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2017年03月08日(水) | 新着情報

読書マラソンWEB版
『翻訳できない世界のことば』著:エラ・フランシス・サンダース 出版社:創元社

「ことば」とは、自分の感情や思考を他の人へ伝えるための1つのツールだと思っていた。
この本は、他の国のことばではそのニュアンスをうまく表現できない「翻訳できない世界のことば」を集めた本である。
例えば日本語では「侘び寂び」がある。
スペイン語のことばでは「ヴァシランド」があり、「どこへ行くかよりも、どんな経験をするかと言うことを重視した旅」と言う意味だ。
自分の経験した「ヴァシランド」は、四国の食文化と街並みを知るための旅である。
気付くと本を読む手を止めて、その時のことを思い出していた。
このようにページをめくるごとに、そのことばの持つ意味を自分の経験や周りで起きていることに当てはめて考えてみる。
「こんな考えもあったのか」という新たな発見や、新たな視点での思考を行うこともできた。

 
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