院生の1日
岡山大学 下宿生  
田島 響さん


田島 響さん
(たじま ひびき)

岡山大学 自然科学研究科 機械システム工学専攻 修士2年
出身:広島県
研究内容:大面積電子ビームの照射による金属材料の形状変化メカニズムの解明

教えて!院生

大学院に進学したきっかけは?

推薦入試が利用できたことが最大の決め手でした。一般入試とは異なり面接だけで大学院に進学できたため、とてもありがたかったです。機械系の就職活動では修士が圧倒的に有利なので、それも進学の後押しとなりました。

研究室での生活はどうですか?(コアタイムなどは)

コアタイムは平日9時~17時または10時~18時の選択制です。状況によっては朝早く来たり夜遅くまで残ったり、土日に作業したりもします。

学部生との1番の違いはなんだと思いますか?

やるべきことが、学部生と比べてぼんやりしている印象です。「講義の課題をこなせばOK」ではなくなりました。研究のゴールを意識しながら何をすべきか常に自分で考える必要があります。

アルバイトはしていますか?学部生との違いは?

個別指導のアルバイトを学部生のときから続けています。日程の融通が利くため、研究や私生活を圧迫せずに働けています。

運動は週にどのくらいしていますか?

毎朝少しだけ早く起きて、ストレッチしてから家を出るようにしています。自転車通学は片道10分程度なので、デスクワークが多い自分には運動が足りていないと思っています。

食事は自炊していますか?

朝食は自分で作っています。買い出しや片付けまで含めるとしんどく感じることが多いので、昼食と夕食は学食で済ませることが多いです。

私の研究風景カバンの中身紹介

中身

教科書を持ち歩かない分、学部生のときより荷物が減りました。研究室にも自宅にもキーボード・マウス・ディスプレイを置いているので、モバイルPCを持ち歩いて繋いでいます。お茶を入れた水筒を携帯して、季節を問わず意識的に水分補給しようと心掛けています。

研究で解析(コンピュータシミュレーション)を行う関係で、大量の画像ファイルを扱っています。効率的に作業するために、ワイヤレスのキーボードとマウスにこだわりました。

1週間の予定 修士1年前期後半

コマ/曜日
Ⅰ・Ⅱ限 高度創成デザイン 固体力学     機械システム工学概論
Ⅲ・Ⅳ限         固体力学
Ⅴ・Ⅶ限   工学基礎実験実習(B1)のTA(Ⅶ限まで)      
Ⅶ・Ⅷ限        

学部生との違い

  • 岡山大学は1コマが50分で、2コマをまとめた100分で1つの講義を行うのが基本形です。これは大学院でも変わりません。また、4学期制なのも共通しています(2学期は「前期後半」、3学期は「後期前半」と大学院では呼び方が変わります)。
  • 推薦入試で合格した内部進学の学生は、学部4年生の時点で大学院の講義をいくつか先取りで受講できる仕組みがありました。本来ならあと2~3個ほど講義があるのですが、学部4年生で受講を済ませたため同期に比べて楽に修士1年を過ごすことができました。

私のとある一日(平日)

グラフ

  • 実験や解析から得られたデータを、週1回のゼミで報告するために整理します。教員からフィードバックをもらって成果を積み上げていきます。

私のある一日(休日 研究室行く日)

グラフ

  • 午前中に家事などの雑用を済ませて、昼から研究することが多いです。休日は共用の装置が空いているのでのんびりと研究できます。

私のある一日(休日 研究室行かない日)

グラフ

  • 車を借りてドライブしたり、日帰りでプチ旅行に出掛けたりすることもあります。


しまなみ海道を自転車で縦断

就職活動

開始時期
修士1年の6月くらいから
インターンシップへの参加
夏に2か所(2weekと5day)

嬉しかったこと

早期選考で1月末に内々定が得られたこと

辛かったこと

国際学会での発表準備に追われながら就活をしていてしんどかったとき、予防的に相談してみようと学内のカウンセラーを尋ねたらやり過ごし方や共感ではなく「君なら大丈夫だよ」という嬉しくない励ましをもらったこと。

就活中の一日

グラフ

院生のお財布事情

収入

項目 金額(円)
奨学金 85,000
アルバイト 10,000
仕送り 50,000
貯金切り崩し 0
その他 0

支出

項目 金額(円)
居住費 50,000
食費 30,000
交際費 30,000
通信費 1,000
交通費 0
貯金 34,000