開催概要
- 日時:
- 2023年6月10日(土)
13:00~17:00
- 場所:
- オンライン

【開催報告】2023年度第2回全国社会的課題委員会
全国社会的課題委員会とは
以下の目指したい姿を実現するために、以下の位置づけで各階層別委員会、各ブロックから集まった選出された委員と共に政策議論・政策執行を行う理事会設置委員会です
目指したい姿
- 地球市民の一人として、大学コミュニティを通じて持続可能な社会を実現していく組合員
- 持続可能な社会の実現に向けて、知り・知らせ・考え・話し合い・行動するきっかけをつくる大学生協
- 持続可能な社会の実現に向けて、大学生協の取り組みを社会に発信し、社会を変えていく大学生協
委員会の位置づけは
- 組合員が広く社会に目を向け、知り・知らせ・考え・話し合い・行動できる機会づくりについて考える
- 各大学生協が社会的課題についての取り組みがより一層行われるための活動提案を検討する
- 組合員の生活を取り巻く社会的課題について、事例や知恵を結集させ、どうよりよくしていけるかを考える

議題
⓪ チーム別協議
a.環境チーム
- この間の各地での取り組みの報告を行いました。また、来年度の新学期時期における推進についても議論しました。そして、次回10月12日開催のかんきょ〜ずミーティング#2について、どのような内容にするかについても話合いました。前回のチーム別協議でおこなった行動宣言を振り返り、これからの推進に繋げるために宣言を見直しました。
b.平和・国際貢献チーム
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最初めに連合会が取り組んでいる平和に関する取り組みを紹介した後、「国際貢献分野」の取り組みについてみんなで考えました。学生常勤メンバーで訪問したユニセフハウスの報告を通して、私たち大学生協とユニセフは同じ想いを持って活動していることを再認識することができました。国際貢献の活動を知り、今ある活動に「ちょい足し」できるか考えてみること大切ですね!各ブロックで何ができるかも考えることができました。
c.激甚災害支援・防災チーム
- はじめに新学期時期の激甚災害支援・防災に関する取り組みを振り返りました。ふくしまスタディツアーについては、方向性やプログラム内容を検討しました。また、MottaCaの内容について、必要な情報やレイアウトを選定し直し、9.1に向けて発信していくことを確認しました。検討を通して、チームの中で防災の意識を高め、どのように組合員にうまく広げていくかを考えることができました。た。
d.消費者チーム
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まず消費者チームでは、最初に新学期活動と消費者月間(5月)の振り返りを行いました。そこでは、金銭トラブルやカルト団体などの予防を呼びかける取り組みがあげられました。また来年度は消費者活動を、「学生生活、学業に支障が出るから、気を付ける必要がある」と提案していきたいという意見も出ました。次に、「ダマされないチカラ養成ハンドブック」の活用方法と夏休みに向けた消費者被害防止活動について考えました。就活詐欺やブラックインターンなどの予防活動などの意見を出し合うことが出来ました。
① LGBTQ学習会の振り返り
- 午前中に開催したLGBTQ学習会で学んだことを振り返り、全国社会的課題委員会として、どうアクションしていくのか話し合いを行いました。また、現状を踏まえ、今後大学生協全体として、どう動いていくべき意見を出し合いました。
- 既に活動として、東京外国語大学生協では、プライド月間に関連した店舗装飾や虹色の旗にメッセージを書き込むなどの活動をしていました。
詳しくはこちら(BKNews)
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② 地域報告・階層別委員会報告
「23年度の社会的課題をどう推進していくのか?」
- 各地域の取り組みについて交流しました。たくさんの質問が飛び交い、今後の活動に活かされる有意義な時間になりました。
注目した取り組みとポイント
岩手大学生協「総代ミーティングでフードロスについて学習」
総代ミーティングの場を活用し、総代と一緒に食堂のフードロス問題を考えることができました。日本を取り巻くフードロス問題から、大学生協の現状を総代に知ってもらいました。クイズ形式で総代に興味を持ってもらいやすくしたことで、大学生協の抱える問題を簡単に、わかりやすく総代に知ってもらうことができました。
千葉大学生協「折りたたみ水筒」
5月8日より、学内外で環境活動やSDGsに取り組む学内他団体が企画・考案した「折りたたみ水筒」を大学生協店舗にて販売学内の構成員と協同で環境活動に取り組むことができていました。
静岡大学生協「ごみ出しの説明」
静岡大学は下宿生が多く、ごみの出し方を知らずに下宿生活を始める組合員が多い。そこでルールを理解してもらい、正しくゴミを出してもらうため、静岡市と協力してゴミ出しの説明を行った。
静岡文化芸術大学生協「フードロスカフェ in 総代会」
売れ残ってしまったフェアトレード商品に「カフェ」という付加価値をつけて販売すると、売れ残りを減らせるのではないか、という考えから生まれた企画です。今回は総代会内でのブース出展ということで金銭はとりませんでしたが、大学生協のかかえるフードロス問題の現状を総代を含めた多くの組合員に知ってもらうきっかけとなっていました。合わせて理事長の先生との連携も見られました
茨城大学生協「学生委員会紹介inサポートセンター」
サポートセンターで新入生に学生委員会について伝えたいという想いからブースが設置され、その中で防災のコーナーを設けていました。具体的にはハザードマップの設置や非常食の販売等を行い、新しい土地で災害に遭った場合でも対応できるように呼びかけられていました。県外から来た新入生・保護者も、気軽に防災について考えられる機会につながっていました。
東京電機大学生協「新入生歓迎会@Zoom」
新入生歓迎会の中で、大学生のリスク(睡眠不足、金銭トラブル、飲酒・アルコール依存)について扱った。また「事故による高額賠償」、「大学生を狙う投資詐欺」、「友人とのお金の貸し借り」などを取り上げ、話をしていました。教訓点としては新学期活動と社会的課題の視点を結びつけて取り組みことが出来ている点や新入生歓迎会の場で大学生活ならではのリスクを伝えることが出来ている点などがあげられます。
ダマされないチカラ養成ハンドブックの配布や紹介
北海道ブロック学生委員会、愛知県公立大学生協、静岡大学生協、広島修道大学、東京ブロック学生委員会など全国各地で「ダマされないチカラ養成ハンドブック」の紹介や配布が行われていました。
③ 店舗における社会的課題活動について
「社会的課題×店舗の取り組みを推進していくには?」
- 今年度は社会的課題×店舗の取り組みを軸にしています。今回の協議では食堂等における「食べ残し」に焦点を当て、協議をしました。実際に食べ残しが生まれる場面や遭遇した場面を話し合いました。内容としては「食べ残し」自体があまり多くない傾向がありました。しかし今後、コンパ等で食を提供する際に増加していく可能性があると懸念される部分もありました。
④ 平和について
「大学生協が平和について考える意義とは?」
- この間の平和分野の活動の紹介を中心に、大学生協としてどのように平和分野を推進していくかについてみんなで考えました。今年も広島・長崎・沖縄の3地域でPeaceNow!が開催されます。3地域の現在の進捗状況の紹介を行い、参加促進を呼びかけました。しかし、ただPeaceNow!に参加してもらうだけではなく、各ブロックや単協でも平和活動を始めてもらうにはどうすればよいかを考えました。また、今年度も連合会で取り組んでいる「#未来へのバトン」に全国社会的課題委員会のメンバーも登場します。メンバーみんなで平和への想いをつなぎます。