小説家の中島京子さんにご寄稿いただきました。多くの方に読まれているマーク・トウェインの『トム・ソーヤの冒険』と『ハックルベリ・フィンの冒険』。登場人物のトムとハックについて書かれているのは、なんと二人の女性観。言われてみればフムフム……と頷いてしまうエッセイです。ぜひご一読を!
小説家の原田マハさんにご登場いただきました。キュレーターのお仕事もされる原田さんは、話題となった『楽園のカンヴァス』よりも前から少しずつアート小説を書き始めていたそうです。今回は、ピカソやモネ、アートのお話、パリへの思いのほか、アート小説を含む作品全般の創作秘話についてもたっぷりとお話を伺ってきました。
広島大学の匹田篤先生にお話を伺いました。みなさんは、旅先で何気なく手にした一枚の地図をじっくり観察してみたことはあるでしょうか。一枚の地図はただ目的地までの道のりをたどるだけではなく、街全体を感じたり、現地の人とのコミュニケーションに利用したり、と世界をひろげてくれる大切なツールでもあります。記事を読んだあとは、身近にある地図や案内表示をじっと眺めてみてはいかがでしょう。
大阪心斎橋にあるスタンダード ブックストアをご紹介します。近年、チェーン展開されている大型書店が続々とオープンする一方、ワクワクするような個人経営の書店は少なくなってきました。そのなかで、「スタンダードブックストア」はオープン当初から独自のコンセプトを貫き、取次から投入される新刊は置かずに、スタッフのこだわりで仕入れた商品(本・グッズ)を揃えた店づくりをしたり、イベントを多数開催したりと、いまでも進化し続けています。今回は、そんなお店の様子を取材したいずみ委員のワクワク度満載のレポートでお届けします。
今回の特集は“音楽"をキーワードにお届けします。アカペラ、ミュージカル、サウンドトラック、いまやあまりお目にかからなくなったレコード、オルゴール、私たちの心を豊かにしてくれるさまざまな音楽の形は、いろいろあります。ここでは、いずみ委員が綴るエッセイでお楽しみください。また、音楽シーンが登場するいずみ委員とっておきの小説もご紹介します。
このほか、今回は、久々に留学便りが復活し、「ニュージーランド便り(全2回)」をお届けします。また、いずみ委員が訪れたカナダ・トロントの図書館レポートを掲載。大好評、西村朱美さんの連載エッセイ「好きならしょうがない」、「大学生協の読書マラソン」、洋書シリーズ「Reading for Pleasure」「出版社のおすすめ本プレゼント」「リレーエッセイ」などレギュラーコーナーも健在です。「くま子のうただより」や「手仕事日和」もお忘れなく! どうぞお手にとってご覧ください。
※6月1日からスタートした第12回全国読書マラソン・コメント大賞(10月7日まで開催)の応募用紙も付いています。コメント大賞は今年も元気に開催中です!
●「よみとも倶楽部」……ご紹介いただける活動を募集中です。
いろいろな大学で取り組まれている読書にかかわる活動をご紹介する新しいコーナーです。活動の規模は大・小関係なく、お茶をのみながらのんびり本について語り合うささやかなものから、大勢の仲間と開催するイベントまで、大学生が主役の活動なら何でもOKです。「私たちの活動を紹介したい!」という方は、編集部までご一報ください。147号は、徳島大学BookCaféを紹介します。
●「今日もひとりの手仕事日和」……手軽にできるハンドメイドをご紹介しています。読者の皆様が「こんなものをつくってみたいけど、まずは『読書のいずみ』で紹介して!」というものがありましたら、編集部へリクエストをお寄せ下さい。
●「くま子のうただより」……短歌の企画がスタートしました。この企画の行く末は皆様の参加状況次第。今回の短歌に返歌、イラスト、感想等なんでもOKですので、ぜひぜひご参加ください。
上記いずれも、編集部メールアドレス(izumi@univcoop.or.jp)へ
◆原田マハ(小説家)VS 熊崎菜穂(金沢大学)・任 冬桜(東京大学)
「地図を編む 世界の見方、伝え方」
◆匹田 篤(広島大学) VS 杉田佳凜・森井礼佳
◆北岸靖子
◆熊崎菜穂
◆門脇みなみ
◆向井悠理(東京外国語大学)
◆河合さやか
◆藤岡香織
◆読書マラソン二十選!
◆いずみスタッフの読書日記
◆北野晶子
◆任冬桜
◆河合さやか
〜 My Favorite Songs 〜読者はがきから
◆北野晶子
◆河合さやか
◆いずみ委員
「奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ」
◆厚木歩(いずみ読者スタッフ・札幌学院大学)
※本誌記事・写真・イラストの無断転載を禁じます。
『読書のいずみ』は大学生協の書籍店で無料配布しています。
品切れの際は、一冊につき82円切手4枚を同封の上、編集部にお申し込み下さい。