今回は、5月で代替わりをした奈良教育大学生協の正副学生委員長にインタビューを行いました。教育大らしさを発揮しながら多くの組合員と取り組む姿や、ぶつかり合いながら学生委員会全体や3役体制を組織してきた裏側について聞いてきました!

小島:奈良教育大学生協学生委員会で日々どのように活動しているか聞かせてください。
井伊:基本は共済、店舗購買、IPE、広報の4つの局活動を通年で活動していて、前期は局活動と夏祭り、後期は新学期に向けた班ごとの活動をしています。全員参加型です。私は、共済局と夏祭りではステージ班、新学期では新入生歓迎企画でした。
足立:店舗購買局、同じステージ班、新学期は大学生活説明会担当でした。
小島:学生委員会の一人ひとりの雰囲気や個性はどんな感じですか?
足立:クラブ活動をしている人もいるので、必ず部会に来るとも限らないですが、みんなで仲良く活動しているのは特徴だと思います。
井伊:2年生になってくると局ごとの繋がりだけでなく、班活動での繋がりなども増えるので、色々な局のメンバーと仲がいいです。今年は、癖の強い人とか、面白い1年生も入ってきましたね。
小島:学生委員会での一大イベントは何ですか?
井伊:夏祭りですね。テスト前の時期に、組合員に向けた夏祭りを行っています。最近では、附属小学校や幼稚園の子供たちも参加するようになってきて、子供も組合員も楽しめるように、歌・ダンス・ゲーム・クイズ大会などを催すステージ班、スーパーボールすくい・ストラックアウトなど子供たちに視点を当てたアミューズ班、大学生も買って帰れるフード班があります。昨年から土曜日開催にするとか、子供に視点が当たりすぎたので、基本的には組合員に視点が当たるように情報宣伝の工夫と、大学生が喜ぶ景品を選ぶように工夫しています。
小島:地域や大学の特徴が溢れていていいなと思います。子供たちも参加する中で、組合員や学生委員の反応はどうですか?
足立:先生になる人が多いので、子供たちをどう楽しませるのか考える機会があるのは貴重だし、学生委員の成長にも繋がっていますね。
井伊:子供たちと接していくことによって、地域を盛り上げることにも繋がるし、それによって学生委員だけではなく、奈良教育大学全体の組合員のイメージにも繋がるとも思います。
足立:大学近隣に住んでいる方へ「当日うるさくなるので、すみません」や「もしよかったら来てください」とビラを配りながら挨拶回りをして、地域と繋がる場面もあります。
井伊:附属小学校だけでなく、近くの別の小学校に出向いて挨拶もしていて、そこから参加してくれる子もいます。また、数学専修で数学教室を毎年やっていますが、今年はその受付日を同じ日に設定したことで、広く組合員との繋がりも増えましたね。
小島:色々な人との関わりがあって素敵ですね。夏祭りを経て次は新学期活動に移ると思うけど、力を入れていることと言えば何ですか?
井伊:自分が関わった班にそれぞれ誇りを持っていて、委員会を続けるか悩んでいるメンバーも新入生と関わってやりがいを見つけて、これまで頑張っている人はいるし、そういう成長の場面になっていますね。メインは、「なんそう(何でも相談会)」っていう履修の手伝いをする企画ですね。新入生の99・6%の参加なんですよ。今年は他の企画でもそれくらい来てもらえるように頑張ろうと専務と話しているくらいです。
足立:うちの大学で履修を組むのは、自分が取る免許に応じて変わるので特に難しいんですよ。この企画がなかったら履修大変ってなるくらいです。全ての専修をカバーしたいので、友達とか他の組合員を呼んで説明してもらっています。
井伊:入学時点では、副免許までは考えきれないんですが、1年生のうちに考えておかないと、4年間のカリキュラムをしっかり組めないので、時間がかかる人だと3時間くらいマンツーマンでやってます。履修以外の部活とかも相談していますね。私もこの企画に参加して学生委員会に入ろうとなったくらい、自慢の企画です。


小島:総合窓口みたいになってるんだね。こういった取り組みも踏まえて新正副委員長になったと思いますが、どういう経緯か教えてください。
井伊:正直、委員長をする気はなくて、何かしらの企画で長をやるかもなーくらいの感覚で活動していました。委員長決めの頃に、名前を挙げてもらったのがきっかけで、その時に、しげもしたいって言っていました。
足立:僕は「したい派」でした(笑)。

井伊:私は、したいという人もいる中で、こんな気持ちでやっていいのかなと申し訳ない気持ちもありました。怖くて不安でした。周りの後押しとかで立候補しようということになって、しげと一騎打ちになりました。最終的には投票で決まるのですが、投票までにも「どういう想いを持っているか」をみんなの前や2人でも話しました。そういう話もしつつ、普段の生活や評価を全て紙に書かれてデータ化されて、全体の連絡先で共有されて…。その時期は新学期も大詰めでピークの忙しい時期でメンタルもボロボロでしたね。最終決定は3月上旬で、5月の総代会を経て代替わりでした。新学期の時期はドタバタしていましたね。
小島:マジの役員選挙みたいだね(笑)。率直に決まったときの気持ちは?
井伊:もうその時はある程度心には決めていたので、頑張るしかないって感じでした。
足立:頑張ろうって感じですね。委員長に落ちたときに、副委員長も何人かまた立候補だったので。
井伊:そこからは投票じゃなくて、私が選ぶっていう感じで、委員長決めの時のメンタルよりも、副委員長を選ぶ時がしんどかったです。誰かに聞いてまわるよりも、自分がそれぞれの立候補者から直接聞いて、誰がしたらいいのか決めていきました。
足立:支えてほしいって言われたので頑張るしかないなと思いました。
井伊:しげとは、話をあまりしたことなかったけど、決めるときに色々話をして、そんなふうに考えているなら任せられるなと思って選びました。
足立:しんどかったですね。
小島:そういうふうに決まったわけですが、個人としても学生委員会全体でもいいので、これからの展望について考えていることを聞かせてください。
井伊:1、2年生で70人くらいいるので、局とか班とか専修同士で固まったりせずに、学生委員会全体で仲良く楽しくできたらと思っています。立ち位置やポジションを見つけられる場所にしてほしいし、企画を通してやりがいを感じてほしいと思っています。1年生がそれなりに活躍して成長してくれることも楽しみです。

足立:学生委員会の執行期間は短いので、委員長が言うように僕も思っています。副委員長ってところで言うと、委員長ができないことを全面でバックアップしたいですね。エリアの連帯企画とかセミナーに出ることも多いし、パソコンもわりとできると思うので、それは頑張りたいです。もう一人の副委員長(川口萌さん)は、人と人を繋げるのが得意なので、2人で違うアプローチで役割発揮し合って、委員長を支えられたらと思います。
井伊:副委員長は結構違うタイプで、その中間に私がいるみたいな感じで、専務からもバランスいいねって言われますね。パソコンとか本当苦手なので、部会終わった後に「まとめておいたよ」みたいな感じで、やってくれているのがありがたいです(笑)。やることの取り合いもないし、自分たちの得意不得意を知っているので、今は言わずとも理解してやっていますね。落ち着いています。
足立:はじめは、衝突したりしていましたけどね。
井伊:すれ違いとかもあったりしましたね。お互いを理解していないから、どうしようって思うことはありました。情報のやりとりも個人で連絡し合っていた時もありましたが、今は3人で共有して判断して、自分たちで引き受けるか、局長に頼むかとか工夫しています。最初は苦労しましたが、3役と4局長のバランスも今はいい感じですね。1年生とは距離の近い存在になりたいですね。局には入ろうって話していました。
足立:局活動においては、自分たちよりも局長の方が上なんですよ。平として動いてます。ずっと短冊とか切りましたもん(笑)。あと印刷もめちゃ行かされます(笑)。
井伊:永遠にラミネートし続けるとか(笑)。そういう雰囲気の方が1年生も話しかけやすいかなと思います。いじられる時もありますね。
小島:そういうのも大事だね。正副委員長って、偉い人なのかな?って普通は思うからね。
井伊:1年生と最初の頃に個人的にやりとりしていた時の話で、今だから言ってきますが、「生協学生委員会のボスとやりとりしてしまってる、やばい、凄いかしこまった文打たなきゃ」って、凄く堅苦しい敬語で送ってきたりしてたんですけど、いざ入ったら、自分こんなキャラやし、パシられてるし、いじられてるしみたいなのを見て、1年生も知って、「いじりやすいですね」みたいな(笑)。みんなと同じ位置で活動したいなって思っています。
小島:組織が凄く良い雰囲気だなと思います。そんな学生委員を職員も気にしていると思いますが、専務との関係や今後の活動の中でどのようにしていきたいと思っていますか?
井伊:専務はもう…「なんでも相談窓口」ですね(笑)。私情的な悩みとか、友達に相談できないことも全部言っちゃえる存在です。とても気さくな方です。すぐ専務の机の隣まで行って話しちゃいます。
足立:仕事止めて話してくださりますね。
井伊:学生で話してるときにも、「何話してるの?」と聞いてくれるので、相談しちゃいますね。最近だと、1年生が新学期担当分けのときに揉めちゃったんですよね。1年生からも「どうしたらいいか分かりません」と相談されていて、「どのくらい関わってあげたらいいですか」とか聞きました。どうしてもせっかく入ってきてくれたのに、辞めちゃうのはつらかったので、その辺のアドバイスを貰いました。役職ついていないメンバーも専務との距離が近くて、悩んだら話せている良い環境ですね。


小島:素敵な専務ですね。これからの意気込みや、同じ立場で頑張っている全国の仲間へメッセージをください。
井伊:私たちは代替わりが早いので、今の時期は割と落ち着いていて、1年生のためにどう引き継ごうかとか、来年のことも考えた行動に少しずつ切り替えています。代替わりしたてだと「私が委員長でいいのかな? ふさわしいのかな?」と不安な人もよくいると思います。また、副委員長とかとも信頼し合えていない時期も始めはあると思います。人間関係とかで悩むとかもあると思いますが、話していくうちに同じ方向性で動けるようになると思うので、素直にみんなを信じて頼って活動していけるといいと思います。
足立:3役の関係性が大事だなと思います。委員長は話すのが得意だし、温かく見守ってあげていて相談窓口になっていると思います。僕にはそれが無理なので、お互いのことを分かり合って、学生委員会のことについて同じゴールを見て、お互いに言わなくても分かり合える関係になったら、一番やりやすいと思います。委員長が辞めたとか聞くこともたまにあるので、3役が衝突したら一番しんどいと思います。関係性が大事かなと思いますね。
小島:素敵なインタビューありがとうございました。