大学生のパソコン事情 ~ オンライン授業で選ぶべきパソコンとは? ~

オンライン授業が広く導入され、大学生活にパソコンは必要不可欠ではありますが、大学生が求めるデバイスとはどのようなものなのでしょうか。この座談会では、コロナ禍でネットを活用して授業を受けたり就活をしたりした先輩学生5人に、パソコンの選び方やより効率的な使い方など、実体験からの意見をお聞きしました。これから大学生となる高校生の方々には、後悔しないパソコン選びのためのアドバイス満載です。

参加者

吉田 泰雅さん(龍谷大学 文学部 1年)

今井 龍司さん(東京大学 理科二類 2年)

西野 友梨香さん(同志社大学 法学部 2年)

酒井 佑樹さん(東洋大学 総合情報学部 4年)

土橋 万里絵さん(早稲田大学 商学部 4年)

司会

石橋 達也さん(東京大学消費生活協同組合 駒場購買部 駒場リサーチキャンパス店 副店長)

(以下、敬称を省略いたします)

はじめに ~自己紹介&使用パソコンを教えてください~

――東大生協駒場購買部 駒場リサーチキャンパス店 副店長・石橋と申します。大学生協では毎年新入生向けのパソコンを、メーカーと商談をして提案しています。今日は学生の皆さんの声を直接お聞きする機会を頂きましたので、コロナ禍での学生生活の変化も絡めて、日々肌に感じていることをお話しくださればと思います。

龍谷大学文学部歴史学科日本史学専攻 1年の吉田泰雅です。Surfaceのシルバーのパソコンを使っています。

東京大学理科二類 工学部に内定しています今井龍司です。使用パソコンはMacBook Pro 13インチシルバーです。

同志社大学 法学部法律学科 2年の西野友梨香です。dynabookの白いパソコンを使っています。

早稲田大学商学部4年の土橋万里絵と申します。使っているのは、MacBookのピンク色のパソコンです。

東洋大学総合情報学部総合情報学科4年の酒井佑樹と申します。今使っているのは、MacBook Proのシルバーです。

Q1. 今、大学の授業はどのように行われているのでしょうか?

point:ハイブリッド型授業、大学2年生問題

――今日のメンバーの中では、今井さん以外は全員対面での授業を受けていらっしゃるようですが、現在の状況をお聞かせください。

早稲田では対面での授業もありますが、同時にオンライン授業も配信されており、どちらかを選ぶのは自由です。私も授業に参加できる日はできるだけ登校しようとしていますが、4年生で部活にも所属しているので、日時に予定が合わないときにはオンラインで授業を受けるようにしています。対面授業では、コロナ前と同じように友達と一緒に授業を受けています。

龍谷大学は、現在は対面授業中心です。でも、コロナが心配だとか、自宅に高齢者が同居しているので配慮が必要だという場合には、申請すればオンラインで受けることができます。
対面授業は一つの教室に集まって受けますが、感染対策に配慮して教室の中に「着席禁止」のマークが貼られた椅子があり、収容人数が定員の半分くらいの感じです。

同志社も対面とオンラインが併用で、ゼミ等の人数の少ない授業や、先生が対面授業を希望される科目を選択すると、大学に行って教室で授業を受けています。大人数が登録している科目は基本的にオンデマンドが多く、例えば一日の中で2限目と6限目に対面授業が入っている場合には、大学内で空いた時間にオンライン授業を消化することが多くなりました。私が所属する法学部は割と人数が多いので、法学部の授業は対面の授業が少なめという印象です。

東洋大学は10月までは1週間ごとに対面と非対面が変わるという授業が行われていましたが、11月からは情報学部は完全対面実施と言われているので、コロナ前の形とまではいかないと思いますが、大分戻っていっているかなと感じます。

東大はちょっと特殊で、1年生から2年生の前半までは前期課程というところが授業を取り仕切るのですが、2年の後半からはそれぞれの学部の采配となるので、方針が違ってきます。今は学部の方針で行われているので火曜・金曜の授業は対面で行われますが、ハイブリット型でオンラインでも受けられます。半分以上の学生は通学して対面で受けているらしいのですが、僕は入学すると同時にオンラインだったので、今さら大学に行く気が起きないんですよ。朝早く起きるのも人としゃべるのも面倒くさい……。世の中で「大学2年生問題」とか言われていますが、そのとおりだと思います。ですので、僕は完全にオンラインですね。
1年生は言語・体育・実験の授業が対面で、それ以外はオンラインという状況で、これから対面授業が増えていく感じです。

Q2. オンライン授業で不都合を感じる点や感想などを教えてください。

point:人とのつながりが希薄に、情報戦に弱くなる、オンライン事故、PC環境

――オンライン授業でデメリットを感じることはありますか?

人とのつながりが希薄になるのは明らかなデメリットです。友達を作る機会がないので孤独になりやすいし、情報戦に弱くなる。サークルなどに入っていると人とのつながりがあるので、テストや課題等の情報を収集できますが、人とのつながりを持たない僕のような学生は、毎学期ごとに新しい情報に驚くばかり。分からないことがあっても聞くタイミングがないからです。SlackやLINEでクラスのグループはできていますが、そこだけではそれほどコミュニケーションが活発になるわけではありません。

――では、オンライン授業での不都合な経験、「オンライン事故」のようなことはありますか。

よくあるのが、Zoomでミュートが外れている人が多いことです。授業中なのに背景に麻雀の音が流れてきて、ヒヤヒヤするようなことはしょっちゅうありますね(笑)。先生も激怒するし、真面目に授業を受けている学生にとっては大迷惑です。

事故ではありませんが、Zoomで仮名を使ってコメント欄で遊んでいる人がまれですけどいますね(笑)。

対面と非対面の両方で行っていた授業で、先生の音声がずっとミュートのままで、最初10分くらい何を話しているのか聞こえなかったということがたびたびありました。先生は対面の学生に向かって夢中で授業をしていたので、チャットも見ずにパソコン受講者の状況に気付かず、そういうことが起こってしまったのだと思います。

オンライン授業になってからは定期テストもオンラインで受けられるようになりました。パソコンの奥で何をされているのか分からないので、先生が例年よりテストの難易度を上げているのが、多数の授業で見受けられます。また、テストは提出時間込みで行われるのですが、通信状態やパソコンの調子が悪くて期限を超過してしまった学生が多くいると聞きました。

――課題の提出も簡単にできるというメリットはあるけれど、PC環境に油断していると、オンラインは怖い部分がありますね。

東大でも、課題はITC-LMSという学習管理システムで、授業ごとに割り当てられているサイトに提出しますし、テストも僕は全部オンラインで受けています。

学生のオンライン事故は起こりがちなのですが、先生も事故を起こしていると思います。年齢が上の先生だとZoomの使い方を生徒よりも理解していらっしゃらない方が多いと感じます。
Zoomの“入室許可をする”という設定を先生が知らなくて、授業の開始時点で受講者の3分の1くらいしか参加できていない状態で授業がスタートしてしまったんです。そのまま授業を強行した先生もいましたが、途中で「授業に入れない」と連絡をしてきた人が何人もいて、授業に出ている人から先生に伝えてもらって最終的に全員入ることができましたが。
Zoomの授業では、「プレゼンのパワーポイントを作ってメールで送ってください」と指示があり、その資料を先生が示しながら学生が説明をするという予定だったのですが、先生が“画面共有”という機能を知らず、資料を共有できないまま言葉だけのプレゼンをするという、何も伝わらない授業になってしまったという経験があります。

――1年以上経った現在では慣れてきた先生も多くなったと思いますが、開始当初は先生方も大変で、TAさんが何人かフォローして授業をしたという話も聞いています。

Q3.オンライン授業のメリットはどのような点でしょうか?

point:何度も見返せる・倍速で再生

――オンライン授業の良かった部分もあると思いますので、そういった経験を聞かせていただけますか?

オンライン授業のメリットは2点あります。
まず1点目は、何度も見返せること。リアルタイムの授業とオンデマンドの授業がありますが、リアルタイムだと教室にいるような感じで、1度きりしか見られません。オンデマンドだと何度も動画を見返すことができるので、復習しやすいという利点があります。今私が受けている授業はハイブリット型なので、対面で授業を行いつつオンデマンドの動画も配信されています。対面で解らなかったところを帰宅後にもう一度パソコンで見ることもできるので、勉強はすごくしやすいと思います。
2点目は、オンデマンドの動画スピードを自分で調整できるので、先生がゆっくり話されていれば倍速で再生して、自分が受けやすいように時間管理ができることがメリットかなと思います。

自分も先生によっては早回しをします。

速く再生できないバージョンの動画をアップする先生もいますが、YouTubeとかだと早回しするときもあります。

集中は必要になりますが、結構聞けるのですよ。90分の授業を受けるのに、リアルなら1本ですが、2倍速で再生すれば2本受けられるって言われたら倍速をしたくなるのです。それができるからリアルよりオンデマンドで受けたくなります。

――時間は有限だから、いかに効率的にというのは必要なことですよね。東大の話ですが、パソコンを2台並べて同時に二つの授業を受ける、ハリーポッターの“ハーマイオニー型授業”をしている人も中にはいたようです(笑)。

Q4.必要なソフト・アプリについて教えてください。スペック、モニターの選び方などで注意すべき点はありますでしょうか?

point:iPad、スラック、Google Meet、グッドノート、スピードコントローラー

――皆さんは、パソコン、iPad、スマートフォンと、さまざまな媒体で授業を受けていると思いますが、大学生になってからパソコンを購入した人がほとんどだと思います。今使っているパソコンは、どこで買いましたか。

生協です。

僕はアップルのオンラインショップで買いました。学割と学生ローンがあるのでちょうどよかったです。

――生協で買うとヘッドセットが付いたり保険が付いたりがありますよ(笑)。
授業を受けるときはパソコンがメインですか。 タブレットを使って受けている人もいますか。

授業はiPadで受けています。プログラミングとかの授業はPC作業がメインで、PC画面にプログラミングと2画面出すのは煩わしいので、横にiPadを置いて授業を受け、PCで作業を行っています。

私は逆で、パソコンで授業に入って、iPadをノート代わりにしています。pdfでスライドをダウンロードして直接書き込み、それを保存してノート代わりにしています。

私はパソコンだけです。でも、iPadを持っている人に買うことを勧められたことはあります。4月くらいに学割の時期があって、「便利だし、今安いよ」って先輩にものすごく勧められました。

僕はモニターを複数枚使っています。使おうと思えば4枚ありますが、基本は2枚、多くて3枚かなという感じです。ノートパソコンとそれにつなげているモニター、デスクトップPCにモニターを2枚つなげています。パソコンを3台持っていますが、今は2台を使っています。

僕はノートパソコン1台でやっているのですが、どうしても困ったなという時には、携帯にワードのアプリを入れているので、そこでメモをしています。大学のGoogleアカウントから入ればワードの機能として使うことができます。携帯でワードを使って文章の編集をして、携帯のクラウドに保存します。携帯は画面が小さいのでiPadがあったら便利だろうなとは思いますが、現状は持っていないのでこんな感じです。

――さまざまな使い方があるようですが、大学の授業で使っているソフト、アプリはZoomでしょうか?

WebexとYouTubeです。Zoomとかはほとんど使いません。

――自分の中で「このソフト便利だよ!」というようなものはありますか? アプリでもいいのですが、あったら紹介してください。

メジャーですがスラック(Slack)とかですかね。主に共同作業でプロジェクトをこなすために使われるので、仕事関係は使いやすいと思います。

龍谷大学では、オンライン授業でGoogle Meetをよく使っています。Google Workspaceの一つで、感覚としてはZoomと近いかなと思います。

――Google関係は強いですよね。共同で作業をしたり、課題提出するのにGoogleクラスルームを使ったり、大学のシステムのところでLMSを使ったり。
では、iPadやスマホを使っている人にお聞きします。どういうアプリがお薦めでしょうか。

友達に勧められたグッドノート(GoodNotes)というアプリが使いやすいです。最初だけ500円課金しなければいけないのですが、一生分のノートが取れます。マーカーも引けますし、自分の字も書けます。pdfをダウンロードしてノートにして、授業中に気になったワードとか、どこのページを開いているか分からない時に、検索ワードをかければすぐにそのページを開けてくれるのですごく便利です。

速くできないタイプの動画を、スピードコントローラーを取り入れれば速くできると教えてくれた人はいます。それを手に入れた人は2倍速で聞いているらしいです。

Q5.これから大学生となる高校生へ、アドバイスをお願いします。

point:持ち運びやすさ、USB、ハブ、PCで何をするか、保険、タッチパネル

――新入生や後輩はパソコン購入について不安を持っている人も多いことと思います。パソコン、iPadなどのタブレットを選ぶ視点をお話しいただけますか。

PCだったら、まずタイピングがしやすいように、キーボードは自分に合ったものがいいと思います。Zoomともう一つ別のアプリを開くことも多いので、メモリの基準は人それぞれだと思いますが、僕自身は16ギガを使っています。それと、オンラインではほとんどの授業でデータ資料が配布されます。それをわざわざ印刷するのは面倒なので、iPadがあった方がいいかなと思います。パソコンプラスiPadの組み合わせですね。

今はオンライン授業と対面授業のハイブリッドで受けに行くので、パソコン自体を持ち歩く学生が増えています。持ち運びやすさが重要で、薄さや軽さは一番重視するポイントかなと思います。私はタイピングとかデータの容量はあまりこだわりません。
あとはUSBでデータを出し入れすることが多いので、USBのハブは必要だと思います。私はMacBookを使っていますが、イヤホンを挿すところと充電プラグを挿すところしかないので、生協で販売しているUSBが合計四つ挿せるハブを買って、何個も挿せるようにしています。ゼミで対面授業を受けるときに、教室に設置されているパソコンを使うと、どうしてもデータの移行が遅くなってしまうので、挿したらすぐプレゼンができるという点で、USBはスピード感もあると思います。

僕は、外でワードでの文書作成をすることが多かったです。図書館にパソコンを持ち込んで授業の課題をやり、ノートパソコンで動かないものを持ち帰って、家のスペックの高いパソコンで動かすということをしていました。それもUSB1本あればどうにかなるので特に困りませんでした。携帯用パソコンは持ち運びやすい大きさ・容量でいいのかなと正直思います。自分の専門がデザインや3Dなので、どうしてもPCの容量が大きく、より高性能でないとアプリが動かないということが多々あり、それなら奮発して大きいのを買って自宅に置いて作業したほうが効率的にはいいと思います。
情報学部だったら、MacBook Proがあれば外でも多少は作業できるかなという感じです。MacBook Airだと3DとかCADを使ったときに固まったりするので物足りないです。そのパソコンで家からオンライン授業を受けるのであれば、モニターをもう1枚買って、モニターで授業を受けながらPCでモデリングするという使い方をしたほうがいいと思います。PCで何をするかという視点が一番重要で、授業とか、デザインとか、目的によって必要なデバイスが変わってくると思います。

パソコン選びはMacかWindowsかで好みがあるし、予算もありますよね。ですから、具体的にこれがいいとお勧めすることはできません。一つ確実に言えることは「保険はしっかりかけておいた方がいい」ということです。どんなパソコンを買うにしろ、壊れるリスクは0ではありません。例えば、持ち運びの時に落としてしまったとか、そういうときに保険をかけていなかったら、修理期間中に代替パソコンを借りることもできないし、全部自分で買い直さなければならなくなります。パソコンはまだまだ高価な買い物なので、4年間しっかり保険をかけるということが重要かなと思います。

私は大学に入るまではほとんどパソコンを使ったことがなかったので、大学に入学してようやくパソコンを買ってもらうという初心者でした。法学部なので、それほどパソコンは使いません。デザインとかも関係なく、正直文字が打てればいいというレベルです。
同志社生協は私の学年はdynabookを売っていたし、私の一つ下の学年でもdynabookを売っていましたが、機種がタッチパネル機能付きのものに変更されていました。後輩に見せてもらった時に、同じdynabookでも色も機能も全く違うものになっていたのでうらやましかったです。初めてパソコンを使う人は、トラックパッドは慣れないので、iPadみたいに使えるタッチパネル機能が付いたものの方が使いやすいだろうと思います。

――確かに生協は年ごとに推奨パソコンの選定を行っているので変わることはあり、タッチパネルが付いているパソコンの場合、およそ1万円ほど価格がアップします。トラックパッドは、最初なかなか使いこなせなかったですか。

私は同志社生協のPCスキルアップ講座とビギナー講座に参加し、そこで使い方を教えてもらいました。その講座で先輩から「USB接続、ブルートゥース接続のマウスを別売りで売っているよ」と教えてもらって、それも購入して最初の頃は使っていました。

――自分の学部や授業・勉強スタイルによって選択する機種・機能が変わり、必要なスペックも異なるので千差万別なのですね。
PC講座や保険は生協ならではのものです。大学に入ってからパソコンを買う方も少なからずいらっしゃるので、先輩が新入生・後輩に伝えるというのを一つの流れとして他の生協でも取り組んでいます。

Q6.就活ではオンラインでの面接などでパソコンを使う機会がありましたでしょうか?

point:ほぼ100%、人の顔を見て、体を慣らしておく、自分の軸

――授業以外でも就活などでパソコンを使う機会はあると思います。4年生の土橋さん、酒井さんは内定を得られていますが、就活でどの程度パソコンを使ったのでしょうか。

就職活動ではパソコンをほぼ100%使っていました。エントリーシートもオンラインで提出が多かったですし、面接もオンライン面接がほとんどで、毎日のように使っていました。自分でワードファイルを作成してそのまま提出というものもありましたし、フォーマットができていて、質問事項のところに決められた文字数で入力していくというものも多かったです。
だいたいの企業が、リクナビ、マイナビとかと繋がっていてフォーマットが同じだったので、登録すると自分の住所や大学情報は打ち込まずにスキップすることができました。また、企業にもよりますが、放送業界ですと手書き書類を郵送で提出だったので、パソコンは使いませんでした。

――現代の就活スケジュールをご紹介いただけますか。

面接の日時自体もいくつか候補があり、選択可能なのでそのスケジュール管理は自分でできます。応募する段階で二次面接、三次面接のおおよその日程が提示されているので、ここが通ったら次の日程を空けておきたいから違う日程の企業を選んで穴埋めをしていくという形でスケジュールを作成していきました。私は最大1日4社の面接を受けていました。早く始まったり遅くなったりがあるので、必ず間に1時間は空けるようにしていました。

コロナ真っただ中の就活だったので、説明会はすべてオンライン、テストもオンラインでした。一次と集団面接まではオンラインでやって、それ以降の二次面接、最終面接は1対1、1対2の対面で行われることが多かったです。社長面接の一つ前あたりは、ドキドキしながら会社に行って対面での面接を受けました。
最初の2~3回はオンライン面接でも緊張しました。何を話していいかわからないし、これが本当に正解かなと思いながらやっていましたが、対面も非対面も慣れてしまえば聞かれることはだいたい同じで、どの企業もそんなに変わりません。イレギュラーな企業もありましたが、そういうときはアドリブで返すという感じですね。

一番びっくりしたのは、オンライン面接ではマスクなしで行っていましたが、対面での面接でフェイスシールドを渡されて、面接の部屋に入る前にマスクを取ってくださいと言われたことでした。

――コロナ禍が収束しても、オンライン面接は残ると思いますか?

残ると思います。

僕は残らないと思います。大企業だったら多少は残ると思うのですが、基本的には人の顔を見て話さないと伝わりづらいということがあるので、それが一番大きな理由かなと思います。内定を頂いた企業も、僕のときはオンラインでしたが、今年は説明会も対面で行っています。会社側もZoom等に慣れていなかったことが大きいと思いますが、対面にすれば雰囲気や考え方、身だしなみも一瞬で分かるので、そういう意味では残らないのかなと思います。

――説明会は人数が多いのでオンラインも残りそうですが、その人を判断する責任もあるので、だんだんと対面の面接に戻っていくのかもしれないですね。
オンライン授業を経てオンラインには慣れていくと思いますが、対面で大人を前にした時にどういう対応をしたらよいのか、後輩にアドバイスをお願いします。

本命を受ける前に手探りでもいいので違う会社を何社か受けたほうがいいと思います。面接の雰囲気や、どういう感じでやればいいのかということを2~3回やっておくと分かると思うので、そういう経験をしてから第一志望の面接を受ければ緊張もしなくなり、実力を発揮しやすくなると思います。最初に第一志望を受けてしまうと、頭が真っ白になってしまうんですよね。ですから、早め早めに何社かを受けておいた方がいいのかなと思います。練習と言ったら会社に失礼ですが、自分の体を慣らしておくことは大切かと思います。

受ける業界、企業に沿って業界研究などをして面接を受けると思いますが、自分の軸を最後までぶれさせずに臨むことが重要かなと思います。面接官の方もいろいろと煽ってくるのですが、「自分はこうだ」という意見を持って受けることができれば、たとえいい結果にならなかったとしても、この会社と自分とは合わなかったのだと思えるし、最後まで自分が納得できる面接になると思います。

――今日は5人の学生さんからさまざまな話をしていただきました。コロナ禍で大変な経験した中で、自分の勉強スタイルを確立したり、さまざまなツールを使って友達とのコミュニケーションを取ったりして、オンライン環境ならではの工夫も出てきていると思っています。
今の状況を苦しい、大変だと言うだけではなくて、今までやってきたことは決して無駄ではないので、2年生、3年生、4年生になっても、この経験を生かして後輩に伝えていっていただけたらと思います。

(2021年11月9日 リモートにて座談会を開催)

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campus PC Guide 2022