全国学生委員長セミナー2025 開催報告

開催概要
| 日時 | 2025年8月27日(水)10:00-18:00 |
|---|---|
| 開催形態 | Zoom上でのオンライン会議 |
| 主催 | 全国大学生活協同組合連合会(主管:全国学生委員会) |
| 運営体制 | 実行委員長 髙須啓太(全国大学生協連理事・全国学生委員長) 企画局長 浦田行紘(全国大学生協連理事・全国副学生委員長) 事務局長 志村颯太(全国大学生協連執行役員・全国学生委員) 全国学生委員長セミナー2025 実行委員 |
| 参加規模 | 65会員生協127名 |
開催目的・獲得目標
開催目的
- 『大学生協らしさ』『学生委員会らしさ』を意識し、対話を通して仲間とともに学生委員会活動に取り組めるようにする。
獲得目標(本セミナーを通して、目指した姿)
- 大学生協・学生委員会が組合員の想いを軸に、「組合員のよりよい生活と平和」を目指して活動しているということを捉えることができる。
- 正副学生委員長同士が学び合い、学生委員会の旗振り役としての理想の姿を語ることができる。
各学びの時間
【企画1】ともに実感!“協同”がつくる、よりよい未来
◎達成目標
- 「組合員のよりよい生活と平和」とは何かを言語化するとともに、目指す必要性を考えられるようになる。
- 学生委員会活動を通して、「組合員のよりよい生活と平和」を実現するための協同の良さを語れるようになる。
- いま行われている大学生協の取り組みが「組合員のよりよい生活と平和」に貢献しているかを実感し、大学生協のさらなる可能性について考えられるようになる。
◎企画の内容
事前課題として大学生協の成り立ちを学び、そのうえで「もし大学生協がなかったら…?」と題して大学生協が存在しないと困ること、協同できなくなったときに困ることを考えました。出身大学生協の解散を経験したことのある実行委員が当時の経験を話し、大学生協がなければ多くの組合員同士のつながりが失われてしまうことを訴えかけました。そのうえで、参加者自身の「協同体験」を語り合う中で協同の良さに気づき、学生委員会の活動を通して協同していくことで、自分たちの生活がどのようによりよくなっているのかを出し合いました。最後に設立趣意書や組合員の現状から、自身の所属する大学生協がどのような想いを根底に持っているのか、何をしているのか、今後どのようなことができるとよいのか考えました。


3人の実行委員から提案があり、グループワークも行われました!
【企画2】「対話」を軸にした旗振り役とは?
◎達成目標
- 学生委員会の旗振り役とは何かを理解し、自分の言葉で説明できるようになる。
- 組合員を意識した学生委員会内での対話を意識し、今後の活動を考えられるようになる。
◎企画の内容
参加者自身が考える旗振り役がどのようなものかということを話し合いました。その後、実際にこれまで各大学生協の正副学生委員長を経験してきたメンバーから、委員会の旗振り役としてどのようなことを意識してきたのか、何を頑張ってきたのか、分人会の中で話していただきました。(分人会の詳細は次のセクションへ!!)分人会の終了後、聞いた内容を基に参加者自身が「大切にしたい!」と考えた想いや、その想いを実現するためにどのように具体化していくのかを考えました。正副学生委員長経験者の話を聞いてとても強い意志を持つことができたからこそ、その意志を一過性のものにしないために具体化までこの場で考えていくことを目指しました。ぜひ、今後の行動にも移していきましょう。
3人の実行委員から提起があり、グループワークも行われました!
◎分人会
学生委員会の正副学生委員長を経験してきたメンバーから、学生委員会の中でどのような対話を行ってきたのか、旗振り役としてどのようなことに意識して取り組んできたのかをお話しいただきました。「楽しさを大切にする」「職員とのコミュニケーションを重視する」など、各自が大学生協らしさを意識しながらも大切にしていたことを伝え、参加者を鼓舞することに繋がりました。
| 発表者 | タイトルと内容 |
|---|---|
| 北見工業大学生協 古田清史郎 さん |
ありがとう 執行代が執行代らしくあるために。 |
| 岩手大学生協 村山真子 さん |
不安を逆手に!対話で築く「みんなで」の雰囲気 「みんなで」つくりあげる学生委員会とは? |
| 東京大学生協 森田匠 さん |
Re:部室・部会から始める委員長生活 「対話」をするには「対話」ができる環境から! |
| 愛知教育大学生協 岡田健吾 さん |
委員長は「対話」がカギ! 学生委員会と対話は密接に関わっている! |
| 兵庫県立大学生協 吉川銀人 さん |
楽しさ×運営力 学生委員会の「楽しい」は委員長から! |
| 広島大学生協 江藤宏祐 さん |
悩みをワクワクに変えるヒント~委員長1年の体験談~ 委員長の強みは自分の強み! |
| 宮崎大学生協 竹元七夕 さん |
「ともに進む」旗振り役として みんなが輝く学生委員会での旗振り役とは? |
7人の学生委員長経験者から、それぞれ大切にしていたことを話していただきました!
【企画外】書影アワード
企画外の時間で「書影アワード」を実施しました。各地の学生が「書影」すなわち表紙のデザインだけで選び、エントリーした本の中で、どの本の「書影」がもっとも興味を惹いたか投票をしてもらい、上位3作品を決定しました。今後、選考された3冊を読んだ学生の感想を集め、ベストコメント賞を選定する予定です。参加者の感想

はじめて他の正副委員長の話を聞いてみんな同じ悩みを抱えてていることを知れて他大学のやっていることを聞けてすごく意義のある時間になった。今回の会を通して学んだことをもとに運営の仕方についてもう一度2役で話し合いたいと思います。

「みんなのために」「みんなで」ということが協同の基本だと思うので、まずは学生委員でそれをしていくことが大切だと思いました。

自分が副委員長として大切にしていきたいことや軸を今一度しっかり見直すことができました。学生委員会としての活動方針も今回のセミナーを参考にもう一度話し合いたいと思います。

今回は、いろいろな人の事例やお話を聞いて改めて自分の副委員長としての振る舞い方を考え直す機会になった。みんなとのコミュニケーションを大切にする副委員長を目指そうと思った。

様々な委員長としての在り方を知って、自分に合う委員長像を考えることができました。今回のワークシートやキャンバでの取り組みを見返しながら方向性を考え続けられたらと思います。
ご参加ありがとうございました!!

















