2020年は新型コロナウィルス感染症に伴い、世界中の人々が大変な混乱と不安な時間を過ごしました。最近は少しずつ、元通りとはいきませんが日常を取り戻しつつある方もいるかと思います。
今年の新入生はまだ一度もキャンパスに行けていない方もいるのでは、また先輩たちはいつもとは全く異なる生活をお過ごしではないでしょうか?
『仕事本 わたしたちの緊急事態日記』は、4/7の緊急事態宣言発令から4月末まで、様々な業種、年齢、性別の働く人がどんな気持ちでいたか、どのように仕事や生活をしていたのかを記録する77人分の日記です。
不要不急の外出を控えていた中で、周りの人々がどんな風に過ごしていたのか、なかなか見る機会がない学生さんもいらっしゃったのではないでしょうか。様々な仕事からみた「コロナ」と「仕事」は、日記形式ということもあり、リアルで、共感したり驚いたり様々な感情を読者に巻き起こします。
また、自分が将来働くなかで思ってもみないような緊急事態がやってきた際、今を生きる大人たちはどんな風に乗り越えたか知ることができる本ではないでしょうか。
日記を読みつつ、「2020年4月〇日、わたしはこんな想いで過ごし何をしていたのか」を振り返ることや記録しておくことは、何の確証もありませんが、何かしらの財産?指標?になるのではないかと個人的に思っております。学生の皆さんもまだまだ予断を許さない状況ですが、この日記を読みつつ(すでにしている方もいるかもしれませんが)この一連の事態を振り返ってみるのも良いかもしれません。
そして色々なことが落ち着いてきたら、生協で元気いっぱいな姿を見られること心待ちにしております!
横浜国立大学生活協同組合
書籍担当
永井 温子