受験生(高校生)の保護者座談会

大学受験について

保護者の方々の目線で、お子さんが大学受験に対して、こう考えているのではないかなという点など、お教えください。

井上さん:
受験は国立大学を受けたいと思っているみたいです。一緒に3者面談をこの夏にしたんですけれど、担任の先生に私立を受けるんでしょうと聞かれて、その時に息子は私立を考えていないんだということを知りました。うちは理系を選んでいるんですけれども、得意な科目が国語と社会だから、もしかしたら文系かもとか今さらながら言い出して、いやいやちょっと理系で行ったらいいんじゃないと、今ごろふらふらされてもなとは思っています。高校は3年生になってから文理にしっかり分かれるので、今は文理の希望者が一緒のクラスにいるので、だからかもしれませんが、もしかしたら文系かなという話をしています。だからオープンキャンパスを見に行ったのは、一つは理系を見に行き、一つは文系を見に行っていました。

伯田さん:
うちの子は、いま2年生の夏休みに入って、3者面談をしたときに、2年生のうちにオープンキャンパスを見ておかなければいけないよと指導されていたはずなのに、まったく申し込んでいなくて、大学には行くつもりでいるけど、でも実際のところあんまり大学には行きたくないという気持ちもあるらしいんですよね。なぜならば、将来自分は声優さんになりたいと言うんです。でも大学は進んでおかないと駄目なんじゃないかという感じで、自分は得意なのが理系だから、理系に進むと言っているけど、でもその中で、学部を何を選んだらいいのかとか学科を何をしたらいいのかまったく分かっていないし、さらにオープンキャンパスに行こうともしていないから、どこの大学を選ぶのか心配です。

有田さん:
今の段階では目の前のことしか見えていない、例えば週始めだったら木曜くらいまでしか考えられない、そういう視野の狭い世界で生きているように見受けられます。最近は、小学校からキャリア教育をやってくださるんですが、うちの子は小学校や中学校でそうした教育を受けても、将来何をやりたいか分からないと言っています。得意科目はテスト結果などで単純に数字で出るレベルでは把握していますが、それだけで文系か理系かというのも判断がつかず、進路をどう決めたらいいのかわからないという焦りを時々口にしています。進路を決めるきっかけでもつかめればと、オープンキャンパスに行ってみたらと話してみましたが、情報収集さえ自分で動かず、結局何もしないまま1年生の夏が過ぎてしまいました。大学受験に対しては、まだきちんと向き合えていない状況です。ただ先日、一人暮らしは怖いからしたくないという理由で、自宅から通える範囲の大学を考えていると言っていました。


横山 裕子さん
(長女が千葉県立高等学校1年)

横山さん:
8月にオープンキャンパスに行くまでは、私大学に行くのかな、ぐらいに、高校を出た後のことが何にも思い浮かばなかった感じでした。1校だけですけれどオープンキャンパスに行ったら、かなり自分の行きたい、興味を持つところに行けたみたいで、たぶん第1志望は、そこになるのではないのかなと思っています。やっぱり目標ができると、勉強もあそこに行くためにやるんだという思考になってくれるのではないかなと思っています。まだ1年生というのもあって、2年後に自分の身に起きることと捉えられていないような、漠然とした将来に大学があるぐらいな感じですね。でも、一応この学部を目指そうかなというのは今年決まったので、私的にはこのまま行けばいいのかなと思っています。

渡邉さん:
高校では、毎年夏にオープンキャンパスを一人2校行かなければいけない、レポートを書かなければいけないのですが、去年は1年生でほんわかした感じだったので、取りあえずノルマをクリアするという感じで、そんなに深い感じで見に行っていたものではなさそうな感じではありました。ただ今年は本人が自分で決めて、地方の国立大学なんですけれども、一人でオープンキャンパスに行くので、お金を出してくださいと言って頭を下げ、一人で2泊3日の模擬講義を受けてきました。やっぱり地方だと、そうそう簡単には見に行けない。オープンキャンパスもその日だけ狙って行かないと、もう二度と行けないぐらいの勢いだったので、私も行く気が実は満々だったんですが、お母さんと一緒に行くなんてと言われてしまって、私は泣く泣く諦めました。実はここの地方の国立大に行きたいということを初めて聞いたんですね。まず目が点になりました。私はどこにでも行っておいでというタイプではあります。ただ主人と私の意見が合わず、なぜそんなわざわざ遠いところに行くんだ、そこでなければいけない理由は何だと、息子と話し合ったりはしています。そこも解決はできていないのですが、ただうまく説明はできないにしても、本人の中ではそこしか考えられないという気持ちではいるそうです。

森本さん:
うちはもう宣言されたんですけれど、中学で行っていた塾の国語の先生が、高校受験が全てではない、その先があるとずっと言い続けていたみたいで、もう高校に入るときから旧帝大に行くと言っていたんですね。家から出るというのも言っていました。去年も学校が主催するオープンキャンパスに行きました。今年もう一つ、旅行を兼ねて行きました。去年と今年行ったところとで、夏休みが終わる9月1日に、この大学の何学部を受けますと、もう宣言されてしまったので、頑張ってと言っています。

大学入学までで親御さんとして心配なことと、準備で不安なことなどあれば教えてください。

井上さん:
一番は金銭面ですね。実は先輩のお母さんから、受験までにお金がたくさんかかるのよと言われて、例えば入学式のためのスーツだとか、それから地方へ行くのであればお引っ越しの金額とか家財道具を準備するだとか、計算してごらん、結構なものなのよと言われて、そこで初めてお金のことに気が付きまして、ちょっとずつでも貯めなくちゃと言っている昨今です。あと不安は、うちは何もできない。起こしても起きないし、ご飯の支度もしないし、何のお手伝いもしない子ですから、ここで一人暮らしをして欲しいなと思っているんですけど、本人が不安がっているんですね。いっそのこと北大の寮でも入って、安いし、先輩からしごかれるし、ドキュメントができるぐらいの有名な寮だから、もうそこにでも入ってきたらと、今言っている状況です。あとは受験の制度が変わるので、私はきっと出遅れるのではないかというところが不安になっています。

伯田さん:
次女が集めている雑誌の中で紹介されていたのですが、早稲田大学のアニメ研究会からデビューをされている声優さんとかもいるから、取りあえず大学ももう早稲田ということにして、将来、そこにはこういう研究部があって、そこからいろいろ声優界にデビューしているOBとかOGがいる、そしたらそこにもいろいろな情報が流れてくるからと、オープンキャンパス唯一そこに行ってみたんです。今度文化祭が11月にあるので、そのときに何かイベントがあるので、そこにちょっと行ってみるようです。


有田 恵子さん
(長女が千葉県立高等学校1年)

有田さん:
やはり入試制度の変更が一番気になります。初年度の受験生ではないんですが、初年度実施での問題点などがあれば、2年目にはまだ急な変更があってもおかしくないと思うと不安ですね。予備校などに行っていなければ、タイムリーに正確な情報が入ってくる保証もないので、乗り遅れないかしら大丈夫かしらと心配になります。いろいろ過保護かもしれませんが、やはり親も子供と一緒に頑張らないといけないのかなと思っています。わが子の希望進路の方向性も未定、入試制度の変更もいろいろ流動的だとニュースで聞くので、今は、何が一番不安なのかを絞りきれないぐらい、漠然と大きな不安を感じています。

横山さん:
目指すところは決まったのかなと思っていますが、そんなに遠いところは嫌だ、下宿も嫌だと言うと、どこが受けられるのか、みたいなところを不安に思っています。入試制度が来年から変わりますけど、自分の経験談は使えないんだと思うと、具体的に、これとこれとこれが不安ですと挙げられないぐらい、いろいろと不安はあります。

渡邉さん:
私も皆さんと同じで不安しかない。ただ何が分かっていないのかが分からない。それが結構大きくて、子どもが分かっていればいいかなと思う反面、親も最低限ここまでは分かっていないといけないんじゃないかというところが絶対にあるはずなのに、なぜ私はこんなに分かっていないのという焦りもあります。なかなか情報も、いろいろありますけど、きちんと誰か整理して1回私に分かりやすく話して欲しいと思いたくなるぐらいに、漠然とし過ぎて分からないことが本当に不安ですね。

森本さん:
やっぱり大学入試制度が変わるということが、一番の不安な点だと思います。ただ受けますと言った大学は、聞いたところによると、このままの流れで2020年はやりますというお話だったんですけど、そこに受からなかったら、後期とか、私立とか受けなければいけないときに、その大学は外部の英語はどうするんだとか、科目はちゃんと大丈夫なのか、特に外部の英語試験が一番の問題だと思います。ネットで調べれば出てくるんですけれども、一覧表でこの大学はこうですというものがあるといいなと思います。

お子さんが選んだ大学に対して期待すること、何の期待を込めて大学に行かせるのか、というところをお伺いしたいと思います。

井上さん:
その学校の特徴だとか考え方とかがあると思うんですが、例えば、私は千葉大に行くことが多いので千葉大の話をさせてもらいますと、入り口が教育学部の保健室の先生になるところの学部に行ったとしますよね。病気のことやいろいろな心のこととかをお勉強するうちに、その学生さんが看護師の方に行きたいと思ったら、4年生が終わると学部を変えることができるんですね。心理学をやりたいと思ったら心理学の方に進んでいけるし、あと臨床系とかスクールカウンセラー系の資格を取れる方に行けたり、あるいは教育心理学を取っている子が勉強しているうちに精神科医になりたいと言うと、4年目以降5年目からのときに試験を受けて学部を変えることができる。もちろん成績が必要ですけれども、千葉大って柔軟なんですね。自分がそこで勉強して興味を持ったときに、そちらに行けるコースを、ちゃんと持っている学校であって欲しいなというのは、常に思っています。うちの子はどこに進むか分からないですけれども、公立、国立、私立問わず進みたいところに進んでいけるような仕組み、システムを持って欲しいなというのが一番の希望です。

伯田さん:
私もいわゆる資格を持った仕事なので、大学に進むんだったら薬学部がいいんじゃないかと促してはきたんですけれど、声優さんになりたいと言うんだったら、本当にそこでやっていけるか、まず分からない。だったら保険だと思って、勉強すれば何とか大学だって行けるわけなんだしと話をしたりはしたことはあるんですけど、薬学部とか医療系には、まず興味がないと言われたんですよね。私の中にも大学に行ったのだったら、できることなら、資格を取っておいて欲しいなという思いがあります。

有田さん:
大学がゴールではないので、自分の将来に向けて少しでも視野の広がる経験ができる、そうした環境があればいいですね。大学時代は、忙しいながらも自分次第で多様な時間の使い方ができると思うので、学びながら興味に応じていろんなことに挑戦してもらいたいと思っています。自分自身の経験上、他の学科や学部の科目も気軽に学べて単位も認められたり、入学後に学内での進路変更のようなことが比較的容易にできたり、留学生と気軽に交流できる場があったりすると、より柔軟に自分の将来を考えられることにつながると思います。キャリア形成という観点で言えば、資格取得に向けたサポートがあったり、グローバルな視野を持てるような学びの機会が多くあったり、という要素があればなお嬉しいですね。

横山さん:
私も大学に入って、こういう教育をして欲しいみたいなことは考えてなかったんですけど、理系のオープンキャンパスを見に行って、そこは、企業の連携とかもあって、提携しているところへの就職もあるようでしたので、たぶんそこは大学時代で学んだことを生かせる仕事だと思うので、社会に出てあの大学に行ってあれを習っておいてよかったというのが、取得できればいいのかな。自分の大学生活を振り返ると、私は都内の大学だったので、いろいろな地方から出てきた人とか高校もさまざまで、いろいろな人と出会って、サークルに入ったら学部とは違う交流とか、行動範囲も広がって、交友関係も広がって、いいこと、悪いことを覚えてというような、社会に出て働く前のいろいろな経験を積む時期だと思うので、娘にもそういう場に大学をして欲しいなと思っています。

渡邉さん:
今改めて考え始めているんですが、高校に入って、やっぱり中学のときとは違う仲間と今暮らしているので、これが大学に入ると国籍も性別も出身地も全部違う人たちが、一遍に集まってくるわけなので、その中でもまれて欲しい、もう少し視野を広げて欲しいなと思うので、グローバルな環境に大学がなっていったらいいなという期待はあります。

森本さん:
私は私大の文系で女子大だったので、子どもが目指している大学とは全然違う環境で、見に行った時、キャンパスも本当に広いし、緑も豊かで、こんなところで勉強できるんだな、ここに入れればいいなと思っています。息子の話では、そこではもともとは外国の先生がいたということもあって、単位の一つに留学生と交流をして、単位を取らなければいけない授業があるらしいです。グローバルな視野で大学生活を送り、全国から集まってくるいろいろなタイプの人たちと交流して欲しいと思っています。4年間でいろいろな人たちと、勉強をし、様々な出会いの時期を楽しんで欲しい、そんな環境であって欲しいなと思っています。

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