。
いろいろな大学で取り組まれている読書にかかわる活動をご紹介するコーナーです。活動の規模は大・小関係なく、お茶をのみながらのんびり本について語り合うささやかなものから、大勢の仲間と開催するというイベントまで、大学生が主役の活動なら何でもOKです。「私たちの活動を紹介したい!」という方は、編集部(izumi@univcoop.or.jp)までご一報ください。今回は岡山大学生協ブックストアの「読書マラソンの集い」をご紹介させていただきました。
このほかレギュラーコーナー、西村朱美さんの連載エッセイ「好きならしょうがない」、「スタッフのリレーエッセイ」、洋書シリーズ「Reading for Pleasure」など健在。今年もパワフルにお届けします。「ロンドン便り」は今回で最終回を迎えました。新学期号は優良辞書のご案内も加わり、情報満載です。お近くの大学生協のお店で、ぜひお手にとってご覧ください。
●夏川草介VS 髙橋元紀(名古屋大学大学院)・北野晶子(信州大学)
●生方史数(岡山大学) VS 玉木裕介・古林大亮
貴志祐介『雀蜂』刊行インタビュー
●取材・文=佐藤愛美(早稲田大学4年)
●水野邦太郎
●門脇みなみ
『ダックスフントと女王さま』
(メラニア・G. マッツッコ(栗原俊秀=訳)/未知谷)
●細野香里(いずみ委員・慶應義塾大学)
『翔ぶ少女』
(原田マハ/ポプラ社)
●髙橋元紀(いずみ委員・名古屋大学大学院)
●髙橋元紀(いずみ委員・名古屋大学大学院)
「神様のカルテ2」
●永岡由貴(いずみ委員・千葉大学)
●大森郁枝
●門脇みなみ
●髙橋元紀 ●北岸靖子 ●門脇みなみ ●北野晶子 ●永岡由貴
●『読書のいずみ』委員・読者スタッフ
●蓮見澄
●永岡由貴 ●北野晶子
~岡山大学生協ブックストアの“読書マラソンの集い”~
※本誌記事・写真・イラストの無断転載を禁じます。
※138号の誌面に掲載されている方々の所属・学年は、2014年3月時点のものです。
『読書のいずみ』は大学生協の書籍店で無料配布しています。
品切れの際は、一冊につき80円切手4枚を同封の上、編集部にお申し込み下さい。