院生の1日
北海道大学大学院 下宿生 
中山拓登さん


中山拓登さん

北海道大学大学院 農学院 地域環境学専攻 修士1年
出身:神奈川県横浜市
研究内容:土壌中の栄養素と河川水質について十勝川流域におけるモデル適用と将来予測

教えて!院生

大学院に進学したきっかけは?

卒業研究だけでは、研究テーマを深めることができず、もっと研究したいと思ったから。

研究室での生活はどうですか?(コアタイムなどは)

研究テーマが1人ひとり違い、コアタイムもないため、研究中は単独で何かしていることが多いです。年2回の研究室全体での現地土壌調査、年複数回ある宴会は楽しいですね。

学部生との1番の違いはなんだと思いますか?

とりあえず大学にいること。研究している合間で授業に出る。授業があるから大学に行く、というのは学部生までだと思います。基本的に指示されることは少なく、能動的に動かないと何も進みません。

アルバイトはしていますか?学部生との違いは?

学部時代はバイトする余裕がなかったのでほとんどしていませんでしたが、大学院に進学して初めて長期バイトをしています。院生ってことは頭いいんだね、といい意味でプレッシャーをかけられます。

運動は週にどのくらいしていますか?

大学まで晴れていれば自転車で通っています。調子がいいときは一番遠い講義棟(研究室から1km先)まで歩きます。

食事は自炊していますか?

昼は生協食堂がほとんどですが、朝夜は自炊をメインにしています。
忙しいときや帰りが遅くなったときは、コンビニやスーパーの総菜も頼ります。

私の研究風景カバンの中身紹介

所属している学会の雑誌(年6回発行)を並べています。研究作業でつかれたときに読みます。
パソコン作業が多いので、机の上にはパソコンと資料ぐらいしかありません。

ふと思いついたことを書き留めておくノートが気づいたらできていた。
目薬と手荒れ予防クリーム常備。

学部生との違い

教科書はほとんどなく、講義レジュメはPowerPointのハンドアウトが多い。→ファイルと紙類が多くなりがち。

1週間の予定 修士1年第1ターム(4ターム制)

コマ/曜日
1コマ 講義(専門科目) (バイト) (バイト) (バイト) (バイト)
2コマ 課題処理 研究 研究 研究 研究
3コマ 研究 講義(全学共通) 研究 研究・ゼミ準備 研究
4コマ 講義(全学共通) 研究 研究 ゼミ 研究
5コマ 研究 講義(全学共通) 研究 ゼミ 講義(専門科目)

学部生との違い

  • 大学院共通科目(全学)を履修すると、専攻外のことも学べる
    (専門外のことにも広く興味を持った方が楽しいと思う)
  • 学院共通科目は「科学者に必要な知見・考え方」を学ぶ内容が多い
  • 集中講義形式の授業も多い:ある週の3日間10:00~16:00など

平日のスケジュール

グラフ

  • 朝にバイトしてから大学へ。コアタイムがないので、午後に研究をしています。朝早いので、夜遅くまで残ることは少ないです。
  • 研究・実験に並行して、研究室のタスク・イベント(ゼミ計画や発表会準備など)の作業も行っています。

研究サイトである十勝川。上流から下流まで、岐阜県とほぼ同じ広さを対象に研究しています。

休日のスケジュール

研究室行く日
グラフ

  • 平日にやりきれない洗濯や掃除をまとめて午前中に。
  • 午後からのんびりと大学へ。頭を使わない作業が多め。
  • 研究室の有無にかかわらず、テレビ・スマホ見がち。


北海道内のとある農場。

研究室行かない日
グラフ

  • 長めにバイトを入れることが多いです。
  • バイトのシフトがなければ、札幌駅前にお買い物に行ったり、献血したり、話題のイベントに出かけたり、自分の好きなように時間を使います。


自然豊かなキャンパスは、研究室まで行かなくても立ち寄るとおもしろい。


前身の札幌農学校は今の札幌市時計台。

院生のお財布事情

収入

項目 金額(円)
奨学金 50,000
アルバイト 35,000
仕送り 50,000
貯金切り崩し 0
その他 0

支出

項目 金額(円)
居住費 52,000
食費 20,000
交際費 3,000
通信費 11,000
交通費 1,000
水光熱費 8,000
消耗品費 5,000
貯金 35,000