〜備えておきたいコト〜
このページでは、全国の大学生の「災害の時に困った」「災害のときにヒヤッとした」経験から、全国の大学生に向けて「備えておきたいコト」を紹介しています。この内容で備えは完全ではありませんので、ぜひこのページを読むことをきっかけに、自分でも情報を探してみましょう。
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津田塾大学
学部4年生(女性)
下宿生 - 新潟中越地震の際に実家にて、立てかけていた縦の机が倒れてきて、家族が怪我をしました。さらに病院に行ける状態ではなかったため、処置が遅くなりました。
その後は机を立てかけず、床に置くようにしています。
まずは家の中の防災対策から。
阪神・淡路大震災の負傷の原因について、その約半数(46%)が家具の転倒によるものだったということ、ガラスの飛散が原因によるものは29%というデータが残っています。つまり、合わせると約75%が家具やガラスで負傷したことになります。言い換えれば、実家や下宿先・寮などで地震の想定をした対策をしておくことで、ほとんどの人はけがをせずに済むということになります。万が一に備え、防災対策をしていきましょう。
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工学院大学
学部2年生(女性)
下宿生 - 台風で川の水位が上昇し、ヒヤッとしました。
一人暮らしで知らない土地だと分からないことがあるので、近所の避難所を把握しておくべきだと感じました。
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岡山大学
学部2年生(女性)
寮生 - 内水氾濫により交通規制が敷かれ、帰り道がわからなくなりました。
いつも使う道が通れず、別の道を通ったら迷子になってしまいました。さまよっているうちに、氾濫の被害が大きい箇所に行ってしまい、身動きが取れなくなりました。大きな被害はありませんでしたが、街灯の少ない暗闇かつ暴風雨の中、ひざ下まで水に浸っており、怖い思いをしました。
ハザードマップを読む際は、その意味を正しく理解した方が良いと思いました。
ハザードマップにも様々な種類がありますが、当時は「洪水」と「内水」の違いを知りませんでした。
また、ハザードマップは「自身が住んでいるところ」を確認するだけではなく、「普段よく行く所」や、そこから自宅・避難所へのルートを確認しておいた方が良いと思いました。
どこでも災害は起こりうる。
大学や買い物先・旅行先など災害の影響が生じるのは、必ずしもの家の中にいるときだけとは限りません。自分の知らない土地で災害が生じたときに、どこに避難すればよいのか、どんなルートで避難をすれば良いのかを確認しておくことが大切です。また、家や下宿先の、普段過ごしている場所の近くの避難所やハザードマップも日頃から確認しておきましょう。
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白梅学園大学
学部4年生(女性)
下宿生 - 熊本地震の際に、実家の水道が止まったことに困りました。給水車の情報がありましたが、そこに容器を持って歩いて取りに行くのが大変でした。また、電気は通っていましたが余震が長引いた結果、ガスも止められて大変な思いをしました。水のストックは必要だと思います。若い年代の人たちは情報収集がすぐできましたが、お年寄りは情報を手に入れるのが大変だったそうです。
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愛知教育大学
学部4年生(女性)
下宿生 - 台風の際にスマホが通信制限にかかっていて、台風の情報や休講情報が入ってきませんでした。
家にWi-Fi環境があればよかったなと思っています。
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山口大学
学部4年生(男性)
下宿生 - 九州豪雨や熊本地震の際に、大分県にある実家が山と川の間にあるため、流されてないかや崩落してないか心配でした。そのときは家も無事で、連絡が取れたものの、ニュースでも大きく取り上げられていた分かなり肝を冷やしました。地震の範囲や洪水の被害に遭っているのはどの地域か知ることができるため、ニュースを見ておくことは大事だと思いました。
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三重大学
学部4年生(女性)
自宅生 - 台風で電車が止まっていて家に帰れなくなりました。
今いる場所は天気は良くても、家の近くの天気は悪いかもしれません…。
離れたところにいても、家の近くの天気をちゃんと調べるべきでした。
災害情報は常に把握しておくこと。
最新の情報を得ることであらかじめ被害を防ぐことに繋がるかもしれません。「通信制限にかかって情報がすぐ手に入らなかった…」とならないためにも、災害に関する情報は常に得られる状態にしておきましょう。
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宇都宮大学
学部4年生(女性)
下宿生 - 東日本大震災のときに、5日くらいお風呂に入れませんでした。
また、ガスが1ヵ月通りませんでした。
その経験から、ボディシートを家に置いたり、カセットコンロを下宿先に持ってきたりしています。
日頃からライフライン対策を。
電気・水道・ガスなどのライフラインが止まることで生じる生活の困難さは容易に想像できますね。地震や台風等のみならず、災害以外の原因でライフラインが止まる可能性も万が一に考え、日頃から対策をしておきましょう。
安否確認など公共機関問い合わせ
緊急連絡先
警察(事故・事件) 110
消防(火災・救急) 119
安否確認
災害伝言ダイヤル(固定電話)
伝言の録音方法 171 →録音の場合は1
伝言の再生方法 171 →再生の場合は2
※被災地の場合はご自宅の電話番号を入力、被災地域以外の方は、被災地の方の電話番号を市外局番から入力
防災の関するお問い合わせ
多摩地区:水道局多摩お客様センター | 0570-091-101 | |
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警察 警察庁災害対策課 | 03-3581-4321 | |
消防 | 東京消防庁 | 03-3212-2111 |
稲城市消防本部 | 042-377-7119 | |
大島町消防本部 | 04992-2-0119 | |
三宅村消防本部 | 04996-6-0119 | |
八丈町消防本部 | 04996-2-0119 |
安否確認
「NTT災害用伝言サービス」
NTTが提供する災害用伝言版。被災者が安否メッセージを登録し、それ以外の人がそれを聞いたり見たりする「声の伝言版」。
大規模地震発生後、30分を目安に設置され、稼働する。
方法は2種類あり、左記のウェブサイトにアクセスするか、電話で「171」に発信し伝言を伝える。伝言は1件30秒以内、20件まで。
「無事であること、今いる場所」を簡潔に吹き込む。
防災Twitterアカウント
- 首相官邸(災害・危機管理情報) @Kantei_Saigai
- 内閣府防災 @CAO_BOUSAI
- 国土交通省 @MLIT_JAPAN
- 総務省消防庁 @FDMA_JAPAN
- 気象庁 @JMA_kishou
- 警視庁警備部災害対策課 @MPD_bousai
- NHKニュース @nhk_news
- 日本赤十字社 @JRCS_PR