大学生協REPORT 2021

社会とのかかわりについて

和光学園大学生協

大学の外へ、視野や知識を広げるきっかけに!

東日本大震災の復興支援活動や、SDGsの視点で取り組む環境活動などの社会的課題に取り組む学生のサポート。 また、国際的な学生交流や協同組合交流も推進しており、ユニセフ活動などへも協力しています。

2020年12月の第64回通常総会はオンラインで開催となりました。理解と共感を深めるツールを活用し、総会後の大学生協フェスティバルでは活発な交流が行われました。

活動内容

つながることを大切に!距離はとって、心でつながろう

新型コロナ感染症対策特設サイト

多くの大学が休講となる4月に特設サイトを設置し、専門家からの提言を紹介するとともに他大学の取り組みを紹介しています。学生が登校自粛している中、緊急アンケートを4月5月7月と3回にわたり実施し、授業やサークル・アルバイト活動自粛中のリアルな実態や声を集約し、大学生協だけでは解決できない課題解決に向けて公表してきました。

#withコロナ


積極的に世界の協同組合との連携を強化!

ICA(国際協同組合同盟)活動

全国大学生活協同組合連合会は、2001年から世界最大のNGOであるICAに加入し、世界の協同組合との連携を強めています。2019年はネパール・カトマンズでICAアジア太平洋地域の教育機関協同組合委員会を開催し、若者に向けた協同組合教育プログラムのあり方について各国から熱心な報告がありました。またプサンで開催された日韓大学生協学生交流セミナーにも全国各地から30名規模の参加がありました。

※ICA(国際協同組合同盟)は、109カ国約310の協同組合組織、12億人の組合員で構成された世界で最古のNGOのひとつです

※写真は2019年時の様子を掲載しています。


ICA活動


日韓大学生協学生交流セミナー


社会的課題に取り組む学生の活動をサポート!

環境活動

SDGsでの目標の一つである環境に配慮した行動や事業活動の実践は世界的な認識となっています。大学生協は、取り組みを通じてCO2削減、省エネ・省資源、3R推進などの社会的課題に取り組む大学生に対し、活動フィールドや情報を提供するなどの支援を行っています。また、全国環境セミナーを開催し、活動課題や成果について交流を図ることで、活動の輸を全国へ広げています。2020年8月開催の環境セミナー2020は新型コロナウイルス感染症対策のためWeb配信での開催となりました。


環境セミナー2020開催テーマ


農山漁村・ひと・世代をつなぎ、
持続的に利用できる自然と地域に活力を

JUON NETWORK(樹恩ネットワーク)

JUON NETWORKは、1998年4月に大学生協の支援を受け誕生した認定特定非営利活動法人(認定NPO法人)です。活動目的は、都市と農山漁村が支え合うネットワークを、森林などをめぐる体験・交流・応援の活動によってひろげ、持続可能な社会を創造することに取り組んでいます。

JUONホームページ http://juon.or.jp/


国産間伐材製
「樹恩割り箸」


「風の谷 森林の楽校」
岐阜県揖斐川町


「さぬきの森 森林の楽校」
香川県さぬき市


「ぶどうの丘 田畑の楽校」
山梨県山梨市


扶養者を亡くされた学生の学業継続を応援

大学生協奨学財団 たすけあい奨学制度

大学生を支える保障制度の学生総合共済と併せて1992年から扶養者をなくされた学生に学業継続を応援する勉学援助制度を2019年12月まで実施してきました。この制度をさらに発展・普及するため一般財団法人を設立し、2020年1月から「たすけあい奨学制度」として新たにスタートしました。これからも全国の大学生協と大学生協奨学財団が連携した取り組みを行い、日本の社会と大学に「たすけあい」の想いを広げることをめざしていきます。


大学生協マークの4つのカラーの意味を受け継ぎ
4つのハートを組み合わせました。

奨学財団ホームページ https://www.univcoop.or.jp/syogakuzaidan/

RESEARCH OF CO-OP
大学生協の調査活動

毎年2万人以上の大学生からデータを収集し、
現在の大学生の実態を調査しています。

毎年行われている「学生生活実態調査」は、各大学生協の協力で2万人もの大学生の回答をいただき、その規模と56回にもおよぶデータ蓄積から、現在の大学生の実態を経年変化の中でとらえられる調査として社会的にも注目されています。他にも、「保護者に聞く新入生調査」や、「大学院生の生活実態調査」も行っています。


第55回学生生活実態調査記者発表