受験生(高校生)保護者座談会

部活と勉強の両立と、塾の活用法について

司会:部活と勉強の両立についてはどのようにお考えですか?

森山さん:うちの高校は、文武両道を掲げていまして、勉強も部活も頑張っています。ただ、部活にそんなに時間を取れない事情もありますし、その中で頑張っていてもなかなか思うような成績を残せません。今年の吹奏楽部のコンクールも、あと少しという点数で、残念なところがありました。そんな中でも、子どもたちは本当に部活が大好きで、朝練と自主練をやっています。全日本アンサンブルコンテストや、ソロコンテストへの参加も結構盛んでして、部内オーディションをした上で、積極的に参加しているようです。中には良い成績を収めている子どもたちもいます。両立に関しましては、確かに勉強をコツコツやっている子もいますが、どうしても部活の方に重心が傾くようです。昨年から、文化祭が夏休みの前に移動しました。夏休み明けの文化祭ですと、夏休みが全部文化祭の準備で埋まってしまいます。昨年から、夏休み中は3年生が受験勉強に集中できているようで、進路が良くなったという話は聞いています。そういう様子を下級生たちは見ていますので、夏休み前の文化祭までは集中して部活をやり、終わったら勉強に切り替えるという考えの子が多くいるのではないかと思います。

小野さん:部活動と勉強の両立ということですが、それにプラスして、イベント3大祭というものがあります。5月にスポーツ祭、7月に合唱祭、9月に文化祭が2週に渡ってありまして、そのイベントに全生徒が力を注ぎます。校訓にある「自主自律」を目指し、先生はほぼノータッチで、全て生徒が決めていきます。その準備と部活、さらに勉強ということで、大変な日々を過ごしているように見受けられます。先程のお話ですと、夏休み前に文化祭を持ってきたので、夏休みから受験の対策が取れるということでしたが、うちの高校は、9月の文化祭が終わらないと学校が受験の体制にならない空気がありまして、親としてもその辺りは不安に感じているところです。ただ、イベントを全力でやり切って、そこから集中して勉強するという、代々先輩たちのそういう姿を見ていますので、「全て全力でやり切った後の集中力はすごいです」という先生方のお話を信じて、見守っています。

上村さん:部活をする時間を削ったからと言って、その分勉強するわけではないでしょう。息子の学校も文武両道を掲げていて部活が盛んです。加入率は100%を軽く超えていて、二つ三つの兼部は当たり前になっています。先生方も部活や委員会活動を奨励していて、勉強以外の活動を頑張る姿勢が受験の成功につながるという考えです。息子もつい先日、模試の前日に群馬まで大会に行ったりしていましたが、優勝しといで〜と送り出しました。

柿澤さん:部活はオーケストラです。ほとんどの部活は3年生の夏で終わりますので、そこから大学の受験勉強に入っていくのだと思います。一つひとつのことをしっかりとやっていれば、その後もしっかりと勉強するのかなと思っています。「二兎を追う者は一兎をも得ずではなく三兎を追いなさい」すなわち「勉強と部活と学校の行事をしっかりやりなさい」と今年は校長がおっしゃっておりました。

石田さん:美術部なのですが、スポーツ系の部活ではないので、毎日やっているわけではありません。練習で忙しい部に関しては、勉強についての対策が取られているようですが、文化部については、そういうことはないようです。

司会:お子さんの苦手科目と、塾の活用法について教えてください。

森山さん:塾はまだ早いかなと思っていましたが、同じ部活の仲の良い男の子が学校の近くの塾に通っていまして、様子を見に行きたいと言い始めました。見に行ったら通いたくなるのではないかと思いましたが、案の定通いたいと言い出しました。ただ、塾の方もすごく良心的で、「今から入ると中途半端だから、自習室を使って良いので、テストが終わってから入りなさい」と言っていただきました。学校の近くということもありまして、いろんな校区の部活状況を詳しく知っている塾でして、「吹奏楽部は、今はあまり入れられないよね」と塾の方から言ってもらえて、とにかく基礎を徹底しようという方向です。塾に行かなくて済むのであればそれに越したことはないのですが、受験の科目や受験方法など、毎年変わる大学のシステムの情報を塾では得ることが出来ます。できれば親が把握したいところですが、なかなかそこが難しいですし、また情報を知らないことによって子どもの希望を叶えられなくなったりすることも怖いので、そういうシステム的なアドバイスなども、私は塾に求めております。

竹内さん:英会話と予備校に行っています。英会話は、行く日にテキストすら忘れたりしています。「役に立っていないならやめたら?」と言いますが、「外国人の先生なので、聞き取りに役立つ」などと言われたので、ひとまず行かせています。予備校に関しましては、途中で科目を変えられますので、最初は学校で不安な科目を取っていて、年度が替わる時に、学校との兼ね合いで、理解が不足しがちなところを塾で補えるようにと、塾の先生と面談して科目を決めているようです。

小野さん:予備校は通っていませんが、英語だけでも得点圏になるようにと、英会話の塾に通っています。大学受験は、英語を強みにすると一番良いと聞きます。ニュース英語をヒアリングして、長文読解力を鍛えるような、そういった塾です。最近では、以前と違い、テレビを見ていてもヒアリングができるようになってきたと言うので、良かったと思っています。

牧野さん:学校の近くの予備校に1年生の夏期講習から通っています。高2の時から数学と英語の講座は取っていまして、本人は一番英語が自分の中ではできるので、英語を一生懸命やっていますが、数学がいまいち点数が取れませんでした。1学期に、受験を考えて科目を絞っていきたいということで、数学受験を視野に入れていましたが、数学は諦めて、予備校でもその講座をやめました。大学は、まだ志望校が決まっていませんので、受験科目もまだ定まっていないのですが、日本史と物理の予備校にまた別で行きたいという話がありました。うちは最寄り駅が松戸駅なのですが、学校が柏なので柏の予備校です。部活がなかったり、学校が休みの日にわざわざ柏の予備校に行くのが億劫みたいなので、物理と日本史に関しては松戸の予備校で探しています。柏の塾は同じ高校の生徒がたくさんいますので、みんなで同じ目標に向かってやっていて、楽しくは通っているみたいなので安心はしています。

上村さん:1年生の最初の保護者会で、既に半数以上の子が予備校に行っていると聞いて、驚いたことを覚えています。学校が進学指導重点校に指定されていて、講習や補習も多く開かれています。とりあえず学校での勉強を中心に、予備校は3年生からでいいのでは?と思っていましたが、2年生になって行きたいと言い出しました。英語は学校よりもう少し高いレベルの勉強をするために、国語は不得意だから補習の意味でだそうです。

柿澤さん:うちは塾には行っていません。学校長の方針もあり、とにかく授業に付いて行きなさいとずっと言っています。ですが、本人は予備校に行ってみたいと言っていたらしいので、行きたい理由を明らかにして、本当に必要であれば行かせても良いかなと思っています。

山口さん:うちの学校は塾いらずがモットーです。英語だけは、Z会でやっています。

柳澤さん:1年生のときから継続して行っている塾があります。勉強面での期待よりも、部活もやっていませんので、居場所になれば良いかなという感じで、ずっと行かせています。家では自分の部屋もありませんし、集中して勉強ができるような環境ではないので、塾の自習室なども上手に活用してくれれば良いかなと思います。経済的に少し厳しいですし、できれば塾に行かずに勉強できれば一番ですが、自分で行きたいと言っているので、行かせてやれるのであれば行かせてあげたいと思っています。

石田さん:心配なので、塾に行くことは勧めるのですが、本人が行きたくないと言うので、塾は行っていません。夏休みの三者面談で、担任の先生ともお話をしました。「塾に行っているからといって成績が上がるわけでもありません。本人が行きたくないと言うのを無理やり行かせて、結果的に無駄なお金と時間を使ってしまうケースもありますし、成績が上がる、上がらないという問題は、また別の問題ですので」というアドバイスをいただきました。「本来であれば家庭勉強が中心で、家庭勉強ができないから塾に行くというのが塾の一つの流れでもあるので、家庭で勉強できる環境で、本人もそれで納得しているならば、別に塾に行かなくても、私は良いと思います」というお話もありました。ですが、受験のことや、周りの皆さんの様子を見て考えてみると、塾に通わせないといけないことが出てくるのだろうなという考えを話しました。テストの時間配分が苦手で、せっかく答えが分かっていても、時間がなくて書けなかったということがあります。塾やゼミに行くと、そういった苦手分野の克服もできると思います。塾に行かないにしても、受験対策の一つとして考えなければいけないと思うのですが、どういう風な勉強の仕方が他にあるのか教えて欲しいところです。