先生の声

目的に応じて適切に端末を使い分け、
自分のストレージとしてクラウドを使いこなす

東京農業大学 地域環境科学部 生産環境工学科 教授/情報教育センター センター長

島田 沢彦 先生

先生の声

 私の研究室は、広域情報を用いて農業における生産環境の分析や評価を行っています。特に近年では、GIS(地理情報システム)や人工衛星画像、ドローンによるモニタリング、AIなどのデジタル技術を駆使して、自然環境・農地環境の炭素蓄積機能や水資源利用可能潜在力、生産能力などを評価する研究に取り組んでいます。

 また、研究や講義と並行して情報教育センターのセンター長を務めています。これは学生たちの情報教育の推進を支援する機関であり、情報リテラシー教育に加え、ネットワーク環境などのIT資源の整備や管理にも携わっています。

 今日、理系の研究においては、パソコンをはじめとしたIT機器を使いこなすことは大学生の必須条件といえますが、パソコンはあくまで1つの端末であって、重要なのはデータです。データを取得することから始まり、それを加工したり解析したりする一連の研究活動において、適切に端末を使い分けることが重要です。たとえば、フィールドにおけるデータ取得には小型・軽量であるGPS機能付きスマートフォンを使い、それをノートPCでまとめて、研究室のマシンでAIを使って解析する、といった使い分けです。

 いまは教育現場でもBYODが進んでおり、学生たちは、いつでも使える自分専用のパソコンを持つことが必要になりつつあります。それには持ち歩きやすいサイズのノートパソコンが最適なものといえるでしょう。身につけるべきスキルとしては、マイクロソフトOfficeを使いこなせるようになることが必須といえますが、加えてクラウドを自分のストレージとして使いこなすことも重要であると考えます。

 これから大学生になる皆さんにお願いしたいことは、何でもいいので、パソコンを使う「入り口」を見つけてほしいということです。勉強に関連したことはもちろん、生活や趣味でもかまいません。自分なりの入り口を見つけて、そこを掘り下げていけば、習得したスキルや知識は他の分野や用途にも応用できます。パソコンはあくまで1つのツールではありますが、愛着を持って使い込んでいけば、必ず将来に役立つ糧をもたらしてくれると思います。

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プロフィール

大阪府高槻市出身。博士課程までの学生時代を憧れの地である北海道で過ごし、2001年から東京農業大学に勤務。研究活動では、フィールドワークに重きを置くと同時に、最先端のテクノロジーを積極的に導入している。自分の専門領域を深めながら、さまざまな分野にも興味を持ち、そこから得られた知見を自分の研究に取り込めるような視野の広い人材を育成したいと語る。いまジブチ共和国の公用語であるフランス語の習得にも積極的に取り組んでいるという。博士(地球環境科学)。

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