全国社会的課題委員会(以下、全社委)の本会議が始まる前の午前中の時間を使い、「環境」「国際貢献」「激甚災害支援・防災」「消費者」の4つの分野を軸にしたチームに分かれ、具体的に討議をする時間を設けています。それぞれのチームの様子は以下の通りです。
大学生協が取り扱っている環境資材であるリ・リパック、樹恩割り箸の学習会を行い、今後の取り扱いについて協議をしました。資材の理解度は地域によって大きく差があることが分かりました。
また、「組合員が環境問題を身近に感じられる」という部分は、チームメンバーで共通して目指すべき姿であることを確認し、具体的な政策執行への情報の集約を目下の課題としました。
主に、以下の3点を行いました。
ユニセフ募金を詳しく知っている組合員が少ないという問題意識から、IC募金の導入、ユニセフについてのポスター作成等の案が出ました。
大学生協における激甚災害支援・防災分野に関する理解を深め、以下の2点を協議しました。
また、今年度は東日本大震災から10年という節目の年でもあるため、東日本大震災メモリアル企画やふくしま被災地スタディツアーを軸とした学習や活動の推進も行っていくことを確認しました。
主に、以下の2点を行いました
エシカル消費は、自身の今までの生活でも無意識に実行できていることがあり、また選択肢の一つとして知っておくことが重要であると共通認識をとりました。5月の消費者月間を一つのきっかけとして取り組みを展開できることを確認しました。
全社委は各地域や各階層別委員会の代表が集まり組織されています。そこで、毎回の全社委で、それぞれの地域・階層別委員会における各大学生協や連帯組織の取り組みを持ち寄り、学びあい・励ましあいを行います。
神戸市立工業高等専門学校生協「ネットトラブル企画」
組合員が被害者側・加害者側から見たネットトラブルを体験してもらいSNSやネットサービスの使い方を改めて見直してもらう企画です。インターネットで起こるトラブルを謎解きゲームという形で組合員に体験してもらうことで、組合員がネットトラブルを自分事としてとらえることができます。また、情報系を学んでいる学生委員がそのノウハウを活かした、アカデミックな取り組みとなっています。
島根大学生協
「ユニセフ募金~平和について少し考えてみませんか~」
ユニセフ募金を通して平和について考える時間を持ってもらうことを目的とした取り組みです。ポスターを見てもらい、ユニセフ募金がどのように使われ、どんな場所に送られているのかを知ってもらいました。お金がどんな場所に送られるかは『FactFulness』という本をもとに紹介しており、本の学びがユニセフ募金にリンクしていて、どんな人たちの生活を支援できるのかイメージしやすくなっています。
弘前大学生協「SDGs学習会」
SDGsハンドブックを活用し、学生委員会内でのSDGs学習会を実施しました。今年の総代会後に行う組合員活動を考える時間にて、総代とSDGs(特に環境)の内容を協議する予定となっているため、学生委員が事前に基礎知識をつけることを目的としました。
2019年総会で確認された行動宣言「すべての大学生協でSDGs に関連する取り組みを進めていきましょう!」に基づき、大学生協理事会でSDGs学習会を実施するまでのモデルスケジュールを検討しました。大学生協の組織委員会等だけでなく、学内の専門家や様々な学生団体と力を合わせて活動していく重要性についても確認することができました。
午前中のチーム別協議を踏まえて、それぞれの分野で力を入れたいことを確認しました。