お仕事と家庭の両立
早稲田大学生協 所沢店 中島 瞳 店長

名古屋市立大学生協 中川明日香 専務理事

2024年4月に双子を出産し、2025年4月に購買の店長として復帰しました。
復帰直後は子どもの体調不良が続き、思うように出勤できず、引継ぎも遅れてしまいご迷惑をおかけしましたが、今はなんとか働きながら子育てをする日々が「あたりまえ」になってきました。

初めての出産、夫婦ともに実家が遠い、そして双子という状況もあり、出産直後は夫の仕事もかなりセーブしてもらうことになり、職場のみなさまには本当に多くのご迷惑をおかけしたと思っています。行政のサポート(育児支援ヘルパーなど)もフル活用し、「こんな制度があるんだ~」と非常にありがたく思いました。

復帰した当初は、5年ぶりの販売系店舗勤務、システムも大きく変わっていてわからないことだらけで、部下やパート職員さんの求めることに応えられず、毎日もどかしさを感じていました(今も…)。そして1年3か月の産休・育休を経て、思っていた以上に頭も体も思うように動いてくれなかったなと思います(これも今も!苦笑)。

「お仕事と家庭の両立」というお題をいただいたのですが、それぞれに対してどのように日々向き合っているかを改めて考えてみました。「両立」というと、それぞれがバランスをとっているイメージになりますが実際は、どちらかに傾いていることもあります(笑) 良い意味で完璧を目指さず、どちらも楽しくやりたいな~ということを常々思っています。

まず、仕事について。今所属している生協には出産~育休復帰を経験した女性職員はもちろん、子育てを経験された男性職員も多く、みなさんからの声掛けが復帰への不安を軽減してくれ、今もその存在がよりどころになっています。お店のみなさんも大変あたたかく迎え入れてくださり、いつも支えてもらっていることに本当に感謝しています。
仕事中は、できなかったことには「ごめんなさい」、助けてもらったら「ありがとう」をきちんと伝えるようにしています。部下の職員やパート職員さんが「これを解決してほしい」と思っていることには、(できているかはわかりませんが)誠意をもって向き合うようにしているつもりです。
このように書くと自分だけが苦労してやりくりしているように聞こえてしまいますが、1日の時間内にどうしても解決できないことがあるとか、夜の業務、休日の出勤を任せてしまっていることなど、身近な職員に負担をかけてしまっているのも本当のところです。そこは完璧ではなくても、きちんと向き合って対応することが、信頼につながると信じてやるしかないのかなと思っています。

そして、家庭について。我が家では、朝は夫が保育園に送り、私は夕方のお迎え担当です。
朝起きてから夜寝るまで驚くほど速く時間が過ぎ自分の時間はほとんどありませんが、余計なことをモヤモヤ考える暇も無く過ぎていく、そんな生活も悪くないなと思います。
出勤時間がいつもより早いとか夜の業務がある日は、「できる方がやる!」と割り切って柔軟に対応しています。夫婦ともに生協職員なので、業務スケジュールはある程度共有して、お互いの「絶対に休めない日」「休まざるを得ないかもしれない日」は事前に把握するようにしています。とはいえ、優先したいことが重なると、ケンカしながら調整します(笑)
お互い土日の勤務や、(夫は)出張もあるので、そんな時はそれぞれ文句を言いながらワンオペを頑張り、ちょっと良いお土産に期待します!(期待通りのお土産が返ってくることはあまりない・・・笑)あと、誰かが病気になると生活のペースが一気に崩れるので、日々元気に過ごせるよう免疫力を高めるために、「親も子も栄養のある食事をたくさん楽しく食べる!」ということは意識しています。

夫婦ともにまぁまぁの高齢育児なので体力的にはしんどい部分もありつつ(苦笑)、双子育児は「大人の手が足りない~」と思うこともありますが、子どもが1人でも大変なものは大変。人数の問題ではなく、状況の受け止め方次第なのかな~とも思う日々です。
仕事も子育ても「本当はもっとこうできるのに」と思わず、「今はそういう時期だから」と割り切り、これが「今の我が家の日常(あたりまえ)」なので、人と比べず、今ある生活の中でできることに目を向けるようにしています。

そして、子育てに限らず、さまざまな事情で働く上での配慮が必要な状況になることがありますが、自分がしてもらって助かったことは、今度は自分が返していこうと思いながら、これからも働き続けていきたいです。

PROFILE

中島 瞳 店長

早稲田大学生協 所沢店

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