2025年度 第1回 社会的課題委員会 開催報告
-CONTENTS
開催概要
日時2025年2月22日(土)13:00~17:00
会場
オンライン開催(Zoom)
当日の様子
全国社会的課題委員会とは
以下の目指したい姿を実現するために、以下の位置づけで各階層別委員会、各ブロックから集まった委員と共に政策議論・政策執行を行う理事会設置委員会です。
目指したい姿
- 地球市民の一人として、大学コミュニティを通じて持続可能な社会を実現していく組合員
- 持続可能な社会の実現に向けて、知り・知らせ・考え・話し合い・行動するきっかけをつくる大学生協
- 持続可能な社会の実現に向けて、大学生協の取り組みを社会に発信し、社会を変えていく大学生協
① 年間の社会的課題推進テーマについて
25年度社会的課題委員会で力を入れていくこと
- 2025年度は戦後・被爆80年、阪神淡路大震災から30年と世の中で社会的課題への関心が高まる年となることが予想されます。この節目に合わせて改めて大学生協が社会的課題に取り組む理由を確認し、組合員に広げるとともに、身近なところから社会的課題の「解決」に向けて取り組むことの大切さを考えたい年になります。
- 組合員とともに大学生協として社会的課題に取り組む意義を考えていきましょう
- 組合員とともに「社会的課題」を知り・知らせ・考え・話合い、「解決」に向けて行動していきましょう


② 大学生協の平和活動について
平和を自分事として考え拡げることができる仲間とはどのような人たちなのか
- そもそも大学生協が「よりよい生活と平和」の実現を目指す意義を話したうえで、平和を自分事として考えること、拡げることができる仲間とはどのような人たちなのかを問いかけました。
- 大学生協が目指す「平和」を拡げ自分事として考えられる仲間を増やしていくために、今後も大学生協の平和活動について考え続けましょう!


③ 日本生協連のふくしまツアーに参加して
原発事故と被災後の生活に目を向けて
- 日本生協連主催の福島第一原発廃炉視察に同行した2024年度全国社会的課題委員から参加報告を行いました。人々に実態を説明をすることと人々から合意を得ることとは別であるということ、大学生協は「生活」協同組合だから、人の「生活」にも目を向けて考えていくことが必要だということが述べられました。
- 自分の生活を自分で守ることができるか、根本的な問いですが一度皆さんも問い直してみませんか。


④ 激甚災害支援・防災の取り組みを強めていくために
2025年という大事な年に
- 今年は阪神淡路大震災から30年、能登半島地震から1年という節目です。そもそも激甚災害支援・防災とは何か、なぜ大学生協が激甚災害支援・防災に取り組むかの提起を行いました。また、それぞれの災害から月日が流れていく中で過去の災害を風化させないために、何をどのように伝えていくかの協議を行いました。
- 記憶を風化させないための取り組みの一環として「3.11バトンリレー」の紹介を行いました。全国社会的課題委員会終了後にはそれぞれのブロックのSNSアカウントにてバトンリレーが行われました。
↓各地のバトンリレーの投稿↓



⑤ 地域報告・階層別委員会報告
各地の取り組みをもとに意見交換が行われました。今後の活動にとって活かせる時間となりました。
注目する取り組みとポイント
激甚災害支援・防災
- 奈良県立大学生協「防災意識向上ウィーク」
<概要>
- 「ふくしま」スタディツアー2024に参加した学生委員二人が当然と思っていた日常生活のありがたみを実感し、普段の生活を少しでも守るために、防災意識を高める必要性を実感してもらうために、企画を発案しました。
<ポイント>
- セミナーで学んだことをジブンゴトとして考え、さらに周囲の人に伝えることで、より防災意識を広めることができました。
また、付箋出しや体験ブースなどで参加者が主体的に取り組めるようにしており、より多くの組合員に防災をジブンゴトとして考えてもらえるようにしました。
環境
- 大阪教育大学生協「リ・リパック回収」
<概要>
- リ・リパックの回収ボックス設置を増やすため、大学と協議を重ねている。
- 複数種ある容器の形に合わせてボックスを加工し、積まれるように工夫している。
- リ・リパック使用商品の販売場所付近にて、リ・リパックの回収場所をまとめた地図を掲示している。
<ポイント>
- 大学と協力しながら、工夫し、組合員にリ・リパック回収の意識を拡げ、組合員と共に環境活動に取り組んでいます!
平和・国際貢献
- 宮崎大学生協「PeaceNow!宮崎」
<概要>
- 対象:組合員
内容:PeaceNow!に参加した学生委員の持ち帰り企画として、組合員に対して、PeaceNow!報告資料・宮崎県の戦跡の掲示、あなたにとっての平和とは何かを付箋出しするブースを設置。
<ポイント>
- 付箋出しでは、張り出された付箋に対して、他の組合員が「共感する!」などの感想も張り出せるようになっており参加者同士で平和について考えることができていました。
消費者
- 千葉商科大学生協「多重債務問題啓発活動」
<概要>
- 千葉県と協力して学生委員、専務理事、県庁職員と一緒に消費者問題に関する資料を配布しました。特に借金の返済のための借金を繰り返し、借金が雪だるま式に増える問題(多重債務問題)について、大学生にも伝えるために実施されました。
<ポイント>
- 行政と協力し、大学生に消費者問題について知ってもらうきっかけをつくることができていました。「お友達にも渡してください」などと呼びかけをすることで、より多くの組合員にも届けることができました。