生協職員からの新刊お奨めの本紹介

『誰の味方でもありません』新潮新書 古市憲寿著

表紙

『誰の味方でもありません』
新潮新書 古市憲寿著

最近よくテレビで見かける、結構好き勝手な事を言っている人。
でもなぜか気になるこの人はどんな本を書いているのだろう。と興味もあった。
しかし本のタイトル「誰の味方でもありません」こんなにはっきりと強気なタイトルに、もう読むしかない!と思い手に取ってみた。

「はじめに」の一文に「この頃の日本は、何だか怒りっぽい」とある。確かにこの本のオビにもあるように「なんでそんなに怒るの?」と思う事が多々ある。また「時代や環境が変われば「正しさ」は変わってしまう。」と買いてあったのも印象的だった。
「正しさ」や「常識」も人それぞれの捉え方や年代で違うから、何が「正論」かなんて一概には言えないと思った。なんだか「はじめに」だけ読んでも自分の考え方が少しだけ変わったような気がした。本の内容は週刊新潮で連載していたものがもととなっていて、1つのコラムが短めなのでとても読みやすい。

笑えるものも多くて、コラムの最後には後日談もあり、それがまたおもしろい。 テレビでしか知らなかった著者の印象は「世間を見下している、冷めた人」だったのが、この本を通して「意外と普通で、知識や経験豊富なチョコレート好きな人」に変わった。
書店で働かせてもらっているというのに、恥ずかしながら普段読む本といえば、ファッション誌・コミック・占い本と言っていいほど活字を読まない私がさくさく読めました。年代問わず、そして読書初心者の方には本当にオススメしたい1冊です。


北海学園生協 芦浦沙百合