九州地区保護者座談会(2018年開催)


写真左から
西尾 東海さん(長女が西南学院大学 商学部1年) 
平田 俊浩さん(次女が熊本大学 法学部3年)
原田 明代さん(長女が九州大学 共創学部1年)

受験勉強について

受験勉強をどちらでされていたかお聞きしたいと思います。

原田明代さん(以下 原田さん):
うちは、高校のとき、学校にほとんど行っていないんです。ですから、行ったときは、集中して授業を聞く。放課後、自習室や、図書館、ファストフード店やファミレスで、みんなで勉強したりしていたこともあります。

西尾東海さん(以下 西尾さん):
うちは、本人の部屋でした。小さいときは、転勤族で小学校とかも3回くらい変わっているので、机を買うまでは、やるところがなくてリビングでやっていましたけども、机を買ってやる所ができてからは、ずっと部屋でやってます。

平田俊浩さん(以下 平田さん):
私のところも子どもの部屋でずっとやっていました。

親御さんからご覧になって、お子さまの苦手な教科があれば教えていただけますか。


原田 明代さん
(長女が九州大学 共創学部1年)

原田さん:
うちは数学ですね。それから、世界史、日本史ですかね。ちょうど副担任の先生が数学の先生だったので、個人的に授業が終わってからよく聞いていた様です。

西尾さん:
うちは一般的にいう理数系ですね。数学と、理科だったら生物とかではなく物理の方。成績は別にそんなに悪くはなかったんですけど、本人の苦手意識が強くて、最終的に3年になって文系コースに。もうそんなに嫌いだったら、多分、そっちの方向には進まないっていうのが高1ぐらいでだいたい分かったので、だったら英語とか国語の教科が増える文系に入った方がいいんじゃないって言って、3年になって私立文系を選択し、一切数学がなくなりました。

平田さん:
そうですね。私のところもやっぱり数学ですね。数学が悪いっていうのが分かっていたので、早めに対策みたいな形でちょっと子どもに教えようとしたんです。でも親も数Ⅱぐらいまでになると分からないんですよね。よく数学苦手な子ども用にという本があるんですけど、それを読ませて、早い段階、中学校から早めにやらせました。基礎の部分は何とか点数取れるようになりましたけど、ちょっと応用になるとやっぱり難しいみたいですね。数学って結構、積み重ねと訓練なので、反復訓練になるところがあって、それはかなり時間がかかるといろいろな本に書いていたので、苦手意識ですかね。頑張ったけど、やっぱり最後までなかなか難しかったので、文系の方を選びましたね。

お子さまが受験勉強中、大学入学にあたってご心配だったこと、ご不安だったことがあれば教えてください。

原田さん:
うちの子はやりたいことが結構はっきりしていたものですから、どこの大学に行けばそれができるのかなかなか見つからなくて。もし自分がやりたいことができる大学が見つけられ、見つからなかった場合は、もう就職して、お金を貯めてやりたいことをやると言っていましたので、親が何か言うことはあんまりなかったです。

西尾さん:
うちの子は特に不安なこととかはなかったんですけど、小さいころから「教師になりたい」とか「医者になる」とか「先生になる」とか、はっきりしたビジョンを持ってるタイプではまったくなかったのですが、じゃあ何になりたいのかって言うと、未だに特になりたいものがないので、取りあえず、就職に向けてどういう選択肢でも選べるように学部を決めようって感じで商学部になりました。学部を決めるまでは、本人はどうして良いか分からなかったみたいです。大学も特に県外に出るっていう感じの子でもなかったので、それで、近くに良い大学があったのでそこに決めて、あんまりそんなに不安はしてはいないですね。

学校の平均点が、中間、期末とかもよくての指定校推薦ですよね。


西尾 東海さん
(長女が西南学院大学 商学部1年)

西尾さん:
評定が何点以上っていうのがあるので、それをクリアしてないと指定校は受けられないですね。それに受かった時点で、じゃあ、そこで頑張りなさいっていう感じでした。

平田さん:
受験勉強には、成績が伸びないとかの心配はありますけど、自分で勉強するということで、回りの友達とも一生懸命頑張っていたので、あまり心配はしなかったですね。希望するところに通るかどうかっていうのは、ちょっとありましたけど。

皆さん方は、オープンキャンパスに付いて行かれましたか。何年生のころとか、時期も教えていただければと思います。

原田さん:
欠席日数が多かったものですから、毎年進級できるかが問題だったので。2年生のときはオープンキャンパスどころではなく。九大に新設される共創学部というのが、自分のやりたいことに役立つことが学べそうなので、じゃあ、行ってみようかなと、それが3年生の8月でした。娘が一人で行くつもりで、駅まで行ったのですが、ちょうど台風の日で、帰りが心配だったので一緒に付いて行きました。

西尾さん:
うちはもう最初から私が付いて行くっていう発想はまったくなかったので、もう自分で行きなさいって。オープンキャンパスの情報とかも調べてなかったら終わりだよって言って、私はもう一切関わってなくって、本人が夏休みちょっと前ぐらいに友達と地元の大学の2つか3つぐらい行っていたみたいです。

平田さん:
うちは家内が熊本大学の所について行きました。確か夏休みだったと思います。いろいろ志望する所で迷っていたみたいなんですけど、最終的に熊本大学に行きたいと決めたのは、やっぱりオープンキャンパスに行ったっていうことが大きかったみたいです。もっと早めにいろいろ行かせてやれば良かったかなと思います。やっぱり大学の雰囲気とかキャンパスの現物を見るというのは大事ですね。なるべく早く行って、こんな所なんだというのを見せてあげると、本人もぱっと決めるんじゃないかなという気もしました。

親御さんが進路選択でお悩みになったことがあれば教えていただけますか。

原田さん:
特にはありませんでした。

西尾さん:
最初、本人は推薦を全然考えてなくて、でも、「推薦でもし駄目だったとき、推薦の後、一般も受けられるので、推薦が取れれば推薦を受けた方がいい」って主人が勧めていました。でも、ちょっと引っ込み思案なところがあり、面接とか、小論文とかも書いたこともないので、嫌だと言って、普通の筆記の方が、普通に学校の試験みたいな感じでできるからと推薦を受けたがらなかったんです。「取りあえず、駄目もとで推薦を申し込みなさい」って言って、先生がきちんと付いてくれて、小論文とかも見てくださるので、やり始めてからは推薦に向けて本人の方向が決まって、最終的には「本当に推薦でよかった」って言っていましたね。私たちは、そこが決まってからは何も悩むことはなかったです。

平田さん:
うちも結局、最後は学校からの推薦でした。できれば国公立に行ってもらいたいなとは思っていました。そこまで成績が達してなかったらどうしようかなということは、子どもには言いませんでしたけど、ちょっと悩みではありましたね。

志望校の選択に当たって、どういう風にアドバイスをされていましたか。

原田さん:
特にはなかったと思います。

西尾さん:
本人が全然受験生っていう意識がなくて、進路説明会とかも、うちの学校は親子で座る感じだったんですね。隣に座っているので、何か母親が聞いているだろうみたいな雰囲気があって、私はちょっとむかっとして、あなたが聞いてなきゃいけないのよって言って横で突っついていたんですよね。私知らないからねって、私はただ聞いているだけで、後は知らないよって。だから、アドバイスっていうよりも、もうちょっと自分の人生について考えなさいっていうことでお尻を叩きました。大学生になったら親はあまり関わろうと思っていないので、後は全部自分で考えて調べてやりなさいっていう感じです。


平田 俊浩さん
(次女が熊本大学 法学部3年)

平田さん:
そうですね。志望校の選択って言っても高校生の段階で将来、自分がどういう所で働きたいとか、なりたいとか、まだ決められないので、その点では、学部の選択も割と幅のある方が良いとは言いました。どういう人になりたいとか、どういう職業スタイルかは分からないんですね。なので、法学部みたいな幅広の所で、そこに入れるようだったら、そっちの方が良いかなぐらいの話はしました。

お子様の受験情報は、どのように親として入手されていたかというのをお伺いいたします。

原田さん:
うちはもう本当に全部子どもに任せていました。学校に行けなくなった時期も、先生方が本当に守ってくださって、本人がやる気になるまで待ってくださいました。大学の情報も学校から娘の方に。私は娘が元気に生きる力を取り戻すことが最優先だと思っていたので、大学の内容や進学に関してまでは考えられませんでしたから。

原田さんのお子さまは県立ですか、私立ですか。

原田さん:
県立です。
教育理念や指導方針、精神面でのサポートや保護者への配慮など、本当にしっかりしていました。行けなくなった生徒は性格も環境も違うし、色々なパターンがあるのですが、それぞれに合ったように先生方が対応してくださるんです。周りの子たちも、自然に接してくれました。仲良しのお友達もたくさんいたので、「今日は楽しかった」と帰って来るんですけど、やっぱり次の日は行けない。理想が高く、まじめで几帳面な性格だったり、完璧主義なところがあると、周囲への気遣いや無意識に細かい事が気になって、心身共に疲れてしまいます。
そこに来るまで必死に頑張って、頑張り過ぎて動かなくなっているだけなので、甘えているとか、怠けているという声は気にせず、休めばいいんです。「疲れたらひとやすみして、周りの人と話をして、また歩き出せばいい。」という担任の先生の言葉を「お守り」に、私と娘は1日1日を大切に過ごしました。学校に行けず一番辛いのは本人です。どんなに辛いかは、体験してみないと分からないし、何をどれくらい悩んでいるかは、本人にも分からないかもしれません。親は焦りますが、責めたり、無理に行かせようとするのは危険です。
お母さん同士 連絡をとって話し合ったり、本当にいろんな体験をさせてもらいました。学校に行けなかった時期に、子どもがいろんなことを考えていたということも、元気になってから、話してくれたので、辛い経験も無駄ではなかったなと思いました。理解ある先生方に心から感謝しています。

西尾さんいかがでしょうか。

西尾さん:
うちは、オープンスクールで結構分厚い大学の資料いただいていました。全ての学部が載っているようなので、本人は大学に行ってどういうことをやるのか、学科がどういうものなのかも、よく分かってなかったみたいなので、取りあえず自分のところはくまなく読むようにっていうことだけを言っていたら、いろいろ付箋を付けていました。私もそれを読んで、私からは一切発信しないで、本人は、あとネットとかホームページで見て調べていましたね。

そこの高校からは、学部ごとに指定校の枠がある形だったんですか。

西尾さん:
そうですね。基本どこも1名。東京や九州もだいたい1名ですね。

平田さんいかがでしょうか。

平田さん:
サイトは結構見ましたね。特に参考になったのは、基本的な学部の偏差値とか授業料とかですね。大学に入ったら、自由度は非常に高いんですけど、授業の受け方が全然違うじゃないですか。娘は大学ってどんな所かよく分からないような節があるので、そういう点も話をしていました。大学の受験情報を調べていろんなサイトを見ていました。

受験勉強のさなかお子さんの健康面ですとか精神面も十分配慮されてきたと思うんですけど、どういう部分を配慮されたかを、ちょっとお伺いしたいと思います。

原田さん:
食べ物はバランスを考えて、添加物をできるだけ取らないようにということと、規則正しい生活に気をつけていましたね。それから、精神面では、自分がみんなと同じようにできなかったとしても自分を責めないようにということを考えながら。

西尾さん:
うちもそうですね。取りあえず健康が第一で。どんなに勉強ができても当日やっぱり具合が悪かったら、力が発揮できないので。小さいころから365日うがい手洗いは、とにかくうるさく言ってきたので、基本的にほとんど病気もしないんですね。熱が出てもだいたい1日で回復するので、熱が出たときは、どんな大事なものがあっても一切捨てて、取りあえず寝かせて短期間でよくなるようにしていました。健康面は、部活を3年間していたのですごく体力もついていて、そんなに心配することはなかったんですけど、精神面は、中学のときに結構嫌な思いをして、親も大変でした。高校に入ってからは、そういう友達と完全に分かれて、高校の友達はとても良かったので、毎日楽しく高校に行って何も特に心配はしてなかったです。体調を壊さないようにっていうことだけですかね。

平田さん:
あまり心配はしていなかったです。子どもは、よく話をしてくれたので。子どもは朝早いんですね。朝の課外授業があって、登校に1時間ぐらいかかりますので、毎朝6時ぐらいに家を出なければならなかったんですが、家内が作ったお弁当を持って、毎日統合していたんです。いや、真面目だなと感心していました。よく頑張るなとも思いましたし、よく話もしてくれたので、不安に思うことはあまりなかったです。

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