全国区保護者座談会(2019年開催)

写真前列左から
佐藤 仙生さん(長女が早稲田大学1年生)
三浦 真紀さん(長女が九州大学1年生)
上村 幸代さん(次男が東京大学2年生)

写真後列左から
柿澤 恭史さん(長男が東北大学1年生)
濱寄 薫さん(長男が北海道大学2年生)
林 真理さん(次男が東京大学1年生)

自己紹介と受験勉強について

最初に自己紹介をお願いしたいと思います。


濱寄 薫さん
(長男が北海道大学2年生)

濱寄薫さん(以下 濱寄さん):
濱寄です。息子は北海道大学文学部です。

柿澤恭史さん(以下 柿澤さん):
子どもが東北大学工学部に通っております、柿澤と申します。息子は長男で、一人っ子ですが、今年の4月から仙台の方に引っ越しをして、一人暮らしをしています。

佐藤仙生さん(以下 佐藤さん):
早稲田大学教育学部1年生の娘がいます、佐藤です。3人兄弟の長女です。

上村幸代さん(以下 上村さん):
上村です。息子は東京大学の2年生で次男です。

林真理さん(以下 林さん):
次男が東京大学の文科一類に通っています。一浪して現在1年生です。

三浦真紀さん(以下 三浦さん):
九州大学農学部1年の娘がいます、三浦です。

お子さま方は、どこで受験勉強をしていたのか伺いたいと思います。

濱寄さん:
はい、リビングですね。テレビがんがんの普通の場所で、ずっとしていました。自分の部屋もあったんですけど、そっちは使っていないです。

柿澤さん:
うちは自分の部屋で、ずっとしていました。

佐藤さん:
予備校もしくはフードコートだったと思います。うちに帰ってきて勉強する姿は、1分も見ないで終わりました。

上村さん:
主に自宅でファストフード店なども利用していたようです。

林さん:
ウチは自宅では気が散ってしまい集中して勉強出来ないタイプなので、毎日学校や一般の自習室に行って、勉強は全て終わらせてから夜に帰ってきていました。

三浦さん:
うちも家に帰ってきてからはまったくしないで、予備校の自習室でしていました。自習室が使えないときはタリーズコーヒーで数時間勉強していました。

親御さんから見られて苦手な教科があったどうか、ご存じだったら教えてください。

濱寄さん:
文学部なんですが、国語が苦手でした。あとは社会ですね、歴史が意外に盲点で、その辺がちょっと難しいところで、気になりました。


柿澤 恭史さん
(長男が東北大学1年生)

柿澤さん:
うちは理数科だったんですけど、実は数学が苦手でした。

佐藤さん:
うちは数学です。

上村さん:
うちは、よく分からないです。

林さん:
ウチは数学が一番苦手だったのですが、ずっと医学部を目指していたんです。結局、高2の時に文転して文系に変えたのですが、相変わらず数学には手こずっていました。

三浦さん:
うちは国語、特に現代文です。作者の気持ちも主人公の気持ちも何も分からず、最後まで国語には悩まされました。

お子さまが受験勉強中のときに、大学入学にあたってのご心配、不安なことなどありましたか。

濱寄さん:
大学の選択なども割とスムーズに自分で決めてきていたので、あと学校との相談と塾があったので、そんなには心配はなかったです。あとは睡眠とか食事ぐらいしか気を遣うことができないので。

柿澤さん:
うちは行きたい大学が二つあって、一つは関東の大学、もう一つは、今の東北大です。うちは浪人なんですけれども、浪人でもAOを受けられるので、東北はAOで入りたい。一方で、関東の大学は普通に受験なのですが、AOが受かったら、関東の大学は受けられないということが一番の悩みでした。本人が行きたかったのは関東の大学だったんですね。僕が一番心配したところは、自分が一番行きたいところに行かなくて、本当にその先、ちゃんと東北大学でやって行けるのだろうかというところでした。あと彼は、絶対に2浪だけはしたくないと言っていたので、親としては、どこに行ってもいいよとアドバイスをしていました。

佐藤さん:
彼女は、今の早稲田大学も行きたかったし、もう一つ国立の大学も行きたくて勉強をしていました。国公立は関西の大学だったので、もしそっちに受かったら家を出る。そうなると住まいやいろいろな準備はどうなるのか、シミュレーションができないぐらいいろいろあって、不安だらけでした。

上村さん:
特になかったです。

林さん:
さっきも言いましたが、本人も家族もずっとお医者さんになるもんだと思っていたので、文転した時には、まず何になりたいか、どこの大学の何学部にするかなどを改めて考え直す必要がありました。そうは言ってもゆっくり考えてる時間もないので、その頃は焦ったり多少不安にもなりました。

三浦さん:
私も大きな心配や不安はなかったんですが、農学部に行きたいというのがずっとあったので、私立を受けるときに同じレベルの私立がなかなかなくて、どこを受けようか悩みました。結局関東と関西で1校ずつ受けたんですけど、センター利用で受けたので、そこに行くとなった場合どこに大学があるのか分からない、住むところも探さないといけない、という点は不安に思いました。

オープンキャンパスは、お子さまと行かれましたか。

濱寄さん:
オープンキャンパスは1校だけ関西の方に行きました。2年生のときに、息子と私で日帰りで行ってきました。そこが第1希望だったので行きました。そのときには住むところの資料をもらってきて参考にしていました。

柿澤さん:
高校3年生の夏休みに、九州大学、大阪大学、名古屋大学、横浜国立大学に行って戻ってくるというツアーを息子が一人でしていました。


佐藤 仙生さん
(長女が早稲田大学1年生)

佐藤さん:
関西の方の大学は、彼女が2年生のときに一人で行って私は行きませんでした。1浪しているんですけれど、浪人中に早稲田のオープンキャンパスに、次女も高2でちょっと調べなければいけなかったので、二人を連れていきました。

上村さん:
友だちは子どもと行っていたのでいいな~と思っていましたが、私は行っていません。

林さん:
まだ医学部志望だった頃の話になりますが、兄も医学部志望だったので、中学校の頃から全国の国立大学を一緒に見に行っていました。オープンキャンパスだけに絞ると日にちがかぶっていくつも行けないので、学祭なども利用して出来るだけ行くようにしてました。なのに、実際今行ってる大学のオープンキャンパスには、結局バタバタで行けないまま受験になりました。

三浦さん:
高校2年のときに娘と、二人で一緒に行って、行きたい学部の先輩の学生さんから、授業のことや学校生活のことなどを聞いたりしました。

親御さんが進路選択で一番悩んだことは、どういうことですか。

濱寄さん:
進路選択に関しては、社会歴史で教員になりたいというのが本人の希望で、一応それに合わせた大学選択だったので、そんなに迷うこともなかったです。学校は、東大か京大かみたいなところから始まって、あとは自分が行きたい学部が、どっちが合っているのか、それと私立を受けておかないといけないということで、そんなには迷わなかったです。

柿澤さん:
一番行きたかったところと、AOで受かったところのどっちを取るんだろうというところが、一番悩んだところでした。もう一つ言うと、東北だと地震があるんじゃないかというのが僕はすごく心配したんですけれど、家内が、そんなの日本中どこでも同じだよというので、そうだねと話していました。

佐藤さん:
第1志望の国立はもう彼女の中で揺るぎなかったし、12月、1月ぐらいに、早稲田も同じように行きたいという気持ちがになったらしかったので、それで行きなさいという感じでした。国立の後期試験は、やっぱり浪人したかいがあったと思うような受験で終わらせてあげたいというところがあったので、受験校は、私がデータや学校案内を集めて、そこは、ちょっとやってあげた感があります。どこかに入れたら浪人しても良かったねと言えるという状態になれたし、それで国立の試験や、私立の試験に入れたので良かったなと思っています。

上村さん:
志望大学がひとつで、ダメだったら浪人と本人が決めていたので大学選びで迷うことはなかったです。

林さん:
文系に変えてからあまり時間がなかったのですが、文系職業の番組やドラマ、映画などを家族で見たりしながら本人の勉強のモチベーションを上げていきました。今はほぼ法律家の道に進もうと考えているようですが、息子の大学は学部を決めるのがまだこれからなので、どうなるかはまだ心配ですね。

三浦さん:
高1のときに文系か理系か決めますが、うちはもう単純に国語が苦手だったので、理系に決めました。理系の中でも生物が好きだから農学部かなと話し合いながら、九州大学のオープンキャンパスに行って、農学部の2年生、3年生のゼミの先輩の話を聞いたりしました。あと九州大学は、1年間は全てのことを勉強して、2年生に上がったときに専攻を決めるので、まだ専攻を固め切れていないので、決めるまで時間がある大学が合っているのかなということで、志望校が固まったという感じでした。

お子さまの志望校の選択で、どういうアドバイスをされましたか。

濱寄さん:
単純に東大か京大か、どっちにしようかと聞かれ、東大っぽくないよね、東大じゃないなら、じゃあ京大にしようかと言って京大にしました。でも京大は、本人が学びたい西洋史ではなく東洋史だったので迷ったみたいです。それとは別に北大が西洋史を学べるということで本人が見つけてきて、前期駄目であれば、後期で受かればいいかなという形でした。

柿澤さん:
最初に私の子どもが行きたかった学科は、かなりフォーカスを絞った学科だったんですね。そのときに、本当にそれでいいのか、すごく議論をしました。最終的に、物理や機械など、専門性を広く勉強できる学科の方が良いんじゃないかというのをアドバイスしました。その本人がやりたいことというのが、航空機であったり、宇宙みたいなことだったので、それができるところを二人で探して、JAXAには、どういう大学から入っているのかとか調べたりして、自分の行きたいところを決めていったという感じです。私も、ずっと理系だったものですから、小学校に入る前から二人で庭で実験とかをしていて、高校は理数科に入ってくれたので、すごくうれしかったです。本当は化学に行って欲しかったんですが、彼は物理とか機械の方が好きになっていったので、ちょっと寂しかったところもありますけれど、機械だったらこんなところがあるよと学校を調べたりして、相談して決めました。

佐藤さん:
特には何もしていません。やりたいものは明らかになっていたし、最後の国公立の後期の志望校選択のための資料とデータを用意しただけですね。


上村 幸代さん
(次男が東京大学2年生)

上村さん:
うちは最初地方の大学を志望していたのですが、理由が「家を出てみたいから」だというので、主人と相談し自宅から通学可能でも出ていいことにしました。それで志望校が固まったようです。

林さん:
文転の後、本人が「東大受けようかな」と言い出した時には、家族全員で「いいね!いいね!がんばれ~!」と激しく同意しまくりました(笑)。それで、その後に本人が弱気なことを言うことがあれば、家族全員一丸となって「ぜ~んぜん大丈夫!絶対受かる!ブレない、ブレない!受かる、受かる♪」と、大したことない風に軽めに(?)言い続けました。でも私たちも実際は、その度に超~不安になっては裏でコソコソと作戦会議をしたりしてました。

三浦さん:
うちは農学部と決まる前までは、将来どんな仕事をしたいのかを聞いて、例えば、文房具メーカーに入って、文房具をつくってみたいと言ったときは、それは何学部だったら行けるのかなとか、この大学はどうかなというふうに質問や提案をしながら本人が志望校を決められるようにサポートしました。

お子さまの大学情報は、どういうふうに入手されていましたか。

濱寄さん:
学校の進路説明会や予備校の資料、冊子をもらいました。サイトは見ていないですね。

柿澤さん:
高校のPTAの行事で、毎年二つずつ大学を回るというのがあって、そこでもらったパンフレットであったり、聞いた話が、一番役立った情報だったかなと思っています。ただ、東北大学のことは、ウェブを見て受験の情報を得ました。

佐藤さん:
高校の進路指導集会が年に2回あって、進路指導主任がすごいやり手で、データの解析が素晴らしいので、その先生の話が一番よく分かりました。あとは、PTAの研修旅行で、毎年二校ずつ回るので、早稲田にも行きました。センターが終わった後は、河合塾の受験生のデータが集まってきたものを志望校別にまとめて度数分布で出ているサイトがあるんですけれど、それは見ましたね。

上村さん:
高校と予備校からですね。

林さん:
うちは県立横浜翠嵐高校だったのですが、生徒や保護者に進路集会や進路説明会を度々開いたりしてくれていました。高校の先輩が比較的たくさん進学する大学の受験情報は、首都圏も県外も含め、先生がデータ化してくださったものや詳しい情報などがあり、とてもわかりやすかったです。予備校や塾もいろいろ情報を持っているので活用していましたが、その場合は自分から積極的に聞きにいく必要があるのかな、と思います。

三浦さん:
私は、高校からもらった資料と、塾の資料の二つを見ていました。高校のは前年の卒業生が4月からどれだけ点数が上がったかと、受けた大学、合格した大学というのが載っていたので、受験する大学のレベル感を参考にしていました。塾でもらっていたのは、選択科目で受けられる大学が変わってくるので、それを見たりしていました。

受験勉強中のお子さまに対して、健康面、精神面、どういった点を注意されていましたか。

濱寄さん:
一般的ですけれど、食事、睡眠。後になったら、睡眠は、なかなか取れなかったんですけれど、見守るという形ですよね。あと本人が気分転換をして、ギターを弾いたり、音楽が好きで聞いたりしたときに、ちょっとうるさいなと思ったんですけど、それを、みんなで聞かないふりみたいな感じでいました。でも、良かったです、気分転換ができて。そんなことぐらいですね。

柿澤さん:
私は平日は子どもとほとんど会うことがなかったので、健康面のところは家内にほとんど任せていました。家内のことを考えると、風邪をひいたりしないか、いろいろ気を付けていたと思いますし、高校生になってもちゃんと布団が掛かっているかとか、そういうところも見てくれていたと思っています。精神面は、思い詰めたりしないように、土日はできるだけ家族でご飯を一緒に食べたりしていました。

佐藤さん:
精神面は、割と猪突猛進なタイプなので見ているしかなかったのですが、健康面は弱い。弱くて、まず食べないから、受験中も浪人中も、体重が減っていくので、お弁当をつくったり、帰ってきたらご飯を出したり、私も頑張っていました。決められた時間にご飯を出し、時間に朝起こし、健康面に気を配り、精神面は、余計なことを言わない。それを気を付けました。

上村さん:
私も「お夜食よ~」っていうのをやってみたかったのですが、私より早く寝るし時間になったらご飯をきっちり食べるし自分自身でしっかり管理していました。私は彼の望む時間に温かいものが食べられるように、お風呂に入れるように気持ちよく眠れるようにシーツをあらっておく位でしょうか。そうそう、アロマをたいて目と肩をもんであげたこともありました。忘れていると思うけど。

林さん:
上の子たちもいて、やはり浪人もしてたりしたので、ずっと大学受験が何年間もあたりまえの家だったんです。なので本人も慣れちゃってるとこがあったのか、自分の番が来ても特にかまえることなく過ごせていたと思います。

三浦さん:
健康面は、部屋を乾燥させないことです。常に部屋に洗濯物を干したりして湿度を保っていました。あと毎日のRー1ヨーグルトは欠かさず飲ませていました。精神面は、一人で頑張らせないように私も毎日部屋の掃除をちょっとずつ頑張るね、一緒に頑張ろうねみたいな感じで、声を掛けていました。また模試が悪かったときは、最終ゴールは受験で受かればいいから、逆に今失敗して良かったよねみたいな感じで、マイナスな言葉は掛けなかったです。本人も普段どおりを望んでいたので、できるだけ普段どおりにというのをいつも心掛けていました。

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