DECS計画とは…

大学生協は「DECS計画」のもと大学教育改革のサポートをめざします!

DECS(DigitalEducationContentsSupport)計画とは?

現在の高等教育では学生に「答えのない問題」に最善解を導くことができる力、すなわち課題探究能力の習得が求められています。
そのため、大学では「教育の質の転換」や「学習環境の整備」などが求められています。
大学生協は「教育の質の転換」に電子書籍・電子教材(DigitalEducationContents)が大きな役割を果たすと考えています。
また電子書籍・電子教材も大学の講義・学生の自修などで活用できるものでないと大学教育改革は進まないと考えています。
大学生協は大学教育改革のサポートをめざし電子書籍事業を推進します。
また関係各位との協業やご協力いただくことで、より活用いただける電子書籍・電子教材の提供やプラットフォームの推進を目指します。


 

メッセージ

『学生の学び』を支え続ける大学生協の使命

全国大学生活協同組合連合会 専務理事
中島 達弥

中島 達弥 専務理事


 
大学生協は、大学で学ぶ皆さんの毎日を支える存在として、長い間、学修に必要な環境づくりに取り組んできました。ペンやノート、製図用具や白衣といった学用品、教科書や参考書などの専門書、そして近年ではノートパソコンやタブレットまで、時代ごとに変わる学びの形に合わせて、必要なものを届けてきました。

近年、コロナ禍をきっかけに教育のデジタル化は一気に進み、大学の学びは大きく姿を変えています。講義資料のオンライン配信が当たり前になり、生成AIやデジタルデバイスを使いながら学ぶ場面も増えてきました。その一方で、出版業界では物流の問題や教科書離れによる収益の低下、専門書を出し続けることの難しさなど、さまざまな課題に直面しています。紙の本の流通に代わる方法としてデジタル化が期待されながらも、電子化はまだ十分とは言えない状況です。

大学の授業でも、講義資料を中心に進められるスタイルが増え、教科書をじっくり読み返す機会は少なくなっています。授業が終わると教科書を開かなくなり、人に譲ったり売ったりすることも珍しくありません。しかし、教科書は本来、学んだことを整理し、知識をつなげていくための「よりどころ」になるものです。AIの返答をそのまま受け取るのではなく、自分で確かめ、組み立て直し、使いこなす力が大切になります。そのためには、信頼できる知識にいつでも戻れる環境が必要です。

電子教科書や電子コンテンツは、こうした学びを支える新しい手段です。これまで学んできた教科書がパソコンの中の本棚に並び、必要なときにまとめて検索できることで、学びの流れを振り返ることができます。学んだ内容を積み重ねていけることは、学修をその場限りにしない大きな魅力です。卒業後も、自分が学んだことを確かめ直すことができます。また、いつでもどこでも、一つのデバイスで多くの教科書やノートを持ち歩ける点も、学生の皆さんにとって大きな利点です。

大学生協は、こうした学修スタイルの変化に合わせて、①電子教科書や電子教材などのデジタルコンテンツの提供、②それらを利用するためのビューア「EDX UniText」の運用支援、③出版社や教員の皆さまと連携したデジタル教材・副教材(DICTOOLなど)の開発に取り組んでいます。これは単に教材を提供するだけでなく、大学での学びと出版文化の両方を支え、学生の学修環境をより良くしていくための取り組みです。

大学生協は、学生一人ひとりの学びに寄り添いながら、大学の教育を支えるパートナーとして、新しい学びの形を皆さんと一緒につくっていきたいと考えています。電子書籍事業を通じて、学びの積み重ねを次の世代へとつなぎ、学ぶことの楽しさと確かさを支えていく。そのことが、大学生協が新しい学びづくりに貢献し、より信頼される存在へと成長していく道であると考えています。