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2015年02月26日(木) | 新着情報

読書マラソンWEB版
『「働くこと」を問い直す』 著:山崎憲 出版:岩波書店

『94.7%』 この数字は、文部科学省・厚生労働省が平成26年4月1日現在で調査した、平成26年3月に大学等を卒業した者の就職率である。人は、大学等を卒業すると、「働く」ことを選ぶ。

「なぜ人は働くのだろう。」 書中に出てきたこの一言にハッとした。 就職先を見つけるために、何度も説明会へ赴き、試験を受ける。苦労して、「働く」先を見つけるのである。働かずとも生きていく術はあるかもしれない。しかし、人は「働く」ことを選ぶ。なぜだろう。「なぜ人は働くのだろう。」 何気ない一言であるが、深い問いかけであるように思った。 私自身、この一言を目にしたとき、「なぜ人は働くのだろう。」と改めて問い直してみた。しかし、「これだ!」という答えは出てこない。 本書では、「なぜ人は働くのだろう。」という問いかけについて、労使関係の来歴を辿りながら迫っていくことができた。

 

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