企業の声

若手社会人に聞く、大学生のパソコン活用事情

いまやITやパソコンなしに企業の業務は成り立ちませんが、それは大学生活においても同じこと。パソコンは大学生にとっても、なくてはならないツールといえます。
では、大学生は学生生活のうちに、どのようなスキルや知識を身につけておけばいいのでしょうか。また、どのようなパソコンを選択すればいいのでしょうか。
IT最先端企業である日本マイクロソフトに勤務する入社1〜2年目の若手社員の皆さんにお集まりいただき、お話を伺いました。

座談会ダイジェスト

【出席者】

日本マイクロソフト株式会社

モビリティサービス事業本部
交通・物流営業本部
アカウントエグゼクティブ
森下 瑠里花 もりした るりか さん

パブリックセクター事業本部
デジタル・ガバメント統括本部
アカウントテクノロジーストラテジスト
大嶽 和也 おおたけ かずや さん

カスタマーサービス&サポート事業本部
課金 サブスクリプション
サポートエンジニア
岩野 優佳 いわの ゆうか さん

カスタマーサービス&サポート事業本部
Windows Commercial Performance Team
サポートエンジニア
前田 淳朗 まえだ あつろう さん

パートナー事業本部 Surfaceビジネス本部
ビジネスデベロップメントマネージャー
杉本 天 すぎもと あまね さん

【進行】

明治学院消費生活協同組合
横浜キャンパス 購買書籍部/サポートカウンター 店長

永原 将太さん

日々の業務はパソコンがなくては成り立たない。
顧客対応や提案活動にも不可欠なツール。

最初に現在のお仕事の概要をご紹介いただき、その中でどのようにパソコンを活用しているのか、お聞かせください。

 私は鉄道会社へ向けた営業を担当しており、顧客である鉄道会社の経営が改善されるよう、また鉄道のエンドユーザーの利用価値がより高まるよう、日々活動しています。皆さんも同じだと思いますが、仕事では常にパソコンに触れていますね。オフィスはもちろん、リモートワークでも、出張でも、パソコンを使ってコミュニケーションを行ったり、資料を作成したりしています。

 私の業務は、地方自治体向けの技術営業です。自治体はクラウドの活用が進んでいない分野ですが、その活用推進を通して職員の業務改善や住民サービス向上のお手伝いをしています。日々のコミュニケーションや営業資料の作成などはもちろん、お客様へのデモンストレーションにもパソコンはなくてはならないものです。

 パソコンの主な用途は同じですが、私は当社のクラウドサービスであるAzureのお客様に対して、サービスに関するご質問やお困りごとなどをサポートするエンジニアなので、動作環境の検証やコーディングなどにも使います。仕事は本当にパソコンありきだと感じています。

 私もサポートエンジニアですが、Windows OSについて、お客様に対するトラブルシューティングなどを行っています。基本的な使い方は皆さんと同じですが、自分のWindowsの中に別のWindows環境を構築してOSそのものの動作解析や検証を行うといった、より専門的な用途でも活用しています。

 私は当社のソリューションを拡販していただいているパートナーに対する営業部門に所属しており、Surfaceの営業を担当しています。主な用途は他の皆さんと変わりませんが、私の場合は、お客様への提案に利用する比重が高いかもしれません。資料作成はもちろん、常に持ち歩いてプレゼンテーションなどに使っています。


大学生にとっても、パソコンはなくてはならないもの。
習得した知識やスキルは社会人として働くことの糧になる。

皆さん本当にパソコンありきのお仕事かと思いますが、学生時代はどのようにパソコンを使われていたのでしょうか。また、操作スキルや知識を高めるために留意されていたことがありましたら、併せてご紹介ください。

 1年生の時からOneNoteを使ってパソコンでノートテイキングをしていました。レポート作成はもちろん、共同作業のコラボレーションツールとしても活用していましたが、研究活動が始まるとプログラミングなどの用途が加わり、使用頻度が高まりました。私にとって、パソコンは常に持ち歩くものであり、日々ちゃんと使っていけば、使いこなすスキルは身についてくるものだと思っています。私はモバイルタイプのパソコンを2台使っていましたが、スペックの高いものと、スペックが少し低めで軽量のものを用途やシーンによって使い分けていました。授業だけの日は軽いもの、研究をしっかりやる日はスペックの高い方を持って行くといった使い分けです。

 私は工学部の出身ですが、1~2年生の時はWordを使ったレポート作成やExcelによる簡単な解析など、割と軽めの用途が多かったです。それが3年生以降になると、研究活動でCADやプログラミングツールなども使うようになり、活用の幅が一気に広がった印象があります。それに応じて高いスキルが必要になってくるわけですが、私は1つの課題や問題に対して複数のアプローチを試みることを心がけていました。たとえば、ある課題に対して1つのアプリケーションだけでなく、他のアプリケーションでも解決を試みてみるといったことです。その意識づけで、スキルの幅もかなり広がったと思います。

 大嶽さんと同じく、高学年になって実験データの整理や解析に使うようになり、使用頻度がかなり高くなりました。私の場合は、授業や研究以外の課外活動にもよく活用しており、サークルやコミュニティの配布資料作成などに活躍しました。端末の使い分けについては、授業に出る時は自分のノートパソコンを持って行きますが、本格的な分析や大量のデータを扱う際は研究室のデスクトップを使っていました。

 レポート作成などの基本的な用途は同じですが、学生生活の途中からコロナ禍になってしまったので、オンライン授業を受講するのにパソコンが必要でしたし、就職活動もオンラインでしたので、ビデオ会議システムを使って面接を受けていました。就活においてもパソコンは不可欠なツールです

学生生活においてもパソコンの活用が不可欠なことがよく分かりますが、特に学生時代に取り組んでおいてよかったと思えることがあったら、ご紹介ください。

 社会人として働いていく上で役立っていることはたくさんありますが、最も重要だったのはプレゼンテーションでしょうか。研究活動では研究成果を発表する機会が多く、PowerPointを使って資料を作成して発表するという一連のプロセスを数多く経験することができました。現在、技術営業職としてプレゼンをする機会が非常に多いので、この経験は本当によかったです。

 テクニカルな面でひとつ挙げると、キーボードのブラインドタッチを習得できたことがよかったですね。学生でも社会人でも、キーボードを見ないで素早くタイピングができることは非常に重要です。現在の業務であるお客様対応では、リアルタイムのチャットや迅速なメール返信が求められますので、これは仕事に直接的に役立っているといえます。


気軽に持ち歩けるノートパソコンが最適。
卒業まで使えるスペックや耐久性を備えていることも重要。

自分専用のパソコンの必要性については、どのようにお考えですか。また、パソコンを選ぶ際には、どのようなポイントに気をつければいいでしょうか。

 高校までは家族と共用のパソコンを使っていましたが、大学入学の際に自分のパソコンを購入しました。授業でも自宅でも、またバイト先などでも使うことを考えると、いつでも使える自分専用のマシンは必須だと思います。持ち運ぶことを考えると軽いノートパソコンであることはもちろんですが、複数のアプリケーションを同時に開いて作業を進めることもあるので、快適にサクサク使えるスペックを備えていることも必要ではないでしょうか。

 パソコンは授業や研究だけでなく、日常生活とも切り離せないものになっていますので、私も自分専用のパソコンは必須だと感じています。スペックについては、オーバースペックは必要ではありませんが、学部なら4年間、大学院までなら6年間、使い続けられる仕様やスペックを備えたものを選ぶことをお勧めします。パソコンは安い買い物ではありませんので、耐久性を含めて、卒業まで使い続けられることは重要なポイントではないでしょうか。迷ったら学部やコミュニティの先輩に相談してみるのもいいと思いますし、大学生協が提案している製品に目を向けてみるのも選択肢の1つではないでしょうか。

 授業のノートテイキング、レポートや資料の作成など、学生生活では本当にパソコンを必要とするシーンが多いので、私も自分専用のマシンは不可欠だと思っています。もちろん持ち運ぶことが前提になるので、軽量のノートタイプであることも必須でしょう。私にとってパソコンは、いつも持ち歩いている「相棒」のような存在でした。スペックについていえば、高学年になると扱うアプリケーションやデータが急増しますので、メモリには余裕を見ておいた方がいいでしょう。実際に私もメモリが足りなくなって、途中で買い替えることになってしまったので、自分の体験を通して留意してほしいポイントに挙げました。


やりたいことに挑戦して学生時代にしかできない経験を。
パソコンやITに精通して就活を優位に進めよう。

これから大学生になる皆さんに対して、学生生活を送る上でのアドバイスをお聞かせください。パソコンの活用、就職活動といった視点を含めていただけると、ありがたいです。

 たくさん調べものをして、たくさん分析や考察をしてほしいですね。いまはインターネットで本当に多くの論文が読めますし、最新の調査結果などもネット上に公開されますので、書籍とはまた違った情報を得ることができます。そういった活動の中から人との新しい出会いが生まれたり、研究の幅が広がったりすることもあります
 就職活動についていえば、私はパソコンを使って自分のことを表現できる機会がとても増えたと思っています。オンラインの就活でしたが、30秒の動画で自分のことを紹介するという課題があり、自分なりに色々工夫して動画を完成させました。パソコンは情報収集だけでなく、自己表現のツールとしても大いに活用できると思います。

 社会人として働き始めて強く実感していることは、学生時代に比べて自由に使える時間が圧倒的に少ないということです。学生時代は自由な時間をたくさん使える貴重な時期ですので、興味を持てることに積極的にチャレンジしてほしいですね。何に興味があるのか分からない人は、インターネットを使って色々な情報にアクセスしてみてください。そこに興味が持てる何かが眠っているかもしれません。
 私もコロナ禍の就職活動で、エントリーシート提出や面接はもちろん、グループディスカッションもオンライン化されていました。その際にITツールに慣れていると議論の主導権を握りやすいと思うので、パソコンやITのスキルや知識を高めておくことは、就活という視点からも重要であると感じています。

 大学は自分が好きなことを思う存分に学べる環境です。興味があると思える分野は積極的に学んでほしいですし、勉強以外でもたくさんの人と出会って関わりをつくってほしいと思います。そういった経験や知識、人とのつながりは、社会人になって大きな糧になるでしょう。
 私はコロナ禍の前に就職活動を終えましたが、オンラインになって相手の反応などが伝わりづらいコロナ禍での就活は本当に大変だと思っています。そのような中でも、パソコンの扱いに慣れていると、大嶽さんのコメントのようにグループワークで主導権を握れるとか、自分の自信につなげられることもあると思うので、大学入学時から自分のパソコンを持って、ぜひ使い倒してほしいですね。

 勉学以外でも、何か本当に興味が持てるものに出会ってほしいです。1つでもかまいませんので、「自分はこれが好きだ」、「これは誰にも負けない」と思えるものを見つけられると自信につながりますし、後々の人間関係の構築にも役立つと思います。学生時代は、それを見つける絶好の期間であり、その何かに出会ったり、その道を極めたりすることをパソコンが手助けしてくれるかもしれません。
 就職活動についていえば、ぜひ色々な企業を見てほしいと思っています。意外な企業で自分がやりたいことを見つけられるような出会いもあるので、広い視野で見て、探してみてください。就活では自分をよく見せることが大事かもしれませんが、飾らないありのままの自分を受け入れてもらえる企業と出会うことがいいのではないか、と私は思っています。

 たくさん勉強して、色々な人に出会って、さまざまな経験をしてほしいです。自分の学生生活は充実していたと思っていますが、それでも、思い返すと「やっておけばよかった」ということが多々あります。やりたいことをやって、ぜひ悔いのない学生時代を送ってください。そういう経験は、就職活動においても必ずいいアピールポイントになるでしょう。
 就活は「個人戦」だと思われがちですが、私は「団体戦」であり「情報戦」だと思っています。友人とコミュニケーションを取りながら、インターネットからさまざまな情報を得て、それを共有する。パソコンやITは、就活を助けてくれる心強い存在になると思います。

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