いずみの本棚
〜2026年4月の本棚から〜

 『読書のいずみ』編集部に届いた本
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2026年4月の本棚から

『月夜航路 Returns』
秋吉 理香子



講談社 / 定価1,760円(税込)
ISBN:9784065435038

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事件の鍵は、文学にあり。

夫と子どもたちとの関係に悩み、家を飛び出した涼子は、夜の街で出会ったBARのママ、ルナと共に大阪を旅した。東京へ戻った涼子が、再びルナを訪ねたとき店に届いた古いノートパソコン。誰が、何のために送ってきたのか。涼子はパソコンを開くパスワード探しを手伝うことに。行く先々で事件に巻き込まれながら、パスワードを試していく二人。願いを込めた仕掛けに挑めるチャンスは、5回。鍵を握るのは、1冊の本。

特別掌編&東京文学旅MAPフリーペーパー付き。

日本テレビ系で4月8日からスタートした「月夜行路 ー答えは名作の中に ー」の原作シリーズです。
 『月夜行路』のルナ&涼子が大阪の旅を終え、舞台は東京へ。
ミステリーと文学散歩が一緒に楽しめる作品です。 

  
 

『青のナースシューズ』
藤岡 陽子

角川書店/定価1,980円(税込)
ISBN:9784041157770
 
  
 
    
頼られ、応える。 ぼくは命と寄り添う看護師になる。医療×青春小説!
シングルマザーで働き詰めの母に代わって車椅子の弟の面倒を見てきた岡崎成道は、看護師を目指して大学に進学する。40人のクラスに男子はたった5人。覚悟はしていたものの看護業界は女性中心で、講義も実習もトラブル続きだ。自分は必要とされていないのではないか。思い悩む成道は、ある患者の担当になり――。

看護師を目指す岡崎成道と仲間たちの、大学入学から卒業までの4年間を描いた物語。
まだ数の少ない男性看護師という立場に戸惑いながらも、看護実習で出会う患者一人ひとりに向き合い、「命に寄り添う」という仕事の意味をまっすぐに見つめていく姿に心を動かされました。
男子学生にスポットが当てられていますが、物語全体としては「なぜ看護師を目指すのか」という問いに、それぞれが悩みながら自分なりの答えを見つけていく姿が印象的です。読んでいるうちに、自分にもまだできることがあるのかもしれないと、そっと希望をもらえる一冊です。
特に看護学部のみなさんには、日々の学生生活の中で思い当たる場面があるかもしれません。(大)


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