大熊 弘美さん(以下 大熊さん):
勉強は自分の部屋でしていました。3年生の6月に慌てて塾に入り、そこの自習室でも勉強をしていました。
苦手な教科は、中学のころから数学がちょっと苦手でした。なので、進路を決定する時点で数学と縁の遠いところ、文学部を選んで行きました。
渡辺 ゆかりさん(以下 渡辺さん):
うちの子は主に塾と学校の自習室で勉強していました。苦手な科目は文系の科目全般。特に古典が苦手で、受験には使わないということで克服はしていなかったです。
受験を自己推薦で受けるというのを決めて、小論文が課題だったので、高校3年の春から塾で小論文対策をしました。
進学先は、高校2年生の時にオープンキャンパスに行って、日本女子大学の被服科の教授と劇的な出会いをしたらしいんです。それまではすごく迷っていて、オープンキャンパスに行くたびに、この学科が良いとか言っていたんですが、そこからは被服科一本。そのために秋ごろから塾に行き始めました。
大熊 弘美さん
(長女が日本女子大学 文学部1年生)
大熊さん:
本人は、学校の先生との意見調整に悩んでいました。でも最終的には、自分の意思で受けたら駄目なのかしらと、準備だけはしておいたら良いよと、声を掛けていました。
実は、娘は高校が第1志望校ではなかったんです。高校に通うようになってからも、なかなか勉強に対してのエンジンがかからなくて。そのうち気持ちを切り替えていってくれるんだろうなと、自分自身で動いてくれるのを待っていたのですが、1年生が終わっても、2年生が終わっても、なかなかそういう姿勢が見られなくて、この子、本当に大学に行く気があるのかなと思っていたんです。でも、あんまりそういうのを出さないように、将来のことは自分で決めてねという感じでいました。内心は毎日どきどきしていましたが。
大熊さん:
オープンキャンパスは、1年生のころからずっと別の大学に行っていたんです。突然、
高校3年生の夏休みが終わりかけるころに、自分では行けないから、お母さんオープンキャンパスに行ってきてと言われて、初めて今の大学を志望していることを聞いたんです。そこまで私は知りませんでした。
本人は推薦で受験するつもりだったようですが、推薦で受かるというのはなかなかないので、もし駄目でもちゃんと気持ちを切り替えて一般入試で受けなさいねということは言っていました。
渡辺さん:
オープンキャンパスに可能な限り通いまして、その都度いただいてきたものと、あとはホームページを娘は見ていたみたいです。
渡辺さん:
はじめは日本女子大が第1志望という同じクラスで同じクラブの仲良し3人組で行ってきて、その後、学部とか志望が違ったようで、被服科一本に絞りたいからと、私と娘とずっと二人で通いました。
大熊さん:
決まってからはとにかくお金を集めて払わなくてはいけないなというのが第一で、その他のことはあんまり思っていなかったかもしれません。
渡辺さん:
うちもやはり入学金や授業料の支払いのことをまず準備しました。他に不安だったのが、受験のときもそうだったんですけど、大学から紙ベースの書類をいただくのではなくて、自分でプリントアウトした書類を記入して送るみたいな方法だったことです。私たちの世代はちょっと慣れないので。全部漏れなく出せているのだろうかというのが一番不安でしたね。
大熊さん:
ダウンロード類に関しては全て娘にさせました。いろいろ確認事項があることに対しては父親の方に頼んでいました。
大学のホームページに関しては、スマホで見ることの方が8割ですかね。なかなかパソコンを開く時間がないので、どうしてもスマホに頼りがちになりました。
渡辺さん:
ダウンロードはうちでは夫にやってもらいました。それを二人でよく見て検討し、漏れがないように何回も見直しました。
ホームページは、スマホで見ていることが多かったです。
大熊さん:
いろいろ書類が送られてきた中に、参加するものがあったので、とにかくそういうのがあったら全部行ってみようと思っていました。説明会には、午前中は学校だったので午後の部で行かせていただきました。たぶん制服で行ったはずです。
私は、大学ではなく専門学校だったので、大学ってこういうことをするんだ、大学生になっていたらこういうことを聞いていたんだなと思いつつ、お話を聞かせていただいた記憶があります。
たぶん1年を通してのカリキュラムというか、行事の予定があって、これだけ夏休みがあるんだね、春休みもこれだけあるんだね、とそういう話をした覚えがあります。大学生活に私の方がわくわくどきどきしていたような気がします。
渡辺さん:
私も生協のことは本当に漠然としたことしか分からなかったので、説明会にぜひ参加したいなと思って参加させていただきました。うちも午前中はたぶん学校だったと思うので、午後に行ったのでお会いしていたんですね。
それで生協がこんなこともしてくれるんだと分かって良かったなと思いました。先輩の生の大学生活のことが聞けたのが良かったかなと思っています。
校内を説明してくれたときにロッカーの場所に連れて行ってもらって、「こういうところに荷物とかを置けるんですよ」と教えてもらったのが一番印象に残っています。ロッカーのない大学もあるらしいので、良かったと娘が言っていたのを覚えています。