各政党・国会議員に聞いてみた!
奨学金制度に関する考えと行動

日本共産党 衆議院 宮本 岳志 先生

①政府案も含め奨学金制度の関する問題についてご意見をお聞かせください
世界的に高い学費であるにもかかわらず、給付型の奨学金がないなど、現在の日本の制度は特異な制度となっています。その結果、教育で貧困の連鎖を断ち切るどころか、収入により進学をあきらめざるを得ないという事態が存在しています。早急に、大学の授業料の引下げや多くの学生が受給できる規模の給付型奨学金を創設するべきと考えます。
②項目①でお答えいただいたことに関する貴党・会派、また貴殿の今後の行動予定等をお聞かせください。
これまでも、国の教育費の抜本的拡充や給付型奨学金制度の創設など、学生の負担を削減する政策を提案し、国会でも取り上げ政府の姿勢を正してきました。今後も、学生のみなさんはもとより教職員や保護者、卒業したけども奨学金の返済で困っている方々などと連携して、憲法が保証する教育の機会均等の実現にむけ奮闘したいと思います。
③私たちのアピール文やアンケート感想、全国の大学生へのメッセージがおありでしたらお聞かせください。
多くの学生が奨学金という多額の借金を抱えて卒業せざるを得ない実態に強い憤りを覚えます。また、大学の研究予算を削減し、軍事研究に誘導しようとする安倍内閣の政策は、戦前の軍国主義時代を思い起こさせ、強い危機感を持ちます。学生のみなさんが、不安なく学び・探求ができる大学教育を実現するためいっしょに頑張りましょう。