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2015年01月16日(金) | 新着情報

My eyes World eyes
三重大学 朴 英花 PIAO YINGHUA
「今は、10年後の自分は想像もつかないけど
今の自分を誇りに思っているだろうと思います」

あの時無理やり日本語学校に入れられていなかったら 今の自分はなかった
明日から学校に行きなさい

王 佳妮 (WANG JIANI) 

10年前の私は、まさか今、日本で大学生をしているなんて夢にも思っていませんでした。ある日、仕事から帰ってきた母が突然私に言いました。「英花ちゃん、日本語学校に授業料を払ったから、明日から学校に行きなさい」

当時から料理が大好きだった私は、高校を卒業したら、料理学校に入りたいと思っていました。そのため、いくら母とはいえ、勝手な決断にショックを受けました。母によると、自分が飲食店で働いており、苦労をしているから、同じ苦労を娘にはさせたくないということでした。しかし、当時の私にとっては、好きな料理が学べず、まったく興味のない日本語を学ばされることはあまり幸せなことではありませんでした。仕方なく母に言われた日本語学校に通いはじめることになったのですが、高校時代に授業で基礎を学んでいた私には、それほど難しいものではありませんでした。日本語学校では、なんとなく授業をこなす毎日が2、3カ月ほど続きました。

 

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