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2016年12月02日(金) | 新着情報

大学生協の震災復興支援 東北復興・再生通信vol.9

「震災復興再生タスクの振り返りと今後の課題」

東日本大震災復興再生タスク代表
板垣乙未生 (東北大学名誉教授)

その1 理事長としての覚悟 (「東北地区大学生協職員の手記」から抜粋)
(1)大震災は、東北事業連合理事長就任5年目をほぼ終えて近じかの退任を考え始めていた私の心構えを大きく変えた。甚大な被害の状況を知った時、私は復旧と復興に余生を捧げたいと切に思った。そして、50年近くを過ごしてきた故郷ともいえる被災地の回復のために、できることは何でもやろうと覚悟した。かように大震災の衝撃は激甚であった。事業連合理事長としての私の活動は、市内での通電が再開して各所との連絡が可能となった 3月14日から開始された。復旧・復興に尽力している生協職員を激励して元気づけること、対策本部や職員集会などで適切な意見を述べて一体感を高めること、全国的な支援や協力に対して感謝すること、などが非常勤職員としての理事長の役割であると考え、このため、できることは何でもやろうという決意のもとでの活動開始であった。
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