阿部 智里さん(小説家)
VS
北野晶子さん(信州大学大学院農学研究科 M2)
田中美里さん(早稲田大学文化構想学部2年)
文春文庫/本体 670円 + 税
「八咫烏」の一族が支配する異世界「山内」で始まった、世継ぎの若宮の后選び。集まった四人の姫がそれぞれの思惑を秘め競い合う。予想を裏切る展開に、震えること必至。(北)
文春文庫/本体 670円 + 税
后選びの状況で、若宮に使えることになった少年・雪哉。否応なしに巻き込まれる、朝廷内の策略と陰謀。同じ時間軸で繰り広げられる巻一と巻二は、全てのプロローグ。(北)
文春文庫/本体 670円 + 税
「山内」で危険な薬が出回り、雪哉が住んでいる村で「烏」たちを喰う大猿が現れる。その中で唯一の生存者、小梅を中心に「山内」の闇と「金烏」の本質が明らかにされる。(田)
文藝春秋/本体 1,500円 + 税
近衛隊の「山内衆」になるための学校、「勁草院」に通い始めた雪哉。出会った仲間たちは家柄も性格もバラバラ。お互いぶつかり合いながら成長していく姿は青春そのもの。(田)
文藝春秋/本体 1,500 円 + 税
人間界から描かれる「山内」の世界。高校生の志帆は、村の生贄とされ、「山内」で「山神」の母として「玉依姫」の役割りを担うことに。「自己」の存在について考えさせられる一冊。(田)
(収録日:2016年 10月26日)
※阿部智里さんへのインタビューは、まだまだ続きがございます。
続きをご覧になられたい方は、大学生協 各書籍購買にて無料配布致しております『読書のいずみ』2016年12月発行NO.149にて、是非ご覧ください。
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阿部さんの著書『玉依姫』(文藝春秋)のサイン本を5名の方にプレゼントします。本誌綴込みハガキに感想とプレゼント応募欄への必要事項をご記入の上、本誌から切り離して編集部へお送りください。
こちらからも応募ができます。
応募は 2017年 1月 31日消印まで有効。
当選の発表は賞品の発送をもってかえさせていただきます。
■略歴
1991年、群馬県生まれ。
2012年早稲田大学文化構想学部在学中に史上最年少(二十歳)で松本清張賞を受賞。デビュー作『烏に単は似合わない』は、八咫烏の世界を舞台に緻密な世界設定を行ない、意外な結末をはらんだストーリーも高い評価を受けた。13年『烏は主を選ばない』を上梓、14年早稲田大学大学院文学研究科に進学、『黄金の烏』を上梓、15年『空棺の烏』を上梓。「オール讀物」「小説新潮」など各小説誌にも短編を発表。「八咫烏シリーズ」は累計六十五万部を越える人気シリーズとなっている。