全国大学生協連の研究会報告

東京2020オリンピック・パラリンピック大会
〜学生の関わりと大学の支援〜

去る12月5日、全国大学生協連が後援し報道関係者が参加する、第47回学生の意識と行動に関する研究会が「東京2020オリンピック・パラリンピック大会〜学生の関わりと大学の狙い〜」をテーマに、東京大学駒場キャンパス駒場コミュニケーションプラザ南館にて開催されました。

2018平昌冬季五輪、RWC2019など、最近の国際的な大会では運営におけるボランティアの重要性が高まってきています。2020東京五輪を見据えて、18年7月にはスポーツ庁と文部科学省から全国の大学と高等専門学校に、学生ボランティアの意義と説明、大会に配慮し学事歴を変更する場合の留意点と教育上の配慮を求める通知が出されました。今回は、国際的スポーツイベントへの学生ボランティアの派遣実績が豊富な神田外語大学と、東京2020大会を共生社会の象徴的イベントととらえて学生と連動した活動を進めている上智大学に、大会に向けた取り組みをご報告いただきました。

東京2020大会に向けて〜学生ボランティアへの期待〜

神田外語大学 理事長室室長 岡戸 巧氏


神田外語大学 
岡戸 巧氏

本学は1987年に千葉市に開学しました。建学の理念〝言葉は世界をつなぐ平和の礎〟を根底に、実践的コミュニケーション能力に優れ、幅広い教養を持ち、世界に貢献できる人物の育成を目指しています。

スポーツ通訳ボランティア育成事業

この取り組みがスタートした当時、私も職員として体育・スポーツセンターという部署に所属しておりました。2007年から現在までの12年間で、153の国際大会等で1336名の学生が通訳ボランティアとして活動しました。この間、スポーツ団体やイベント会社・旅行会社等から様々なご依頼をいただき、各種スポーツの国際大会、アジアオリンピック評議会の総会、そしてソチ冬季五輪や平昌冬季五輪、RWC2019などに学生を参加させていただいています。

私自身は大学卒業後、留学の傍らスペインで柔道を10年間教えていた経験もあり、帰国後は、全日本柔道連盟からの要請で、プエルトリコでの国際大会や、幕張で開催された世界柔道選手権大会等で通訳ボランティアを務めました。大変重い責任を感じたと同時に、もし学生がこのような機会を得られたら非常にいい経験になるだろうと思いました。そのときの経験が現在の学生育成事業の参考になっているのは、とても嬉しく感じているところです。

*全国7外大連携事業への発展

当初は本学単独で通訳ボランティア育成事業を推進してきましたが、RWCやオリンピック等に向けた人材育成のニーズが高まる中、日本に七つある外国語大学(関西外国語大学・神田外語大学・京都外国語大学・神戸市外国語大学・東京外国語大学・長崎外国語大学・名古屋外国語大学)の連携事業に発展することになります。連携強化することで学生間・大学間の交流を深め、一人でも多くの外語大生に国際貢献への実践・活躍の場を提供することが目的でした。

14年6月に東京外大の立石学長(当時)のご発案で連携協定が締結され、同年11月に開催された「全国外大学長会議」で、本学の酒井学長(当時)から連携による通訳ボランティアの育成事業案が提案され、承認されました。

07年9月からこの学長会議が開催された14年11月までに、本学学生763名が92の国際大会等にボランティアで参加しています。学生の語学学習のモチベーションアップは非常に高く、それが人材育成にもつながり、RWCやオリパラにおける外語大の役割は非常に大きくなるだろうと思われました。

*通訳ボランティア育成セミナー

15年2月に、神田外語大学内に「全国外大連合通訳ボランティア支援事務局」が立ち上がりました。

最初に手がけたのが通訳ボランティア育成セミナーで、15年8月から19年8月まで計7回行いました。初回の定員は240名でしたが、7外大で千名を超える応募がありました。期間は4日間で、結構ハードなプログラムです。受講料1万円に、遠方から来る学生は交通費や宿泊費も加わるので決して安くはありませんが、その反応の大きさから、改めて学生の意識の高さに驚かされました。

セミナーでは、7外大連携事業という趣旨にご賛同いただいた、政界・スポーツ界等を代表する多くの方々に貴重なご講演を賜り、ボランティアに対する期待と提言を学生に語っていただきました。このセミナーを受講した2000名近くの学生からは、国際舞台で自身を成長させたいという意欲とチャレンジ精神が伺え、それが前向きな姿勢につながったのではないかと感じております。

修了者には人材バンクへの登録を案内し、登録者には関連の情報を提供しています。セミナー修了者は計1965名、人材バンクへの登録はその9割近くの1694名です。

*全国7外大連携事業の成果

2015年10月に、RWC組織委員会との連携協定が締結され、翌年6月には、平昌冬季2018組織委員会との連携協定を締結しました。

16年10月には文部科学省主催でオリパラ関係者を国内外から招集して「スポーツ・文化・ワールド・フォーラム」が開催され、7外大39名の学生が参加しました。翌年2月の冬季アジア札幌大会には86名の外大生が参加しています。

18年2月の平昌五輪では開会期間の約1カ月に100名の学生がボランティアとして活動しました。19年9月からのRWC2019でも、学生は組織委員会やメディア・民間等のボランティアで活躍し、更なる学習へのモチベーションアップや異文化理解につなげました。


2018年2月 平昌冬季オリンピック

東京2020に向けて

*多彩なボランティア活動

いよいよオリンピックイヤーですが、一人でも多くの学生にこの歴史的イベントを体験し、スポーツの素晴らしさを体感してもらうためには、いかに成長につながるような環境を大学が整備して学生に機会を与えるかが重要です。現時点で大会ボランティアや都市ボランティアのほかにもある、様々なボランティアをご紹介します。

《ホストタウンボランティア》

内閣官房オリパラ推進事務局・経済界協議会との連携事業で、19年10月末現在464の自治体がホストタウンとして手を挙げています。来日する国、地域は156ですが、競技により競技場が異なるので、総受入れ数はかなり多くなります。参加国・地域と自治体との相互交流の場で、学生が通訳を担います。

《JR東日本エキナカボランティア》

JR東日本さんと本学で連携協定を締結しました。JRの首都圏主要駅において、主に外国人利用者への対応業務を行います。現時点では11名の学生が活動中ですが、オリパラ期間中は300名以上の学生がボランティア活動を予定しています。

《JTB関連のボランティア》

旅行関係で、ゲストの出迎え、観光地のアドバイス、ホテルの発着のコーディネートを行います。

《OBS(オリンピック放送機構)》

インターンプログラムで、べニューオペレーション・アーカイブス・コメンタリーの、三種類の業務があります。結構レベルが高く、事前にトレーニングが必要で、130名の学生が参加しています。

*大学の取り組み

学事歴の変更

2020年7月24日から開始されるオリンピックに備え、本学では20年度の前期学事歴を変更しました。授業そのものは13週で7月14日には期末試験、補講も終了しますが、その後の2週間を特別対応として授業外学習にします。いわゆる語学を使ったボランティアの実践活動、または科目や先生ごとに様々な課題が出されます。

また、オリンピックの開催中は授業がないので特に問題ありませんが、事前研修を含む大学が認めるボランティア活動で授業等を欠席せざるをえない場合、一定の配慮としてレポート提出等の代替措置を行うことを考えています。

【首都圏7大学】連携スポーツ・リベラルアーツ講座

大学の領域を超えてグローバル社会で活躍できる教養人育成を目的に、首都圏の7大学の連携セミナーとして、2018年からこの講座を始めました。3日間をかけて高名な先生方から学生にご講演をいただきました。


2019年9〜11月 ラグビーワールドカップ2019


SOPP(ソフィア オリンピック・パラリンピック プロジェクト)
〜東京2020、そしてその先の共生社会実現に向けて〜

上智大学 学生局 学生センター SOPP事務局 髙松 理沙氏


上智大学 
髙松 理沙氏

SOPPとしての貢献のあり方

かつて上智大学では、1964東京大会に向けて神父や外国人教員が1年以上かけて講習会を行い、学内外から大勢の学生通訳を世に送り出して貢献しました。

半世紀を経た今、本学は「他者のために、他者とともに」の教育精神に基づき、ボーダレスな社会の実現を目指して2020東京大会を共生社会の象徴的イベントとして捉えています。

パラリンピックは多様性を認め、誰もが個性や能力を発揮し活躍できる場です。私たちは共生社会の実現を目指すうえで今大会を重要なヒントが詰まった大会と注目し、パラリンピックに軸足を置いて活動しています。そうした考えのもと、2016年4月に教職員と学生によって立ち上がったのが「ソフィア オリンピック・パラリンピック・プロジェクト(SOPP)」です。

このプロジェクトは、本学の学生総務担当副学長が責任者で、私が事務局を担当しています。ほかに教員9名と職員19名の委員、共に活動する学生団体Go Beyondが130名います。

また、全国810大学と共に東京2020オリパラ組織委員会と連携協定を結び、様々なサポートをいただいています。

三大会への参加を通して

SOPPでは、2016年より三つの国際大会に調査団を送りました。

*2016リオパラリンピック

リオ大会では〝ハードは変えられなくてもハートは変えられる〟との言葉に象徴されるように、けして十分とはいえない支援体制でも、ヒューマン・パワーとハートで乗り切るポジティブさに学びがありました。「障害は人ではなく環境にある」と実感した次第です。

パラリンピックの開会式には、全種類の人がいます。足がない人、手がない人、見えない人、聞こえない人、肌の色が違う人。あらゆる人間が同じものに心熱くするその現場にいて、私はこれがあるべき世界だと感じ、すごく心が震えました。

帰国後、ユニバーサルマナー研修を大学で進めたり、リオに行った学生達が成田空港から新国立競技場までバリアフリー調査をしたりと、様々な取り組みを始めました。本学はパラスポーツ関連以外でも、例えばLGBTの研修の実施など、多様性を理解するための様々な取り組みを学内で広めて、2017年ユニバーサルマナーアワードを受賞しました。

*平昌2018冬期パラリンピック

ソウルの大学を訪れて学生にインタビューをすると、「ボランティアをするのは自分のキャリアにつながるから」という声が多く聞かれました。

ソガン大学では、障害学生支援を条件とした奨学金の設立や、障害学生と共に寮生活をするのを条件に寮費減免制度などを設け、ボランティア学生の確保や支援を安定的に運用する仕組みが整っていました。キャンパス内では、車椅子や歩行器を使用する学生に駆け寄って手伝う学生を何度も見かけました。リオに対して韓国は、ハード面を先に整えてハートを追いつかせていくという逆のアプローチをしていると思われました。

「実際にパラリンピックに携わってみたら、多様性を理解することが体で分かった」、「寮で一緒に生活したら、障害の有無など関係ない。今では親友になった」という学生の声もあり、取り組みを始めるきっかけとしては韓国のようなスタイルもあるのだと、私たち大学の人間にも参考になる事例だと思いました。

*2018アジアパラ競技大会

アジア大会のボランティアは8割以上が大学生で、多くの若者が非常に楽しんで、笑顔で運営をしていました。学生に経験を積ませたいということで、大学側は授業やテスト等の考慮をしながら学生を送り出しているという話でした。

*    *

パラリンピックを見るとその国の事情が非常によく分かります。例えば、シッティングバレーが強いところは、紛争で足を失った人が大勢います。また、義足など、用具にお金がかかる競技は、そういうお金を出せないような国では出場選手が全くいないのです。

そのような意味で、学生にはパラリンピックは競技だけではなく、その国を勉強する機会になり、国際理解につながることを伝えています。自分たちで足を運んで調べ、五感で感じること、それを行動に移すことの重要性を強調したい。上智のブランド力を証明し、「上智は64年の時は通訳として活躍したけれど、2020の時には学生がこんな動きをしていた」ということを残したい。ですので学内だけでなく、広く社会にもメッセージを発信していけたらと思っています。


2018年3月平昌冬期パラリンピック

様々な取り組みを展開

今大学は産学連携と言われますが、我々も様々な企業と連携して取り組みを展開しております。

関連事業としては、障害者スポーツを通じた多様性理解や共生社会を考える授業を立ち上げたり、パラスポーツ観戦をご一緒させていただいております。また、スポーツだけでなく、食文化の発信や異文化理解を促進するために、著名な先生方に講演をしていただいております。1964年の時のパラリンピックの上映会を行い、2020で私達はどうすべきなのかを考えるイベントも行いました。

OBS(オリンピック放送機構)のBTP(ブロードキャストトレーニングプログラム)実施に向けてMoUを締結したということもあります。

ところで、本学は8月の1週目ぐらいまで試験があるので、ボランティアに積極的に学生を参加させようという気持ちはもちろんありますが、学事日程を変更する予定は一切ありません。学生にとっては非常にオリンピックに参加しづらく、ちょっと残念なところではありますが、個人で携わり方は様々です。人によってスタートのタイミングも全然違いますし、ボランティア・インターンなどと、携わる方法も違いますので、どのタイミングで授業やテストの配慮をしたらいいのかという問題もあります。

ただし、OBSに関しては、教育プログラムの一環としてMoUを結んでいることもあり、OBSのBTPを修了した学生、および大会スタッフとして採用された学生に関しては、定期試験の期間は追試対象とするということで、特別に配慮を検討しています。

学生の動き〜Go Beyond〜

本プロジェクトでは2016年11月4日から学生登録を始めました。現在、1700名の学生が登録をしています。登録者には、ボランティアやインターンの情報を提供します。Go Beyondに所属する130人の学生は、広報、総務、企画・運営、新規事業、大学連携と組織立って運営を行っております。

学生のアイデアを集めて、そこに大学が協力をして形にする。そしてメディアの方々にも協力いただいて発信していく。2回目の東京大会をきっかけに日本ができること、世界に発信できることを皆で考えていきたいと思っています。

*    *

山ほどある課題に悲観的になるのではなく、2020大会はできたことを称賛し合う、ポジティブスイッチを押し合う大会にしたい。今後社会をつくっていく学生には、今大会をきっかけに学び、社会に貢献してほしいと願っています。


Go Beyond 2018年6月発足。現在は約130名で活動中!


学生の方たちからの報告
2020年を機に、自身を成長させる経験を

研究会には三つの大学から留学生2人と卒業生3人、それに全国大学生協連全国学生委員長が加わり、自身の経験や報告に対する感想を述べました。

研究会

コミュニケーションの重要性を感じたボランティア活動

神田外語大学 外国語学部 英米語学科4年 谷津 佑典

私は宮城県出身で、3・11を仙台で経験しました。現地で多くのボランティアを見て、自分も将来ボランティアとして貢献したいと思うようになりました。

大学入学後は言語コミュニケーションを実践の場で生かしたいと考え、4年間を通して多くの国際大会のボランティアに従事し、主に通訳を務めました。

大学1年の時、札幌冬季アジア大会でカザフスタンオリンピック協会の専属通訳を約2週間行いました。スポーツに関わるというよりは、カザスタンから来日するVIPの方々にいかに日本での滞在を有意義なものにしてもらうかというところに重きを置き、レストランの予約、車の手配等々、秘書のような業務もこなしました。初めて実践の場で英語を使い、自分の成長を実感した一方で、まだまだ力が及ばないと痛感しました。コミュニケーション力そのものが足りていないということも多々感じました。

RWCで務めたフラッシュ・クオート・リポーターは、試合後のミックスゾーン Press Conferenceで選手に取材し、それを書き起こす仕事でした。日本戦を含め4試合担当しましたが、世界中のジャーナリストが集まる場で、自分はプロのようにはうまくいきませんでした。しかし、過去の経験でコミュニケーションの重要さを実感していたので、密にコミュニケーションをとることを心がけ、通訳以外にも、コーヒーを持ってきたり配布物を取ってくるなど、ボランティアとしてできることは何でもやりました。試合を重ねるごとにチームが一体感を増し、ワンチームになってきたのを感じ、本当に良かったと思っています。

これらの経験では、常に精神的にタフであることが要求されました。また、主体性・柔軟性はもちろんですが、特にコミュニケーション能力の重要性や気遣い・おもてなしの心はすごく大切だと感じました。大学4年間の集大成として、社会に出ても生かせることだと思います。このようにチャレンジする場、成長する機会を与えていただけたことに感謝するとともに、残り少ない大学生活ですが、他の学生に経験を伝えて背中を後押ししていければと思っております。

共生社会の実現に向けて2020年で終わらない活動を

上智大学大学院 理工学研究科 理工学専攻 博士前期課程1年/学生プロジェクトGo Beyond共同代表 
山本 華菜子

私の第二の誕生日、それは2018年3月9日、平昌パラリンピックの開会式です。それまでこんなに多種多様な人がいる場所に行ったことがなく、障害者の人達をこんなに一堂に見る機会もなかった中、障害の有無に関係なく頑張っている人に拍手が送られる。その姿にすごく心を打たれ、第二の人生で何かできないかと強く感じたことを覚えています。

私たちが立ち上げたGo Beyondは、パラリンピックの魅力を発信し、共生社会について考え、多くの人とつながることを目指して活動しています。

活動の一つに〝オリパラWeek〟というイベントがあります。実際にパラ競技を体験し、観戦し、アスリートの講義を聞く機会を提供することで、学内の気運を醸成していこうという試みです。

また、パラスポーツ普及のために釜石 鵜住居 うのすまい 復興スタジアムを訪れました。ボッチャというスポーツを広めたくて行ったのですが、現地では被災して環境が変わったり、人とのつながりが細くなったりする中、どこでも誰でも気軽に楽しめるこのスポーツを通したイベントが復興活動につながり、パラスポーツの力を再認識する結果になりました。

現在力を入れている活動に、出張授業があります。小中学校に行ってパラスポーツを体験してもらい、パラリンピックや多様性を考える機会を投げかけて、私たち大学生と一緒に考えてもらいます。

こうした活動から得られた気付きで私もメンバーも変わっていき、一人一人に個性があるように、障害もその個性の一つだと考えるようになりました。

障害を持つ前よりも楽しい人生にしてやろうと元気いっぱい活躍しているパラアスリート、障害を持っていても伝えられることがたくさんあると強い意思で行動している人との出会いには、授業で学ぶ以上の重みがあります。

オリンピック・パラリンピックを観ること、障害を持つ人が来日し触れ合う機会が増えて新しい価値観が芽生えること、それが2020年です。私たちGo Beyondにとって2020年は終わりではなく新たなスタートでもあります。その中で、私たちにしかできない活動を広げていきたいと思っています。

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ボランティア期間中の学生の管理について岡戸氏は「多くの学生が活動する大会期間中は、安全管理やセキュリティ対策を整えておくのは必須」と述べ、学生支援の基本的スタンスを問われた髙松氏は「学生の自主的・意欲的な活動を拾い上げ育て上げる環境は常につくっている。学生が自らの経験を上智に持ち帰り、大学や社会に還元してくれるのが楽しみ」と述べました。両氏とも「多くの学生が現場を経験し、成長してほしい」と望み、参加学生からは「機会を与えられて学び、それを生かす場も提供してもらっている。大学の手厚い支援を感じる」との言葉がありました。

(編集部)
※参加学生の学年は2019年12月当時のものです。

『Campus Life vol.62』より転載