2015年12月28日(月) | 新着情報
スクエアハウスじいさん。これは、どんなお話だと思うだろうか? 四角い家に住むおじいさんの話? そう、それこそが「方丈記」だ。「方丈 記」は鴨長明が約800年前に書いた随筆である。古典の随筆というと、筆者の個人体験についてあれやこれや書き連ねているイメージがあるが、「方丈記」は そうではない。彼が多く取り上げたのは、当時起こった災害である。800年以上前に災害に直面した人々の姿が克明に描かれており、さながらニュースのリ ポートをきいているかのようだ。日本は今も昔も災害大国だ。それが身に染みてわかる。スクエアハウスじいさんの名リポート。災害を今経験している私たちこ そ、耳を傾けるべきものなのだ。
(福島大学/山本)