生協職員からのおすすめの本紹介

『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』マンガ・文:Jam
監修:名越康文

表紙
『多分そいつ、今ごろパフェとか食ってるよ。』

マンガ・文:Jam
監修:名越康文
サンクチュアリ出版

ISBN
9784801400535

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「人間の悩みはすべて対人関係によるものである」とアルフレッド・アドラーが言うように皆さんが悩むとき、そこには「だれか」いませんか?人付き合いは学生である今も卒業してからも離れることはできません。

いわゆるコミュニケーションの弊害…気疲れ、ストレスを少しでも減らし、楽に生きていくためにやっかいを手放す方法をこの本は4コママンガとともに教えてくれます。

「人からどう思われるかが気になる」「いい人と思われたい」「嫌われたくない」と、人の目を気にし、SNSに振り回され、自分のことを後回しにする、そんな学生さんをたくさん見てきました。息苦しくないですか?

私自身学生の頃は、周囲の目というよりも自己のこだわりに縛られていたタイプでした。
「こうあるべき」「こうすべき」という考え方が強く、そのため、少しでも外れた行動をする人に怒りを感じていました。そして、その怒りを何日も持続させていたのです。今考えると体力と気力があったな、と思うのですがその数日は、「不快な相手を脳内にずっと住まわせてやっていた」ということだったのです。

しかも、当の相手は全く気にしていないという自分だけが労力を無駄にしていただけ。相手は自分ではないのだから、自分が悩むと相手も同様に考えているわけではないというのは当たり前のことですよね。

ま、そもそも「~べき理論」0か100かみたいなことは、自分を追い詰めるだけってことに気づき、手放すことで楽になりましたが。

事実や起きた出来事は変えられないけど、それをどう受け取るか、どう認識するかは自分が選ぶことができるし、だれと一緒にいるか、いないか、今日一日を楽しいことを考えて過ごすか、悩んで過ごすかも自分で選ぶことができるんです。自分を大切にする、その方法を知るきっかけを得てみませんか?

北海道大学生協 書籍部Clark店 三浦 紗也香
長崎大学生協文教店 
書籍部
永友 美和(キャリアコンサルタント)