熊本大学生協 教育学部4年生
山口詩織さん
「特攻隊」…この言葉を聞いたことがある人はきっと多いのではないでしょうか。この作品では特攻隊に選ばれて亡くなった男性について描かれています。「戦争」について、みなさんそれぞれ思うこと、考えることはあると思います。私自身直接体験者ではないので授業を通して、また祖父母の言葉を通して自分の中で大体のイメージというものは持っていました。しかしこの作品を読むと、自分の知らない戦争の側面がいろいろと発見されていきます。物語の内容自体は、一人の男性について多くの知人が語るというものなのですが、いろいろな角度から見た戦争の像が浮かび上がってくるでしょう。
戦後70年たち、情報源が少なくなっている中で、この作品はとても貴重なものになります。気になったかたは小説版、映画版ともにどうぞご覧ください。
※所属・学年は企画当時(2015年)のものです。