新世代ショートショートの第一人者といわれる田丸雅智さんにご寄稿いただきました。本の面白さを「読書」ではなく「書く」経験からもアプローチできるのではないだろうか、と田丸さんは考えます。ちょっと読書は苦手だなぁと思っているひとにも道を開いてくれるエッセイ。是非お読みください。
大学2年生のときに松本清張賞を受賞し『烏に単は似合わない』(文藝春秋)で小説家デビューをした阿部智里さんにご登場いただきました。いまは早稲田大学大学院に通いながら執筆活動を続けている阿部さんが、小さいころから夢だった小説家になるためにしてきたこととは……。執筆のお話や学生生活、シリーズ最新作『玉依姫』のエピソードまでたっぷりと語っていただきました。
2016年はシェイクスピア没後400年ということで、シェイクスピアの研究をされている早稲田大学の冬木ひろみ先生にご登場いただきました。『ヘンリー6世』の舞台との出会いがシェイクスピアの世界に入ったきっかけであるという冬木先生。シェイクスピアと作品の魅力を最初から最後までアツく語っていただきました。高尚に見えるシェイクスピアが、実はとても身近な存在であることに気づかせてくれる対談です。
2016年の夏はオリンピックで大変盛り上がりました。そして次は東京でのオリンピック。新種目にボルダリングが加わります。「ボルダリングって、どんなスポーツだろう」とあれこれ情報を集めているアナタへ、『読書のいずみ』委員の任がボルダリング体験記をお届けします。
今回は「美術」をキーワードに構成してみました。
堀江宏樹さん、藤田令伊さんによるエッセイ、いずみ委員の美術館取材、ムスメと父の山水画トーク、短歌とイラストのコラボ制作で折り本・ポストカードが出来上がりました(期間限定でネット配信予定。詳しくは後日Twitterにてご案内します)。また、レギュラーコーナーのレッツクッキングは特集版としてこちらへ登場。『ジヴェルニーの食卓』(集英社文庫)に出てくる「きのこグラタン」をいずみ風に再現しました。今回も内容盛りだくさん、いろんな美術の楽しみ方をお送りします。
このほか、2016年開催の第12回全国読書マラソン・コメント大賞の結果を「読書マラソン二十選!」に掲載、レギュラーコーナー西村朱美さんの連載エッセイ「好きならしょうがない」、水野邦太郎先生の洋書シリーズ「Reading for Pleasure」、門脇みなみさんの「今日もひとりの手仕事日和」や「くま子のうただより」も健在です! どうぞお手にとってご覧ください。
※今回は2017年度の読者スタッフ募集をご案内中です。全国の大学生で『読書のいずみ』の誌面作成に関わってみたい方、お待ちしています。
応募期間は2017年2月末日まで。詳細については本誌(54ページ)をご覧ください。
●「よみとも倶楽部」……ご紹介いただける活動を募集中です。
いろいろな大学で取り組まれている読書にかかわる活動をご紹介する新しいコーナーです。活動の規模は大・小関係なく、お茶をのみながらのんびり本について語り合うささやかなものから、大勢の仲間と開催するイベントまで、大学生が主役の活動なら何でもOKです。「私たちの活動を紹介したい!」という方は、編集部までご一報ください。
●「今日もひとりの手仕事日和」……手軽にできるハンドメイドをご紹介しています。読者の皆様が「こんなものをつくってみたいけど、まずは『読書のいずみ』で紹介して!」というものがありましたら、編集部へリクエストをお寄せ下さい。
●「くま子のうただより」……短歌の企画が早くも第3回。この企画の行く末は皆様の参加状況次第。今回の短歌に返歌、イラスト、感想等なんでもOKですので、ぜひぜひご参加ください。
上記いずれも、編集部メールアドレス(izumi@univcoop.or.jp)へ
◆阿部智里(小説家)VS北野晶子(信州大学大学院)・田中美里(早稲田大学)
◆藤田令伊
〜芸術家の人生からのアプローチ〜
◆堀江宏樹
〜金沢21世紀美術館〜
◆熊崎菜穂
◆北野晶子
◆いずみ委員
〜読者はがきから〜
◆短歌部部長 × 美術部副部長
〜小説に出てくる料理を自分の手で再現!〜
『ジヴェルニーの食卓』(原田マハ/集英社文庫)
◆石橋純子・中村香奈子
◆河合さやか
◆任冬桜 × 父
※本誌記事・写真・イラストの無断転載を禁じます。
『読書のいずみ』は大学生協の書籍店で無料配布しています。
品切れの際は、一冊につき82円切手4枚を同封の上、編集部にお申し込み下さい。