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2016年04月26日(火) | 新着情報

「震災復興・再生通信vol.7」を公開しました。

  

東日本大震災5年を迎えて

今日3月11日で東日本大震災の発生から5年を迎えました。避難生活を送る人はなお17万以上に上り、災害公営住宅の完成は被災3県で半分に止まっております。3県の公立小中高、特別支援学校で、仮設校舎を使ったり、校庭に仮設住宅があったりして、本来の学校生活に戻れていない学校が121校に上っているとのことです。

こうした「学びの場 遅れる復興」の中、2月24日、私はブロック事務局と共に福島県立ふたば未来学園高等学校を訪問し、「未来の大学生応援募金」から義援金35万円と福島大学生協から提供いただいた電子辞書30台を贈呈しました。当校は、福島県双葉郡の教育振興のため、郡内のサテライト校5校の募集を停止し、各校の伝統を継承しながら先進的な学びを実践していく高校として、広野中学校の校舎、校地を使用して2015年4月に双葉郡広野町に開校したものです。当校の丹野校長は、「生徒たち、それぞれが困難を乗り越え、新しい一歩を踏み出している。まさに変わろうとしている生徒の姿こそ希望であり、この国の未来です。」というメッセージを私たちに伝えるとともに、生徒たちの元気を後押しするものとして応援募金を有効に使用させて頂きたい、と私たちに謝意を述べられました。今回の当校への応援募金は、2012―2013年度の第一次に引き続いた第二次募金の期末のものでしたが、これまでの被災3県への取り組みに比べて遅れていた原発被災地の支援として有効に使用できたと実感できるものでした。

3月7日(月)に大学生協東北事業連合の震災セレモニーがあり、職員の皆さんに向けて「震災を忘れない!被災者と手を繋げ続けよう!被災者・被災地支援の持続的な取組を!」と私の気持ち披露させて頂きました。

震災当時に抱いた私の「50年近くをすごしてきた故郷ともいえる被災地の復興のためにできることは何でやろう」という覚悟については、「東北地区大学生協職員の手記」の中に記しておりますが、私はその覚悟を持続したいと今でも思っております。 復興タスクへのご協力を今後とも宜しくお願い申し上げます。

大学生協東北ブロック東日本大震災復興・再生タスク
代表 板垣乙未夫

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