受験生(高校生)保護者座談会

保護者から見る大学受験について

親から見て、お子さんが大学受験に対して、こう考えているのではないかということを教えてください。

山本さん:大学の中でどういう勉強をするとか、どういう仕事に就きたいから、この大学に行くとか、まだ具体的ではないと思います。うちの子の場合は、とにかくオーケストラがやりたい。もうそれだけのモチベーションなんですね。大学に入ったら何かしらのオタクがいっぱいいるから、出会いも楽しみだし、教授の授業も面白いだろうと考えているみたいです。下の子は、まだ1年生ですし、やっと受験が終わって高校に入って、日々忙しく疲れていますから、そんなことは、まだ何も考えられていないと思います。

櫻井さん:息子は、山本さんと同じで、まだ大学に対する不安というのは、あまりないようです。高3の娘は、国立の経済系に行きたいと言っていますが、狭き門になっているで、国立を受けつつ私大を何校か受ける予定です。とにかく現役で受かりたいという気持ちが先走っている状態です。「大学に行って何をやりたいのか、原点に返ったら」という話をするのですが、兄弟が多いので、経済的な面を心配してくれて、この7月8月の間、不安にさせていたなと思います。塾には、夏期講習から通い始めたので、成績が伸びてくるのはまだ先だとは思います。今はちょっと追い詰められているような状況で、かわいそうだなと思いながらもあまり言わず、ただ本当に見守っているような感じです。

本橋さん:うちの学校は1年生のときから、大学進学を意識したところがあると思います。息子は、まだ明確な目標や夢がないものですから、そういうところで焦りを感じているようですね。友だちの中には、何になりたいからどこへ行くとか、具体的にここへ行きたい、と決めている人もいるようで、そういうところでもまた焦りを感じているようです。

与口さん:この夏休みに、京都の美術工芸大学に二人で見学に行き、さらにもう1件専門学校を見に行きました。2件見たときに、あとに行った専門学校は、大学を卒業して、社会人になった人が戻ってきて勉強するような、本当に職人になるための専門学校だったらしいです。もちろんそこも良いけど、やはり大学に行った方がいいのではないかと、彼女も揺れていました。もともと第1志望がその専門学校だったんです。そこに行きたいと思っていたけど、見たら見たで高卒で入るような感じではなかったので、どうしようかと迷っているようです。

小稲さん:うちの子は男の子なので、ほとんど話さないのですが、教育学部を希望しているんですね。3者面談のときに、教員になりたいと、初めて知ってびっくりしたのですが、中学校のときの先生に憧れの先生がいて、それがきっかけらしいです。これから子どもの数が減っていくので、教員も減っていくのではないかという不安や、教育学部に行って、教員にならなかったら就職できるのかという不安を、たぶん本人も感じているではないかなと、私は思っています。

鈴木さん:うちは夏休みにオープンキャンパスで千葉大と東北大を見てきたのですが、最近になってようやくどこの学部に行きたいかと考え出したようです。工学部の情報工学とは言っているのですが、理系だと、専門性が出てくるので、志望した学部が本当にやりたいことなのか、もし違ったらどうするのか、親は心配なので、もう少しよく考えて欲しいと思っています。

ありがとうございます。
大学受験を控えて一番不安な点は何でしょうか。

山本さん:とにかく志望校への思いが強いので、ここしか受けない、ここにしか行きたくないと言うのですが、でも、上手くいくとは限らないじゃないですか。本当に極端な子なので、受からなかったら、大学自体行かなくなってしまうのではないかと不安に思っています。浪人しては駄目と言っていますが、行きたいと思っていないところに無理やり行かせるつもりもないので、希望が叶えば良いなと思っています。

櫻井さん:まず本人が受験したいところが定まること、受かること、そしてお金です。

本橋さん:今、本人の焦りが恐怖に変わりつつあるみたいで、不安と恐怖の中で勉強をしているので、知識もちょっと身に付いていない感じがしています。そうは言ってもあと1年しかないわけですから、息子の気持ちを考えると、そのメンタル面がやっぱり心配になりますね。

与口さん:大学進学に関しては、あまり不安はないです。ただ大学に入った後です、一人暮らしをさせると決めているので、だまされないかとか、生活の基盤がしっかりできるかという心配があります。

小稲さん:私は、受験の日にベストな体調で臨めるかが不安ですね。

鈴木さん:今年受験された方の話を聞くと、一般入試で私立を受けたけれど、どこを受けても落ちて、やっとのことで1校だけ受かったという話ばかりを聞いて、定員も少なくなっていることもあるので、大学選びは難しいなと思いました。

ありがとうございます。では、親御さんの大学に対しての関心事や、大学に期待することなどを教えてください。また、大学からオープンにして欲しい情報があれば、教えてください。

山本さん:正直全然分からないですね。就職活動にしても何にしても、結局は自分の人間力かなと思うので、数字だけ見て分かるものでもないかなと思っています。大学に希望する、期待するよりも、授業を活用するかどうか、人間関係やサークルなどを楽しむかは、入ってからのその子次第かなと思います。

櫻井さん:私も、まだ大学のことがよく分からないのですが、やはり就職について沢山話していただきたいと思います。最近は有名大学で不祥事が相次いでいて、心配なので、オープンにできるところはオープンにして欲しいです。

本橋さん:今はパソコンで、いろいろと調べられる時代になったので、これ以上オープンにして欲しいことはちょっと思い付かないですが、実際オープンキャンパスに子どもと行って、模擬授業を体験してきたり、在学生の話を聞いたりすると、情報の説得力の違いを感じます。息子も、色々な案内やパソコンを見て感じることよりも、体験したことから、何かをつかもうとしているように見えます。そういった機会も、部活などをしているとどうしても行けないこともあるので、オープンキャンパスの回数がもっと増えたら、うれしいなというのはありますね。

与口さん:大学にこうして欲しいということはないのですが、オープンにしてもらいたい情報は、その大学にいる学生さんたちの思っていることや、どういう風にその大学で過ごしているかとかということは、いっぱい聞きたいです。オープンキャンパスへ行くと、どうしても先生方の話ばっかりなんですよね。気をつかって手伝いに来ている学生さんが話し掛けてくださることはあるのですが、そこで聞ける話がもう少しインターネットに載っていると良いかなと思います。

小稲さん:オープンキャンパスは、だいたい1年に1回あるかと思うのですが、年2回あれば、部活をしていても行く機会ができるので、さらに良いなと思っています。オープンにして欲しい情報は、就職に向けて、どこの会社を受けて、どれくらい落ちたとか、就職に関して聞けたらと思っています。

鈴木さん:最近大学をいろいろと調べているのですが、入試の教科が複雑で分かりづらくて、大学によっても違うのでもう少し分かりやすくして欲しいです。

ありがとうございます。遠方の大学を受験される方にお聞きします。
お子さんの一人暮らしに対する不安はありますか。

与口さん:さっき言ったとおり、だまされたりしないかですね。食事は、今もバランスは、いろいろ考えて作ってくれているので、食に対する心配はないですね。お金も無駄使いはしないようなので、何かに引っ掛からないかが心配です。

鈴木さん:今は、朝も一人で起きることがほとんどない状態で、食事も不安です。でも、だからこそ一人暮らしをさせた方が良いかなとは思っています。

ありがとうございます。