全国区保護者座談会(2020年開催)
コロナ禍でお子様の受験・進学・新生活準備をご経験されて・・・

合格(進学)意思決定直後について

 合格してから入学までの間、最も心配だったことは何でしたか?


高橋 泰子さん

髙橋さん:
 本人があまり人とコミュニケーションをとるのが得意ではないので、新しい学校で、しかも一浪したので同じ学年の子たちはもう先輩で、その中で友達をつくれるのかなというのが一番不安でした。学校の勉強についていけるのかというよりは、サークルや部活に入って友達付き合いの輪を広げてほしかったです。この状況下で、本人は現在まだサークルに入っていませんが。

呉本さん:
 一人暮らしをするとしないとでは本当に全然違うなと思いました。息子は京都の大学に決まったので、合格してからが本当に忙しかったです。合格して嬉しかったのは一瞬で、一人暮らしの準備や契約などで必死でした。息子に対しても、本当に一人でやっていけるのかな、大丈夫かなと、とにかくずっと不安でした。それに対して娘のほうは自宅からそのまま通うので、あまり心配もありませんでした。二人とも手続きだけはやはりきちんと締切り内にできるよう心掛けましたが、不安度は全然違ったので、一人暮らしは決まってからが本当に大変だと思います。

金田さん:
 私もやっぱり一人暮らしですね。生協のお陰でマンションのほうは何とか手配できましたけれど、栃木と北海道で場所が離れているので、そう簡単に下見に行ったりもできないという状況の中で決めなくてはならなかったので大変でした。特に今回コロナの影響でそうそう行き来もできなかったという事情もあったので、その辺ですね。

 呉本さんと金田さんにお聞きします。お子様が一人暮らしを始める際に最も心配だったことを教えてください。

呉本さん:
 ほぼ生活全般にわたって心配でしたが、まずは本当に身の回りのことを全部自分でできるのかということです。まさか一人暮らしになるとはずっと思っていなかったので、身の回りのことはほとんど私がやり、本人には何もさせませんでした。自宅を離れることが決まってからは本当に目まぐるしく、バタバタだったので、いろいろなことで不安が巡ってきました。本人は洗濯やお金をおろすということもほとんどしたことがなかったし、健康のこともそう。でもやはり、食事が一番不安でしたね。とにかく食事はちゃんと食べるようにと言いました。息子は料理をしたこともないので、生協の学食を使うように言っておいたのですが、面倒がらずにちゃんと食べにいけるか、買い物なども自分でしたことがほとんどなかったと思うので、食事を買いにいくなど、自分で食生活を管理できるのか……。

金田さん:
 私は、男の子なので、普段の食事はコンビニで買うなりして何とでもなるかなと思いました。実際家では洗濯や掃除はあまりしてきてなかったので、うちも不安だったのは一人暮らしをするときの普段の生活です。外を出歩くとか治安に関してはそんなに心配はありませんでしたが、ちゃんと食事をして、朝ちゃんと起きられてという基本的な生活がきちんとできるのかということが心配でした。
 息子も実際に合格が決まって入学する4月までは何もやっていなかったのですが、緊急事態宣言で大学が始まらず、結局2、3カ月自宅待機をしていました。結果、一人暮らしさせるまでの猶予期間が長くなり、その間に洗濯をさせたりしました。食事に関しては、逆に自分で料理などをするのが好きなタイプなのですよ。だから良かったのですが、洗濯とか身の回りのことに関してはやったことがなかったので、その期間に準備が十分できたなと思っています。
 コロナという状況に関してみると、出歩けないから離れていてもあまり心配なことはないです。逆に言うと、コロナでなかった場合にやはり心配するのは、今は活動できていないですが、サークルに入るなどして行動範囲が広がることですね。それこそ食事会や飲み会があったりします。今までは必ず自分の家に帰ってきたので親も確認できましたが、一人暮らしなのでどこに泊まったのか分からないようなこともあると思い、そういう心配はしていました。でも今回のコロナで、そういうことは今のところは大丈夫だと。あとはやはり、病気とかケガですね。親もすぐに駆け付けられる距離ではないので。

 下宿情報はどのように入手されましたか? また、いつ頃から探しはじめましたか。


呉本 公子さん

呉本さん:
 最初の情報は、息子が試験を受けにいったときに京都に一緒についていったのですが、そのときに大学の周りに不動産屋さんが大勢来ていて、いろいろな資料をたくさんもらいました。合格する前は何も考えられなかったので、自宅に帰ってからそれを見て、だいたいどの辺がいいのかとか、どういう物件があるのかを見ていました。
 (前期の)合格発表後、翌々日ぐらいに大学に行くと、大学の最寄り駅を降りたぐらいから不動産屋さんが並んでいて、京大生がパンフレットを配っていました。学生さんたち、説得力があるんですよ。それでついていっちゃいました(笑)。

金田さん:
 私は息子の入試のときに大学生協のカタログが配られたので、そのカタログを見させていただきました。

 最終的に下宿先を決められた決め手は何でしたか。

呉本さん:
 不動屋さんがとても親切で、いろいろな物件をたくさん見せてくれた中に、条件に合うものが一つありました。基本的に重視したのは家賃です。京都は高いと言われますが、そんなに驚くほどではありませんでした。あとは下宿先から自転車や徒歩で通える距離がいいと思ったので、その二つが合えば決めようと思っていました。

金田さん:
 うちもやはり立地ですね。生協さんの物件資料を見ると、北大の下宿は大学の周りに建っているのでどこを選んでもよかったのですが、学校に近いほうがいいという話は聞いていました。あとは治安とか、雰囲気ですよね。そういうところが一番心配なところでした。最終的に決めた下宿先は、大学に歩いて行けるというか、窓を開けると構内が見えるというところです。もう隣接していますね、大学に(笑)。

呉本さん:
 私も生協さんの「住まい事業」はたまたま知っていたのですが、大学に着くまでに、京大生が住まいの紹介のアルバイトをされていて説明に近寄ってきて、ここだったらいいですよとか、場所もいろいろ教えてくれて。それで、「良かったらここの不動産屋さんに行きませんか」という感じでそのまま連れていってくれたのです。初めは生協に行くつもりでしたが、行く前にその不動産屋さんのほうにつかまって、結果的に生協に行かずにそのへんで決めちゃったという感じですね。ただ、その不動産屋さんが生協の住まい事業もやっているということはあとで知りました。

 物件の仮押さえはされましたか。

呉本さん:
 私はしませんでした。

金田さん:
 うちも基本的にはしていないですね。入試の日に保護者説明会があり、説明を聞いたのですが、息子は試験を受けている最中で、勝手に決めていいのかなという気持ちがあり、実際にはそのときは保留にして帰りました。説明会で情報だけはいろいろ聞いてきて、合格してから物件を決めたという感じですね。
 中には、合格したら必ずそこに入ってくださいという業者さんもいて、即決できず困っている保護者の声も聞こえてきました。利用者側からすればそこでもう少し融通が利くといいのですが、斡旋する側からすると、そんなにたくさん仮押さえされると困るというのもあるので、その辺うまい落としどころがあるといいと思いました。

 下宿先に入られた後、学生さん同士やご近所のトラブルに遭われたりして困ったことはありませんでしたか。

呉本さん:
 そういうのはなかったと思います。ただ、アパートの下に置いておいた自転車を盗まれたと言っていました。駅前だからちょっと盗られやすいのかと思うのですけれども。

金田さん:
 うちも特にはトラブルももめたこともないですし、今のところ子どもからもそんな話は聞いていないです。引っ越しは4月の頭にしたのですが、すぐに自宅に戻ってきたので。そのマンション自体も学生が多く、コロナで帰ってしまってあまりみんないなかったんですよ。ですので、隣の部屋の方ともご挨拶することができませんでした。マンションの隣が寮みたいになっていたので、そこの方にはちょっとご挨拶させていただいたのですが。

 一人暮らしをするにあたって、お子様にアドバイスされたことはありますか。

呉本さん:
 息子は忘れ物がすごく多いタイプなので、終わったら全て確認するようにと言いました。財布は必ず、鍵も必ず戻って確認をして、とアドバイスしています。とにかく自分しかいないので、鍵も落としたら入れないじゃないですか。いろいろと失敗するのも大事なのかなと思って、あまりうるさくは言っていませんが。

金田さん:
 規則正しく生活してくれということですね。結構寝坊助で、家だとずっと寝ているので、本当に目が届かないといつまで寝ているのかと。それぐらいですかね。

 家具や家電はどのように取り揃えられましたか。

金田さん:
 家具は地元の量販店で買い、あとは現地で揃えました。家電は、マンションを紹介してくれた不動産屋さんで、セットでレンタルしました。内容は冷蔵庫や掃除機や電子レンジなどで、実際には1年更新です。ちょっと金額を計算したらレンタルのほうがいいかと思ったので。テレビは本人がいらないと言っていたのでありません。最近はそういう方が多いらしいですね。自宅でもうちの長男は小学校の頃からほとんどテレビを見なかったです。

 一人暮らしにかかる費用は想定されていましたか。奨学金は申請されましたか。


金田 淳さん

金田さん:
 想定外かな。思った以上にかかったかなという気がしましたから。特に交通費ですね。北海道へは羽田から飛行機ですから、往復の交通費はばかにならないと思いました。家賃はだいたい想定内で、間取りはそんなに広くはなかったです。実際には広さはあまり気にしませんでした。
 奨学金は、給付型を申し込みました。もらえるならいただきたいと思ったのですが、返さなくてはいけないのならいいかなというスタンスでしたね。

 コロナ禍であっても下宿をされていましたか。

呉本さん:
 オンライン授業になることが早く分かっていれば、家を契約しなくてもよかったのではないかとは思いますね。合格が決まってから引っ越しまで本当にバタバタするので、急いで決めず、落ち着いてオンラインした後にゆっくり決めてもいいのではないかと思います。家賃や諸費用を考えると、家でずっとオンラインできるのならそれはそれでよかったかと思いますね。
 でも早く契約しないと家も埋まってしまっていい物件もなくなるというのもあるので、そのへんの判断はすごく難しいでしょうね。それを思うと、本人が最終的に行きたいか家でやりたいかで決まると思います。

 コロナ禍のこの状態の中で部屋を探そうとされている親御さんやお子様にアドバイスを願いします。

呉本さん:
 これからどのくらい自宅からオンライン授業ができるのか。来年の状態も分からないので、すごく難しい。家からもしできるのであれば、それはそれで合格が決まった後すごく楽なので、そのへんも早く分かれば、しばらくはオンラインをご家庭でされてもいいと思います。うちの息子もずっと下宿先でオンライン授業をしていて、食事だけ食べに大学に行っていると言うので、そうであれば自宅にいても変わらないと思います。

金田さん:
 うちは生協さんからご紹介いただきましたが、現地の不動産屋さんもあります。現地で直接物件を全部見られれば一番いいのですが、私などは遠かったので、間取りはホームページを見て最終判断をせざるを得ないという状況でした。やはり対応していただいた方やご紹介いただいた方と電話での対応の雰囲気だとか、そういうところで決めるしかないので、極力信頼のある方、あるいは信頼できそうだなと思うところを選ぶということになるかと思います。
 部屋に関しては、ホームページで見た印象と実際に入ったときの印象とはもちろん全く一緒というわけにはいかないと思います。「思ったより良かった」「思ったより悪かった」というところがあるとは思うのですが、よくいう「住めば都」で、うちの息子に関しては非常に充実して楽しく生活している様子です。


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