九州ブロック

2019年度教職員活動報告

2019年度教職員活動報告

全国大学生協連九州ブロックでは、定期的な教職員の活動として理事長セミナーと九州PCカンファレンスを開催しています。理事長セミナーは、各大学生協の理事長および教職員役員の研修や情報交換の場であり、理事長や専務理事の各大学での取り組みを共有し、生協の連帯活動に対して会員生協間の意見交換を行っています。九州PCカンファレンスは、テーマを定め情報処理の専門家だけでなく、英語教育や統計処理など様々な分野でコンピュータとネットワークを利用しようとする大学の教職員、学生・院生、小中高校の先生方や企業の方々の参加をいただきより良い社会の構築のために交流する集まりです。

理事長セミナー(7月6日 福岡)


SDGs研修会でワークショップに取り組む参加者

今回は15会員から26名の参加があり、まず前半に「SDGs研修会」を実施しました。JCA(日本協同組合連携機構)から講師をお招きし、協同組合におけるSDGsの取り組みについてワークショップ形式で行いました。参加者がそれぞれの大学生協の立場で SDGsをどのように運営に組み入れていくかを議論しました。
後半では、大学と生協の関係強化について参加者で議論しました。まず「大学への報告」活動について琉球大学生協、西南学院大学生協および鹿児島大学生協から事例報告がありました。各大学生協とも、大学執行部に新入生の入学準備支援や共済・食堂事業などの生協の事業内容を伝えるほか、学生理事が学生委員会を主体とした環境活動や平和活動などを直接に学長へ説明し、その自主的な取り組みに高い評価を頂いたとの報告がありました。

九州PCカンファレンス(11月9-10日 佐賀大学)

今回は「令和元年、デジタルトランスフォーメーション維新」をテーマとし、基調講演、分科会および企業展示が約120名の参加の下、開催されました。特別企画として大学生協のDECS(Digital Educational Contents Support)企画も行われました。デジタルトランスフォーメーションとは、データとデジタル技術を活用して人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させるという考え方です。基調講演ではまず、株式会社オプティムの友廣一雄氏が「佐賀大学の連携を中心とした企業活動について」のタイトルで大学と企業の連携による新しい事業の生成について講演されました。また、ナレッジネットワーク株式会社の森戸裕一氏は「地方の不便をビジネス視点で解決する-シェアリングエコノミーの可能性」について、地方で起こる「シェア」が私達の生活をどのように変えていくのかを興味深く語られました。2日目の分科会では、それぞれの大学生協や大学教育、地域での取り組みや提案、研究報告が12課題報告されました。DECS企画では、授業で電子教育コンテンツを実際に活用されている先生からの事例紹介があり、今後、電子教科書等が大学教育にどのように展開されていくのかを議論しました。


基調講演


分科会


佐賀の伝承芸能(懇親会)