北海道大学生協×水産大学校生協
スペシャル座談会

大学生協の取り組みを通じて、持続可能な社会を作る取り組みを実践した2大学生協の学生理事・教職員理事・生協職員にお集まりいただき、SDGsを意識した取り組みを実現するためのヒントを探りました。

インタビュー

⼩助川 誠さん
(北海道⼤学⽣協専務理事)

伊藤 凌さん
(北海道⼤学⽣協理事・環境課題推進委員⻑/院⽣)

中⼭ 拓登さん
(北海道⼤学⽣協常務理事・環境活動推進委員/院⽣)

荒⽊ 晶さん
(⽔産⼤学校⽣協理事/⽔産⼤学校准教授)

⻫藤 光さん
(⽔産⼤学校⽣協理事・副学⽣委員⻑/学部⽣)

聞き手

  • 児島 佳幸さん
    (同志社⽣協前学⽣委員⻑/2020年度全国⼤学⽣協連 社会的課題委員)
  • ⽮間 裕⼤さん
    (2020年度全国大学生協連 学生委員長)

それぞれの取り組み概要

矢間
まずは、北海道⼤学⽣協(以下、北⼤⽣協)の取り組みの概要を教えてください。

伊藤

レジ袋の有料化⾃体は2019年の6⽉から始めたんですけど、それ以前にも北⼤⽣協の組織委員会の1 つである環境課題推進委員会でレジ袋の利⽤を削減する取り組みを2010 年頃にやっていたらしいです。その時はポスター等を使って呼び掛けて実際にレジ袋を使う⼈が減少するという効果はありましたが取り組みが継続せず、2014 年には利⽤数がもとに戻ってしまいました。そんな中で社会的にもレジ袋削減の動きができ始めたこともあって、推進委員会内で議論して取り組みを始めました。

まずは、北⼤⽣協店舗の利⽤者が実際にどれくらいレジ袋を使っているかのアンケートを⾏いました。レジ袋の利⽤状況や有料化への意⾒を聞き、その結果を踏まえて有料化の動きを作りました。今では約97%が使⽤を断っているようです。今後もマイバッグの利⽤促進などをして継続した取り組みにしていきたいです。

矢間
この7 ⽉から有料化の動きが進んでいますが、それ以前からきちんと理事会でも議論して意思決定できているのがすごいと思っています。どういった視点を持って理事会で議論を進めていったのですか?

伊藤
推進委員会には⼤学の組織である「サステイナブルキャンパスマネジメント本部」に所属されている教員にもオブザーバー参加をしていただいている。広報時のSDGs マッピングなどはそういった先⽣にも協⼒を仰ぎながら準備を進めました。

中山
スタートは環境省が国の施設に環境への配慮を求めだした時期。⼤学もある程度それを意識して動くだろうと考えられるので、⼤学の中にある⽣協として考えないといけないよね、という話になった。SDGs との関係ではレジ袋の有料化を通して、北⼤が⽬指している「サステイナブルな(持続可能な)⼈材を育成する」とか「サステイナブルな社会に貢献する⼤学が⽬指している」に⼤学⽣協も⼒を貸せるんだというアピールになるというのが⼤きかったと思います。SDGs は世界の共通⾔語として盛り上がり始めていたので、関⼼を持ってもらうきっかけになるかもしれないと思って、(レジ袋有料化という)⽣活に関わっているところから社会を考えてもらいたいという想いもありました。

矢間
「⽣活から」というのは⼤事なキーワードの1 つになりそうですね。理事会での議論を作る中で、どういう⼈とどういう議論を組み⽴てましたか?

小助川
推進委員のメンバーが理事なので、組織委員会からの提案ということで委員のメンバーから理事会で提案をしてもらいました。議論というよりは、理事会の中では理解を広げていった感じです。有料化の良し悪しではなく、そこは必要だから進めようという感じだった。ただ、お⾦をいただくので、有料化で出る利益をどういう⾵に使っていくかを決めていなかったので、理事会での議論はそこが中⼼になりました。今年はその⼀部を、⼤学が新⼊⽣にエコバッグをプレゼントするという取り組みに協賛する形で使いました。

矢間
レジ袋有料化が、事業的にも次のアクションに繋がっているのはすごくいいですね。

斉藤
レジ袋の有料化の政策を国が決める前から議論ができていたのはすごいと思います。⽔産⼤学校では国の政策が出てから有料化の議論になったので、普段の取り組みからSDGs の話が出てきているのは理想的で参考になります。

矢間
⽔産⼤学校⽣協ではどんな取り組みをしましたか?

斉藤

店舗の書籍コーナーにSDGsの17の⽬標がわかるように掲⽰物を作成しました。そしてSDGsに関する書籍をまとめた棚を作りました。学⽣委員会から組合員に対してSDGs の認知を広げたいというのが⽬的です。

きっかけは教職員理事の荒⽊先⽣に声を掛けていただいて、中国・四国ブロック(以下、中四)の教職員セミナーに先⽣や学⽣委員の仲間と⼀緒に参加したことです。その後、そこで聴いた話をどういう⾵に⾃分たちの活動にどうつなげていこうかを学⽣委員会で話し合ってこの取り組みに繋がりました。

矢間
ほかの組合員にも広く知ってほしいと思ったのはなんでなんですか?

斉藤
⾃分たちも、SDGs を詳しく知っていたわけではなかったので、広げようというよりは取り組みをしていく中で⾃分たちも学んでいけると思ったのが⼤きいです。学⽣委員会としてはこういう取り組みを続けていく中で何か⾒えるかも、ということもありました。SDGs という⾔葉は知っているけどその中⾝はあんまり知らないという組合員に対して、1 つのきっかけになればいいな、というイメージを持ってこういう取り組みをしようということになりました。

矢間
「SDGs」という⾔葉が独り歩きするのではなく、その本質を広げていきたいというのは共感します。

荒木
SDGs ⾃体は2015 年から⾔われ始めたのかな? 私⾃⾝もその時はSDGs を知りませんでした。

近年、中四のブロック運営委員会や教職員委員会で「SDGs」という⾔葉が出てくるようになってきて私⾃⾝も気になり始めました。SDGs について知っていく中で、これは⽇本だけではなく世界の中で⼤事な考え⽅になっていくだろうということで取り⼊れていかなくてはいけないという⾵に思っていました。ただ⾃分⾃⾝も17 の⽬標をどういう⾵に活⽤していけばいいかはわからなかった。「誰⼀⼈取り残さない」という理念はすごく良い事だと思うが、Goals が⾃分たちの⾏動とどう結びつくのかが実際のところよくわからないというのが実情だった。その中で、島根⼤学⽣協の理事⻑をされている松本先⽣がSDGs に関わる取り組みをされていると伺い、まずは中四の教職員委員会に来て学習会をしてもらいました。そして、これを中四にもっと広げようとなりブロック教職員セミナーでご講演をいただくことになったんです。せっかくなので店⻑とも相談して学⽣にも参加してもらいました。その後学⽣委員会の⼒で取り組みになって、まだまだ⽔産⼤の中で広がったとは⾔えない段階だけど、学内唯⼀の店舗の中でなされたこういった取り組みの中でSDGs が頭に残ると思うし、共通⾔語になっていくといいな、と思います。

矢間
ブロックでの取り組みも活⽤しながら、⽣協を通じて多くの⼈に知ってもらうきっかけが作れたのですね。児島くんは、同志社⽣協でどんな取り組みをされていたのですか?

児島
特徴的なのは「SDGs 神経衰弱」という取り組みですね。学⽣委員会はもちろんですが同志社⽣協全体的に、社会的課題とか社会問題に意識を向けている⼈が少ないという現状がありました。でも⾃分が興味を持って学んでいくうちに、⼤学⽣協が取り組みをする上でそういうところに意識は必要だと考えるようになりました。そこで、まずは楽しく知ってもらおうと思って学⽣委員会の部会でロゴを使った神経衰弱を⾏いました。楽しみながら学⽣委員それぞれがちょっとずつ興味を広げていてSDGs について調べたり、それが話のネタになったりしていきました。学⽣委員会の取り組みにも少しずつ社会に⽬を向ける活動が増えていきました。学⽣委員会が取り組みをすると、⽣協職員や理事会メンバーに話したり相談したりする場⾯が出てきます。そうすると、知っているけど踏み出せないという⼤⼈の⼈たちが興味を持ってくれて、理事会でも話題になりました。教員理事からも「⼤学⽣協としてもっとできることあるのではないか?」という声が上がり、事業的な部分にも話が広がっていきました。そういった中で、理事会や学⽣委員会と普段は直接的には関わらない⽣協職員も知ってもらわなければならないということで、専務と相談して⽣協の新年会で職員と学⽣が⼀緒になって神経衰弱を切り⼝に学習会も⾏いました。

矢間
学⽣委員会の学習会が、⼤学⽣協全体の取り組みに広がっていくのがいいですね。

組合員・理事会メンバーなど、周りの反応は?

矢間
SDGs は「共通⾔語」だと⾔われますが、⼤学の中でどんな反応や変化がありましたか?

伊藤
有料化したときには、ひとことカードで「有料化をやめてほしい」という声が少しはありました。

ただそれはごく⼀部で終わったな、という印象です。それ以外の⼈は有料ならもらわないという考え⽅みたいですね。具体的な反応はないが、「レジ袋って別に要らないよね」とみんなが気づき納得されているから、⼤きな反発もなく受け⼊れられ、浸透していったのだと思います。

矢間
レジ袋は⽣活と密接につながっていますよね。だからこそゆっくり浸透していけたんですかね。

中山
⼀概に⾔うのは難しいですが、⼤学の雰囲気でいうと先ほど伊藤くんも触れていたが「サステイナブルキャンパスマネジメント本部」というのが作られています。キャンパスを「サステイナブルなキャンパス」にしようという動きがあるということです。「サステイナブルなキャンパス」の定義は未だ学内でも明確ではありませんが、例えば、環境負荷の軽減、世界課題を考えられる⼈材を育てる、などいろいろな視点で考えることができます。それを⼤学全体として考えようという動きになっている。だからこそ、レジ袋有料化は⼤学⽣協の事業上で⾏うことだけど⼤学⽣協だけのことではなくて、北海道⼤学で⾏われていることにしていかなければならないよね。という話が教員から出てきました。⼤学も⼀緒に広報をしてくれました。

⽮間さんが「レジ袋は⽣活と密接につながっている」と⾔っていたけど、まさにそうで、有料化になるとやはりレジ袋は⽣活の中では便利なものでかなり頼って⽣活していたということに気づかされます。理事会の議論で⾯⽩かったのは、有料化に伴って不便・困ったでは終わらないようにしたいという議論が出てきたことです。例えば研究室のまとめ買いにはデポジット制でカゴを⽤意するとか、有料化前と同じ機能を果たし続けるためのアイデアがいろいろ出てきたことです。ただの環境団体ではなく、⽣協としての機能や⽣活の⽔準を維持し続けるためにどういう⾵に事業を構築していくか、という議論が積極的にできたのは、後になってはよかったな、と思います。

児島
⽇常⽣活の中から環境に⽬を向けていける、という視点は⼤事ですよね。

小助川
推進委員会の中に正規職員が関わっている。そのことで細かい事も⼤学と打ち合わせながらできたのも強みの⼀つだと思います。レジ袋の辞退率は上がっていてよい事だが、これがどういうことに繋がっていっているのかはもっと⽰していけるとよいと思いますね。

矢間
発信は多くの⽣協で課題として挙がっています。ただ有料化しましたというのは簡単ですが、私たちの役割はその「なぜ」を伝えていくことなのかな、と思います。

矢間
⽔産⼤学校⽣協はどうですか?

斉藤
店舗の職員さんによると⾜を⽌める学⽣はある程度いるらしいです。私も学⽣が「SDGs って知っている?」みたいな会話を店舗でしているのを⾒聞きしたこともあります。少しずつではあるけれど成果は出てきているのかな? と思います。

矢間
まずは⾜を⽌める、ということは⼤事ですよね。⽇ごろの⽣活の中で意識できるといいですね。

斉藤
学⽣委員会の活動の中では今はすでにある取り組みがSDGs の⽬標とのつながりを後付けで考えている状態です。すぐには無理でも、数年後にはSDGs のゴールを意識しながら取り組みを考えられると、より多くの組合員に⾝近に感じていってもらえると思っています。

矢間
取り組みをするときに「どう良いのか」という話が、SDGs を共通⾔語にできるといいですよね。

荒木
⼤学からSDGs に関して…というのはあまりない。⼈を育っていくという観点では⼤学ももっとしていかなくてはいけないとは思っています。そこは⼤学の課題です。⼀⽅で、それなら⼤学⽣協から学⽣が主体となって発信していけばいいではないのか、とも思います。学⽣に中⼼となって頑張ってみてほしいと思って声を掛けました。⼤学が教員に、教員が学⽣に⾔うことは簡単だが、上からやればいい、というものでもないという考えもあるので、⽣協から、それも学⽣からガンガン発信していくことで横に共感を広げていくことが⼤事だと思っています。誰かの命令や指⽰ではなく学⽣同⼠で広げていく、というのは⼤学⽣協の考え⽅にも近いですよね。

児島
学⽣から発信していこうよ、という姿勢は⾃分がやってきた取り組み⽅に近いですね。そこに⼤⼈がきっちりと関わっているのはすごいです。私たちも学⽣と教職員・⽣協職員が⼀緒になって頑張っていきたいな、と勉強になりました。

これからの取り組みの中でSDGs をどう意識するか

児島

今後2030年に向けてもいろいろと⼤学⽣協は取り組みを⾏っていくと思います。普段やっている取り組みの中でSDGs を意識することの重要性についてどんな考え⽅をお持ちか教えてください。

伊藤
⼤学⽣協は⼤学構成員にとって⽣活の⼀部だと思います。ご飯を⾷べたり、本を買ったり。だからこそそういう活動をしやすいフィールドだと思う。SDGs について広報(アピール)できるのだとしたら、いろいろ取り組んでいく中でコミュニティに貢献していけるとも思います。

中山
「なぜ我々はSDGs を考えていけるのか」という⾵に考えた時に、キャンパスの中にはいろいろな⼈がいます。学んでいること1 つとっても違うし、バックグウンドが違う⼈が集まってきています。⽣活においては、⼈によって格差もある。協同組合はそれを少しでもなくしていきたいということを⼤事にしてきたと思う。いろんな⼈がいるからこそそもそも考え⽅は違うよね、というのは我々の取り組みのスタート地点にあると思うんですね。だからこそいろんなことを考えられるし、いろんなコミュニケーションがあり、それが⾯⽩い。協同組合とSDGs を考えた時に、誰か1 ⼈にとっていい世界ではなくみんなにとって⽣活しやすい世界を考えることに繋がっていくと思います。⼤きな話のようだけど、私たちは⽣活と密接に関わって事業をしてきているので、組織活動の⾯では精神的にも寄り添えあえる、いろんな考え⽅を持った⼈と⼀緒に頑張れる⼟壌があると思います。だからこそSDGs とも親和性は⾼いのではないかな、と。それはこれからも⼤事にしていけることだと思います。

小助川
荒⽊先⽣がおっしゃっていましたが、学⽣中⼼が⼤事だと思います。組織活動は⼤学⽣協の強みなので。例えば、協同組合という部分では、地域⽣協も頑張っておられますので、そういうところに学⽣もかかわっていけるといいのではないかとは思っています。事業のところでは、レジ袋の次はフードロスの部分が課題だと思っています。そういうところを丁寧に考えていきたいですね。

児島
⼤学⽣協の中で頑張れることというのは、「確かに!」と思う部分が多いです。学⽣委員会・教職委員会は今後もいろいろと取り組みを⾏っていくと思いますが、どういうことを⼤事にしたいですか?

斉藤
SDGs の最終⽬的として「誰⼀⼈取り残さない」という⾔葉があります。それをきちんと意識し、共通認識として持ち続けることが⼤事だと思います。⽬的を⾒失わないということですね。普段の⽣活で⾏っていることの延⻑線上に学⽣委員会の活動があればいいと思っていて、⽔産⼤学校だからというよりは私たちの⽣活の中で何ができるか、を考えて活動をしたいと思っています。

例えば、⽔産⼤学校なのでゴール14 の「海の豊かさを守ろう」に⽬が⾏きがちですが、そこにこだわるのではなく、普段の⽣活の中で⾃分たちに何ができるのかを観点にして、⽬的を⾒失わないでSDGs が広がっていくといいな、と思います。

荒木

⼤学に居るのは、社会に出る前の学⽣がほとんど。その学⽣たちにSDGs という概念、「誰⼀⼈取り残さない」という考え⽅をしっかり伝えていくことが⼤事だと思っています。⼤学⽣協がというよりは教員としてという部分が⼤きいかもしれませんが、きちんとこの考え⽅を⾝に付けて社会で実践していける学⽣を輩出していければと思っています。SDGs の⽬標は2030 年ですが、正直あと10 年で果たして何ができるのだろうか、短すぎるなという気持ちもあります。ではどうしたらいいのか、というと、これを⽬指す気持ちを全世界に広げて共通認識として根付かせていくことが⼤事だと思う。みんなが認識すればそれぞれに実践していけると思う。2030 年にすべてを達成することは難しいけど、SDGs という共通⾔語を⼀⼈⼀⼈が⾝に付けるということを活動の中でしていければよいと思いますね。いろんな学⽣がいますが、どの学⽣も社会に出ていきます。だからこそ、⼤学⽣協を通してそういった活動ができたらいいな、と思います。

児島
社会に⽣きる⼀⼈として、⼤学⽣協を活動のフィールドのひとつをうまく活⽤していろいろと取り組んでいきたいですよね。

全国のみなさんメッセージ

矢間
最後に、これから頑張ろうとしている全国の仲間に向けてメッセージをいただきたいと思います。

伊藤 凌 さん
(北海道大学生協理事・環境課題推進委員長/院生)

取り組みに参加する中で、⽇々の⽣活で「やっぱ要らないな」「これ⼤学でできるのに」と思うことはあると思います。私たちにとってはそれがたまたま「レジ袋」だっただけです。いろんな⼈と協⼒しながらできることからやっていけばいいのではないかと思っています。⼒を込めてジャンプしなくても、ぽっと⼀歩踏み出せることはいろいろあるんじゃないかな、と。

中山 拓登 さん
(北海道大学生協常務理事・環境活動推進委員/院生)

SDGs 全体を考えるときに“S(Sustainable)”が結局なんなのかというのがいろいろなことを考えるカギになってくるのではないかと思っています。実際に例えば環境にいい事をやることは⼤事だけどそれによって⾃分たちの⽣活が不便になったら、それは持続的ではないと思っている。何かをしたときのメリット・デメリットの両⽅に⽬を向けて、できるだけ多くの⼈がいい思いができるようなことを考えていくのがSDGs 達成のための⾏動を考えることとして⼤切にされることだと考えています。難しい、⼤きなことのように感じますが、そもそも⾃分たちの⽣活は「持続可能なのか」とか、⾃分たちの⾏動を変えた時に他のことで困らないかとか、⾃分たちと関わっている⼈にはどんな影響があるだろうとか、⾃分たち起点で少しずつ考える範囲を広げていければ、気づけば⼤きな世界に関わっているのではないかと思います。実際にやってみると⾝近なところに世界の問題とつながっていることがあるので、それをキャンパスに居る仲間と考えていってもらえればと思います。

小助川 誠 さん
(北海道大学生協専務理事)

学⽣中⼼にいろいろと⾏動提起をしてほしいと思います。⼀⽅で事業の中で判断できるかな?という部分はあると思います。⽣協職員が関わるか否かでその幅の広さが変わります。ぜひ、⽣協職員も積極的に関わって、ぜひいろんな⼈との協⼒で取り組んでいければと思います。⼀緒に頑張りましょう!

斉藤 光 さん
(水産大学校生協理事・副学生委員長/学部生)

中四の学⽣委員⻑会議でもSDGsの話はされていますが、なかなか取り組みにはつながりません。

それは、なかなか⼿が出せない、難しい話に感じるからなのかな?と思っています。私もSDGsについてすべてを説明できるわけではありませんが、17 の⽬標をもとに⾝近なところを意識するだけでも変わってくると思います。⾃分たちの活動との関連性を考えるところからでも続けていくことが⼤事だと今⽇の座談会に参加して改めて感じました。私たちも引き続き頑張っていきたいと思います。

荒木 晶 さん
(水産大学校生協理事/水産大学校准教授)

私が⼤学⽣・院⽣の頃はバブルがはじけたころで、「持続可能な社会」なんていう意識は全くなかった時代です。それくらい社会が変わっているということですが、いい⽅向に変化しているならいいけど、地球全体で⾒るとそうではないことがたくさんあると思います。SDGs の達成に向けて様々な実践をしていくと思いますが、何か1 つのゴールが達成すればよいのではなく、それぞれのゴールは絡み合っていて、それをバランスよく達成していくことで持続可能な社会につながります。SDGs の達成に向けてみんなが努⼒していくことで住みやすい地球にしていく、みんなが笑顔でいられるような社会をつくっていけたらいいんじゃないかな、と思っています。⼈間の命も引き継いでいくものだと思います。「持続可能な」という部分では⼈類も持続していかないといけないし、そのために地球も持続していないといけないし、そのためにどういう努⼒をしていかなくてはいけないかを考えていくことが⼤切です。ずっと先の未来は想像しがたいけれど、⼦どもや孫の世代が笑顔で暮らせるような世の中にしていくために、SDGs を使って社会をよくできればと思っています。

最後に余談ですが、仕事柄……SDGs は⼈間が考えたものなのでしょうがないですが、地球上の⼈間以外の⽣き物の視点も⼊れたほうがいい気がしています…笑。

矢間
学⽣・院⽣・教員・⽣協職員、それぞれの⽴場からお伺いできて良かったです!
本⽇はありがとうございました。

⼀同
ありがとうございました!

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