学生時代のパソコンスキル習得が社会人としての飛躍につながる

卒業後どのような分野に進んでも、いまやパソコンなしに仕事はできません。
学生時代からパソコンの知識や操作法をしっかりと身につけておくことが求められます。
大学生は、どのような姿勢でパソコンやITと向き合えばいいのか、卒業生、先生、それぞれの視点で考えてみましょう。

卒業生に聞く
社会人になってからは基本的なPCスキルは持っていることが前提、
学生のうちにPCに馴染んでおいた方が得策です。

顔写真

㈱日本政策投資銀行
地域企画部 課長
(東京大学大学院 工学研究科 都市工学専攻 都市持続再生学コース在学中)

北栄 階一さん

2005年九州大学 農学部卒

先輩に聞く

 私は政府系金融機関に勤務しており、企業への投資・融資業務、投資銀行業務などに携わったのち、現在は地方創生に関する調査や政策提言を行っています。

 投融資の現場では、企業の現状を把握し、投融資の判断をするために、主にExcelを使って財務分析を行います。様々な角度から分析するために、決算情報が入力された表を加工したり、数式を組んだり、グラフ化したりします。また、企業への提案のために、PowerPointを使って、資料作成もします。内容はもちろん、分かりやすくかつ顧客に刺さるようにするためにデザインも重要で、最初は苦労しましたが、徐々に、自分の型ができ、分析や資料作成のスピードが上がっていきました。

先輩に聞く

 現在は調査の仕事をしており、専門ソフトを使うこともありますが、取りかかりは、インターネットを使って情報を集めることが多いです。海外のサイトも見るため、膨大なページから、効率的に情報を集め、必要となる情報を深掘りしていくことが必要です。多くの情報を集めまとめる点では、スマートフォンやタブレットより、圧倒的に効率がいいです。最近では、ネット上で講演する機会も多く、これまでとは違う資料作成の工夫が必要になっています。

 皆さんが今後どのような進路に進むか分かりませんが、会社独自のシステム・アプリなども存在します。しかしながら、多くは基本的なPC操作が基になっています。社会人になってから、新人研修などで取り扱う場合もありますが、基本的なPCスキルは持っていることが前提な事が多く、学生のうちにPCに馴染んでおいた方が得策です。

 私自身のPC経験は大学に入ってからで、たまにWordでレポートを作成するぐらいで、インターネットや動画を見るぐらいにしか使っていませんでした。学生団体の活動や卒業論文で、ExcelやPowerPointを使うようになりましたが、とても使いこなせていたとは言えないレベルでした。今から始めても全く遅くないと思いますので、ぜひ、チャレンジして下さい。

先生に聞く
大学生活における知的な活動や創造的な活動においては、ノートパソコンは必須のアイテム。

顔写真

早稲田大学大学院教育学研究科・高等学院

武沢 護 先生

IT教育研究所 研究員 2005年-2010年
メディアネットワークセンター 兼任研究員 2010年-2012年
-1978年 早稲田大学 理工学部 数学科
-1980年 早稲田大学 理工学研究科 数学専攻
(所属学協会)CIEC(コンピュータ利用教育学会) /早稲田大学数学教育学会 会長
(研究分野)微分トポロジー、情報数理、科研費分類、数物系科学 / 数学 / 幾何学
情報学 / 情報基礎学 / 情報基礎理論

先生に聞く

 スマートフォン、タブレット型デバイス、ノートパソコンを使い分けている。スマートフォンは主にコミュニケーションツール、タブレットはWeb閲覧、電子書籍やpdf化された書類の閲覧。日常的にこの二つで事足りる。

 しかし、きちんとしたレポートや少しまとまった文書、表計算ソフトを利用した文書作成などにはやはりノートパソコンが欠かせない。じっくり考え、推敲し、整形するにはやはりパソコンが秀でている。もちろん簡単なプログラミング、動画作成・編集、Webミーティングには必須である。すなわち大学生活における知的な活動や創造的な活動においては、ノートパソコンは必須のアイテムと言って良い。教科書も電子化されつつある現在、進学学部学科によっても異なると思うが、自分の目的に合ったパソコンを選ぶところから大学生活が始まると言っても過言ではない。

 そして最後にパソコンを選ぶときの個人的な好みというか基準としていることを紹介しよう。それはCPUの性能やストレージの容量でなく、キーボードである。店先で実際にキーボードに触れてその感触を確かめ、そして気に入った機種を選ぶことにしている。毎日使うものであるからストレスなく使えるようにするためである。是非、有意義で楽しいキャンパスライフを送って欲しい。

大学によってパソコンの必要度が違います!


現在の授業形態において大学生に必須の存在となっている「パソコン」について、
様々な角度からその実情をお伺いしました。
詳しくは、大学生のパソコン事情 座談会

大学生のパソコン事情 座談会