2015年03月27日(金) | 新着情報
6434人の死者を出し、全半壊24万9180棟に及んだ未曾有の大震災、 阪神淡路大震災から20年経ちました。 大学生協では、去る1月17日に神戸の地において 「阪神淡路大震災20年メモリアル」を開催しました。 震災を振り返ると共に、このメモリアルを紹介します。
学生の被害と 大学関係の被害
阪神淡路大震災では、神戸大学の39人をはじめ、31大学で111人の学生が亡くなりました。就職も決まり、社会人として飛び立つ目前の学生がいました。地震直後下半身が埋まり、仲間に助けられている最中に火が回り、焼死した学生もいます。これからの未来と、「生きたい」という想いを突然絶たれた彼らの心中はいかばかりだったでしょう。
16名の学生が亡くなった甲南大学では、大学自体の被害も甚大で五つの建物が「使用不能」となり、教室の約6割が消失しました。その他、大手前女子大学(現・大手前大学)の本館が完全に崩れ落ちるなど、多くの大学で被害が発生し、学事・教育に大きな打撃となりました。
大学生協でも大手前女子大学生協の店舗は押しつぶされ、多くの生協において店舗や食堂で棚の倒壊や設備の破壊があり、被害総額は営業損失を含め2億円を超えました。