新学期号は豪華2本立て。神永学さんと相沢沙呼さんにそれぞれ読書の思い出をご寄稿いただきました。小説嫌いだったという神永学さんの意外なエピソード、相沢沙呼さんが見つけた「読書をする意味」、どちらも心あたたまるお話です。
いま注目の若手作家、彩瀬まるさんにご登場いただきました。5年前、東北地方を旅行中に「東日本大震災」に遭ったご自身の経験をもとに2年をかけて書き上げた新刊『やがて海へと届く』(2月に講談社から発売)について、今回はたっぷりと語っていただいています。このインタビューを読んだあとには、綺麗な言葉で紡がれる彩瀬さんの数々の作品もぜひ手にとってみてください。
このコーナーでは、現役大学生でもある小説家 小嶋陽太郎さんに昨年11月に発売になった『おとめの流儀。』(ポプラ社)を中心にお話を伺いました。小嶋さん流の物語の書き方、小説家になろうと思ったきっかけ、など同じ大学生のインタビュアーが同世代の目線で小嶋さんに切り込みます。
今回は東京大学の石井直方先生にご登場いただきました。穏やかな表情でお話ししてくださる石井先生は、なんと元ボディビルチャンピオン。先生の筋トレに関するご著書は、皆さんもよく書店で目にされているのではないでしょうか。先生のボディビルとの出会いから、現在の研究、上手な筋トレの方法まで、優しく語っていただきました。
毎年恒例となりました新学期企画「読書マラソン〜Ready set go〜」。読書マラソンとは? コメントカードはどう書くの? という読書マラソンお馴染みの記事から、『読書のいずみ』委員の本棚公開、お悩みを小説で解決する「こころの『書』方箋」、大学生が登場する(または大学が舞台の)本、そして出版社のみなさんご協力による「大学生ならコレ!を読もう」など、今回も本の情報満載でお届けします。
このほか、今回は「気になる!」コーナーの趣向をすこし変えて「文豪をたずねて〜ちょっとそこまで〜」と題し、かつて文豪が暮らした街をいずみ委員が訪れた紀行文をご紹介します。また、大好評、西村朱美さんの連載エッセイ「好きならしょうがない」、洋書シリーズ「Reading for Pleasure」「出版社のおすすめ本プレゼント」「リレーエッセイ」などレギュラーコーナーも健在です。146号は、10月から12月まで実施された「第5回大学生の洋書POP大賞」の結果発表も掲載されています。
どうぞお手にとってご覧ください。
●「よみとも倶楽部」……ご紹介いただける活動を募集中です。
いろいろな大学で取り組まれている読書にかかわる活動をご紹介する新しいコーナーです。活動の規模は大・小関係なく、お茶をのみながらのんびり本について語り合うささやかなものから、大勢の仲間と開催するイベントまで、大学生が主役の活動なら何でもOKです。「私たちの活動を紹介したい!」という方は、編集部までご一報ください。146号は、愛知教育大学 きしゃぽっぽクラブを紹介します。
●「今日もひとりの手仕事日和」……手軽にできるハンドメイドをご紹介しています。読者の皆様が「こんなものをつくってみたいけど、まずは『読書のいずみ』で紹介して!」というものがありましたら、編集部へリクエストをお寄せ下さい。
●「くま子のうただより」……短歌の企画がスタートしました。この企画の行く末は皆様の参加状況次第。今回の短歌に返歌、イラスト、感想等なんでもOKですので、ぜひぜひご参加ください。
上記いずれも、編集部メールアドレス(izumi@univcoop.or.jp)へ
◆彩瀬まる(小説家)VS 河合さやか(名古屋大学)
第1回「ルネサンス・ピンク」
◆熊崎菜穂
◆小嶋陽太郎(小説家)VS 北野晶子(信州大学大学院)
「教授はボディビルダー」
◆石井直方(東京大学)VS 任 冬桜・原田 遠
◆西村朱美
◆水野邦太郎
◆杉田佳凜(いずみ読者スタッフ・広島大学)
愛知教育大学 きしゃぽっぽクラブ
◆古瀬あゆみ
ハンドメイド部活動記録Vol.8
<思わず手作りしたくなる本>
◆門脇みなみ
◆いずみ委員
◆熊崎菜穂
◆河合さやか ◆熊崎菜穂 ◆任冬桜
◆いずみ委員
◆朝倉書店 ◆岩波書店 ◆講談社 ◆筑摩書房
〜読書はがきから〜
※本誌記事・写真・イラストの無断転載を禁じます。
※146号の誌面に掲載されている方々の所属・学年は、2016年3月時点のものです。
『読書のいずみ』は大学生協の書籍店で無料配布しています。
品切れの際は、一冊につき82円切手4枚を同封の上、編集部にお申し込み下さい。