全国大学生協連第65回通常総会・大学生協共済連第12回通常総会

開会の挨拶

全国大学生協連 全国学生委員会 2022年度委員長  角田 咲桜

全国大学生協連 
全国学生委員会 2022年度委員長
角田 咲桜

みなさんこんにちは。全国大学生協連学生委員会の角田咲桜です。2022年度学生委員長を務めさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。

この間、SNSにて「#ありがとう大学生協」というハッシュタグ企画を進めてきました。Twitterで「#ありがとう大学生協」を調べていただくとあたたかいムーブメントをご覧いただけます。是非ひとりひとりの「ありがとう」を見てみてください。

MORE

私の「#ありがとう大学生協」はバーチャル背景にも書いている通り、「つながりと、笑顔と、成長をありがとう」です。自分を含め、人を想う。その想いの循環が自然と自分たちの生活をよくしていく。そんな大学生協との関わりの中で、私は多くの人と出逢い、多くのことを学び成長することができました。そんな私の大好きな大学生協で22年度全国学生委員長を務めさせていただけることを嬉しく思います。是非みなさんの「#ありがとう大学生協」もお聞かせください。

先ほど、全国大学生協連・共済連の全国総会が終了しました。昨年に引き続き書面議決を中心に進めましたので、当日の様子を代議員の皆様にもご覧いただけるよう、youtubeでリアルタイム配信を行いました。2021年を締めくくる総会です。オンラインでも皆様と一緒に迎えられたことを嬉しく思います。ありがとうございました。

ここからは、全国大学生協フェスティバルを開催するにあたって、組合員にとってのこの1年間、大学生協にとってのこの1年間を少し振り返ってみようと思います。2021年、新型コロナウイルス感染症はまだ収束せず、引き続き戸惑いの多いキャンパスライフとなりました。そこで全国大学生協連は7月に「届けよう!コロナ禍の大学生活アンケート」を実施しました。7,832名の方から回答を頂き、学生の経済状況や学び、そして大学生の頑張りや後輩へのメッセージなど多くの学生の声を集めることができました。これらの声から今の学生の状況は、2020年7月に示された「学生にとっての3つの危機」からそれぞれ変化しているということが明らかになりました。アルバイトの職種により新型コロナウイルス感染症に対する対応が異なることや家族収入への影響が出始めたことで暮らしの危機は多様化していること。オンライン講義が評価されていますが、同級生や教授とのコミュニケーションの点、演習など実技系への不安の点で対面授業が切実に求められていること。友人とつながれない孤独感・不安を感じる人が多くコミュニティの危機からつながりの危機へと深化していること。このように学生の生活は変化し続けています。

学⽣にとっての「3つの危機」

大学生協にとってはどのような1年間だったでしょうか。経営の難局は続いていますが、組合員に貢献できる大学生協になるには、組合員に求められる大学生協になるには、と今の組合員の生活と大学生協の在り方に向き合い続けた1年間だったと思います。そして向き合った結果、参加・利用を通じて「つながることができる」という付加価値のある取り組みなどたくさんの新しいチャレンジが生まれました。2022年度も引き続き組合員の生活と大学生協の在り方に向き合い、組合員の参加と協同で願いを実現し、組合員どうしがつながる・組合員の元気がつながる大学生活を創っていくことが必要です。

全国大学生協フェスティバルのテーマ

以上を踏まえて全国大学生協フェスティバルでは、ひとつテーマを設けています。それは「2022年度の光となる」です。光は小さな粒が集まって光となります。私たちも1人ではできることが限られますが、その1人が集まったときに大きなパワーを生み出します。それが組合員活動であり、大学生協だと思います。今日は全国から大学生協に関わる方々が集まっています。今日の全国大学生協フェスティバルで知恵を持ち寄り、語り合い、2022年度を明るく照らしましょう。

2021年度、やりたかったけどできなかったことや、やりきれなかったことなど後悔もあると思います。その「できなかったこと」に目を向けるのも大切です。しかし、この全国大学生協フェスティバルでは、あえて未来志向の場にしたいと思います。2022年度の私たちには何ができるのか、何をすべきなのか、全国の皆さんと一緒に考えましょう。そして今日考えたことを2022年度に各大学生協で実践しましょう。私たちの実践により、光をさらに大きく、さらに明るくしていくのです。

具体的に、どのようにこのテーマを実現していくかを最後に説明します。全国大学生協フェスティバル2021では大きく分けて3つのコンテンツを実施します。

コンセプトとの関係性(テーマセッション)

まず、分科会です。分科会では2022年度活動方針を貫く4つの大切にしたい視点を深めます。大切にしたい視点をもとに、各大学生協の頑張りやチャレンジから、22年度「自分も頑張ろう」も思えるきっかけをつくりましょう。また、教訓的な取り組みを知り、各大学生協で取り組むヒントを得ましょう。分科会は2タームあります。報告、質疑応答、班内交流がございます。

次に、テーマセッションです。テーマセッションは2022年度活動方針を深めます。活動方針をもとに22年度実践することを具体的に考えます。テーマセッションも2タームあります。ターム①は大学生協再生と4つの方針、計5つのテーマがあります。大学生協再生は活動方針には含まれませんが、2022年度重要なことですので、テーマのひとつとして設けました。みなさんの興味関心に合わせてご参加ください。各テーマで何を実践できるか、何を実践すべきかを考えましょう。ターム②は地域別で交流します。実践につなげるための行動計画を立てましょう。

そしてポスターセッションです。こちらはいつでもどこでも閲覧できるオンラインポスターセッションです。この1週間をオンライン上での交流の期間としていましたが、ポスターセッションは今日以降も見ることができます。是非今後もご活用ください。

企画内容のまとめ

まとめます。大切にしたい視点を深める分科会、方針を深めるテーマセッション、全国の仲間とつながり、ヒントを得られるポスターセッション。これら3つのコンテンツを通して2022年度のとなりましょう。

この全国大学生協フェスティバルの時間がみなさん1人ひとりにとって全国の仲間とつながりあい、語りあい、22年度が輝くイメージを持てる場になってほしいと思いますし、みなさんと一緒にそのような場にしたいです。初めての方との交流は少し緊張するかもしれませんが、少しの勇気を持って話し出すと素敵な未来が待っていると思います。

全国大学生協フェスティバル 開会テーマ(全頁)

PDF

分科会

分科会1ターム

1.神戸大学生協 神大スタディ

発表者:
前田晃佑さん(神戸大学生協 副学生委員長)

神戸大学生協

まとめ:
關戸雅弘さん(大阪大学生協 専務理事)

去年と今年の新型コロナの影響で大学に来られない、友達とつながるのがなかなか難しい状況で、組織委員会が組合員同士つながる企画を、勇気をもって発案していただいたことが素晴らしいと思います。
Twitter、インスタ、LINE、さまざまな発信ツールがあり、それをうまく使い分けることで、より多くの人に参加を呼び掛けることができるということが分かりました。大学に入学したのに学校に来る機会がない新入生に、この企画でつながってもらうようにする。特に「試験を乗り越えようキャンペーン」が、授業をリアルで受けられずにいきなり試験になってしまい、よく分からないという人にすごく刺さったのではないかと感心しました。

2.水産大学校生協
理事会の仕切り直し

発表者:
近藤駿介さん(水産大学生協 学生委員長)

水産大学校生協

まとめ:
中井傑さん(山口大学生協 専務理事)

非常に元気と勇気を頂ける発表でした。理事会に学生委員全員が出ているなんて素敵ですね。近くなので、ぜひ見に行きたいと思いました。コロナ禍で厳しい制限が続く中、そこに留まらないで大谷選手のようなマンダラチャートを使いながら、どうなりたいか、どうしていきたいかということを明らかにし、さらにそれを実践しているとうところが、これからの各大学生協にとって大切なスタンスで、非常に学ばせていただくことがたくさんあるなと思いました。 各生協でもこれから再生議論を重ねていかれると思いますが、ぜひ今回の事例を参考にして、各々活発な議論が進められたらいいなと思っております。

3.札幌学院大学生協 
リサイくるくるリ・リパック

発表者:
池田智咲さん(札幌学院大学生協 学生委員長)・藤木涼輔さん(同生協 副学生委員長)

札幌学院大学生協

まとめ:
千葉 樹さん(全国大学生協連 学生委員会 事務局)

コロナ禍においてもほぼリ・リパックの回収活動ができたというところ、また福利厚生事業を行う大学生協だからこそできる環境への教育、啓発において、全国でもこれほど大学と連携しているところはありません。大学及び学長との連携は、広報活動にも非常に強くつながります。やはり大学生と大学、大学生協の三つが共通の目的で連携をしているのが、メディアでも高く評価されたことだと思います。学生支援は、何か物資を送るというようなことだけではなく、情報や学びの機会を与えることも立派な支援です。大学と連携してこれがどこまで広げられるかを皆さんに感じていただける、とても素晴らしい事例だと思いました。

4.山形大学生協 
大学講義SDGsへの協力 
店舗でのエシカル消費の取り組みやフードパントリーへの広がり

発表者:
髙橋直也さん(山形大学生協 専務理事)

山形大学生協

まとめ:
藤巻正之さん(大学生協事業連合東北地区 常務理事)

キーワードは大学とのつながり、大学に身近だと思ってもらえること。そして地域生協とのつながり。そういうつながりの中でこそ、SDGsの17番目にあるパートナーシップを実現していけると思います。
21年度の大学生協全体の大きな動きの中に、“大学生協のコロナ禍からの再生”という言葉が出てきました。大学の中でどうつながり、どのように一緒にやっていくか。“大学貢献”というと、ややもすると下請けのような印象がありますが、ポイントは“どのように一緒にやるか”という点です。対等なパートナーシップで共に頑張っていくことが、SDGsへの貢献、大学生協組合員への貢献にもつながっていくのではないでしょうか。

5.岐阜市立女子短期大学生協 
えだまめ農業体験

発表者:
池戸志帆さん・池田愛さん(岐阜市立女子短期大学生協 学生委員会)

岐阜市立女子短期大学生協

まとめ:
白取義之さん(大学生協事業連合東海地区 常務理事)

生産者と消費者がつながって顔の見える関係で支え合い、応援し合う。そして直接つながる関係を大切にしていく、このことの大切さを改めて学ばせていただきました。生産者の方たちが育てる手間や想いに触れることは、自然と食料を大事にしようという気持ちにつながります。そして結びつきが強まれば強まるほど、食品ロスや廃棄の問題などへの解決にもつながり、我々が取り組むSDGsのとりくみの一つにもつながっていく、そういう可能性を感じました。また、異なる環境の人たちが一体となって課題の解決方法を考える、何かを一緒にとりくみをする、こういうことをできるのは、大学生協の元々の得意技だったのではないかな、と改めて気付きました。

6.宮崎大学生協 
宮崎大学や地域と協力した食の取り組み

発表者:
平井雄大さん(宮崎大学生協 専務理事)

宮崎大学生協

まとめ:
松井康旨さん(長崎大学生協 専務理事)

専務自らが先頭に立ち、報告・連絡・相談も含めて、あるいは情報発信も行われていて、見習うべき点が多々ありました。SNSなどを拝見しても、専務、生協職員、大学教職員、そして学生とのコミュニケーションが非常にフランクに行われていることが感じられます。宮崎大学生協が宮崎大生の実態をきちんと把握されて、大学と一体となっていろいろな支援・サポートのとりくみをされる中で、他のさまざまな支援団体、ほかの協同組合などともつながっていったのではないかと思います。大学が地域と連携した食のとりくみを伺いましたが、いろいろな視点から多岐にわたる関係性について、積極的に会員生協で議論をしていただければと思います。

分科会2ターム

1.京都大学生協 
京大的作家の在学時の愛読書フェア

発表者:
松浦順三さん(京都大学生協 常務理事)

京都大学生協

まとめ:
野尻郁智さん(大学生協事業連合関西北陸地区 常務理事)

全国総会で定義された、私たちが大切にしたい視点として、大学生協は人と人とのつながりを創り出し、コミュニティを元気にする組織だということを、改めてご確認いただきたいと思います。この2年間、そうしたつながりがなくなってしまい、非常に大きな影響を受けているわけですが、私たち生協の置かれている環境をきちんとお伝えして、まずは一緒に考えるのが第一歩だと思いました。
京大生協のとりくみは、非常に京大らしいとりくみだったと思います。卒業生も含めてさまざまなつながりが広がっているということを改めて認識し、そのさまざまな信頼関係の中でこのようなとりくみができたということに気付いたと思いました。

2.名古屋市立大学生協 
防災パオのとりくみ

発表者:
伴有真さん(名古屋市立大学生協 副委員長)

名古屋市立大学生協

まとめ:
白取義之さん(大学生協事業連合東海地区 常務理事)

防災や減災を実現するために、どうコミュニティをつくっていくのか。元々防災のとりくみというのは、防災グッズを買ったり食料を備蓄したり避難場所を知ったりするという、一人一人が自分自身のできることをしっかりとやることが出発点だと思いますが、いざとなったときには個人の力だけでは解決できないこと、助からないことはたくさんあります。そのときに、大学ないし大学がある地域社会で防災に対するコミュニティがきちんとできていて、生活を一にする者同士が何かあったときにきちんと助け合える、そういうものをどのようにつくっていけるか、そこに生協がどう参加していけるのか、そんな可能性を感じたとりくみでした。

3.一橋大学生協 
一人ひとりの正規用職員が組合員と向き合うために
~組合員の声キャッチカードの取り組み~

発表者:
小岩輝代さん(一橋大学生協 専務理事)

一橋大学生協

まとめ:
後藤有里さん(慶應義塾生協 専務理事)

「組合員をど真ん中に」。60人いるパートさんの声を毎月きちんと汲み上げる仕組みを作るのはハードルが高いことですが、専務の意思が非常にはっきりとしていて、イメージがあったからこそできたことだと思います。「声のキャッチカード」で仕組化されたこと、専務が設立趣意書に立ち返り、ミッションをきちんと確認されたことが素晴らしいと思いました。パートさんが自分の仕事をどうこなすかではなく、誰に対してどのように働くかということを考える、いい機会になったのではないかと思います。ただ物を売るだけではなく、学生さんの役に立つ組織や自分であろうとするというサイクルを作られているのがとても良いなと思いました。

4.弘前大学生協 
みんなで、共済活動

発表者:
中田陽子さん(弘前大学生協 新入生サポート職員)・寺山有美さん(学生委員2年生)

弘前大学生協

まとめ:
藤巻正之さん(大学生協事業連合東北地区 常務理事)

当時の専務のトップマネジメントにより、活動を全体に広げていくというところでは、やはり専務の力はとても大きいと感じました。物事には上げ期と下げ期は必ずあると思います。そのような中で、さまざまな議論をして54回も継続できている。そのさまざまな議論というところが大事なのですね。生協で当たり前にやっているとりくみも、実は重要なことではないかと思います。共済はよく「たすけあい」と言われますが、そもそも協同組合が「たすけあい」だというところに立ち返り、共済だけでなく、たすけあいのとりくみに着目して、自信をもって光を見つけ、22年度も頑張っていきましょう。

5.香川大学生協 
キッチンカー

発表者:
大木積さん(香川大学生協 専務理事)

香川大学生協

まとめ:
中井傑さん(山口大学生協 専務理事)

香川大学の報告に、ほかの生協にも負けないくらいの元気と勇気を頂きました。キッチンカーに書かれている「一緒に楽しもう」という言葉、いいですね。あれは今の世の中にすごく必要な言葉ではないかと感じました。コロナ禍の厳しい世の中ですが、このとりくみによって学生と留学生が非常に喜ばれている様子が分かり、思いが結集したときのパワーというものを確かに感じました。こうしたチャレンジ精神あふれるとりくみを積み重ねていくことは、これからの新しい生協をつくっていく上で非常に大切なことだと思いましたし、そういう交流を今後全国の場でもできればいいなと思いました。

6.大学生協事業連合
北海道地区地域生協 
ほっかいどう若者応援プロジェクト

発表者:
須田正樹さん(大学生協事業連合北海道地区 常務理事)

大学生協事業連合北海道地区地域生協

まとめ:
小助川誠さん(北海道大学生協 専務理事)

北海道の若者に対する支援のご報告をいただきましたが、やはり全道でこれだけのとりくみを、今回のプロジェクトのメンバーで取り組めたことが大きかったと思います。コロナで分断される中での連携したとりくみということで、大変教訓になりました。大学生協だけではこれほどの大きなとりくみは難しい中で、連帯を組むことによって広くこのような動きができるのだということを皆さんに持ち帰っていただき、周りの学生さんと交流する組織などでも深く関わっていただければと思いました。

テーマセッション

テーマセッション再 生
『大学生協再生テマセ』

東京薬科大学生協によるリード発表の後、各会員生協での経営状況や理事会・学生委員会等の現状を共有し、これからの各会員生協での動きについてグループ討議を行いました。大学生協の日常的な意思決定機関である理事会について、学生や大学教職員等の非常勤役員の発言や役割発揮の意識が重要になる、という意見が多く寄せられました。

再生 『大学生協再生テマセ』

テーマセッション方針①
組合員が参加する場づくり『生協に参加する輪を広げるためには?』

総(代)会や理事会、ひとことカードや投票企画など組合員の運営参加は大学生協にとって大切にしたい取り組みです。今こそ組合員の参加と協同を強めるために、参加の機会をつくる「場づくり」、参加する人を集める「母集団」の2つの観点から自大学生協でどのように運営参加の輪を広げられるか考えました。

方針① 組合員が参加する場づくり『生協に参加する輪を広げるためには?』

テーマセッション方針②
健康安全『健康安全をメンタルヘルスから』

続くコロナ禍のなかで、大学生のメンタルヘルスの問題が大きく取りあげられてきました。「つながり」の機会の減少などが要因の一つとなっていることも踏まえ、大学生協としてどのようにその機会を増やしたり、たすけあう仲間の輪の中に迎え入れたりすることができるのか、具体的な行動を考える議論を行いました。

方針② 健康安全『健康安全をメンタルヘルスから』

テーマセッション方針③
これからの学びと成長『大学4年間の抜け目ない学びと成長支援を考える時間』

新学期活動を中心に組合員の学びと成長支援の取り組みは各地で行われている一方で、2年生を中心とした在学生に向けた取り組みはあまり行われていない現状にあります。
そのため本テーマセッションでは、ビジョンナビゲーションセミナーといった新学期の取り組み交流に加えて、大学4年間の抜け目ない取り組みを行う意義を深め、どういった取り組みを行うことができるかを検討しました。

方針③ これからの学びと成長『大学4年間の抜け目ない学びと成長支援を考える時間』

テーマセッション方針④
社会をつくる『「社会をつくらない」はなしにしよう』

方針④社会をつくるのテーマセッションでは、「社会をつくらない」はなしにしようと題して全国理事の専務・全国学生委員の学生のみなさんをパネラーとしたパネルディスカッションをおこないました。なぜ大学生協が社会をつくる取り組みをおこなうのか、そのハードルやできることは何かを話し、参加者とも交流ができました。

方針④ 社会をつくる『「社会をつくらない」はなしにしよう』

地域別の時間

この時間では大学生協フェスティバルで学んだことを自大学生協で実践するために行動宣言をしました。各地域の仲間との交流や自大学生協での交流を通して、22年度が自分たちの行動で輝くイメージを持つことができました。

地域別の時間

コンテスト表彰

共済活動コンテスト2021

組合員の共済認知度向上のための取り組み実施をより盛り上げること、全国の大学生協の皆さんの創意工夫や頑張りを全国の仲間で学び合い励まし合うことを目的にパワーアップ共済2021企画の一つとして「共済活動コンテスト2021」を実施しました。
今回は秋の共済運動月間(10月〜11月)の期間中の取り組みを対象とした秋の共済活動コンテストと年間を通じた取り組み、秋の共済運動月間期間外に実施された取り組みを対象とした年間・期間外の取り組みコンテストを実施しました。秋の共済活動コンテストは29事例、年間・期間外の取り組みコンテストは27事例合わせて45大学生協56事例のエントリーがありました。

秋の共済活動コンテスト

大賞:
富山県立大学生協「ラジオ体操」

富山県立大学生協「ラジオ体操」

朝食を食べていない学生が多い、寒さから朝起きれない学生が多いという現状からラジオ体操を実施し、そこで合わせておにぎりを配布した取り組みです。まわりを巻き込みながらよりよい生活を目指す予防活動が評価されました!

ユニークな取り組みで賞:
徳島大学生協「ふれあい動物園」

年間・期間外の取り組みコンテスト

大賞:
津田塾大学生協「大学教職員へのコロナ報告」

津田塾大学生協「大学教職員へのコロナ報告」

大学生協から教職員の方に共済に関する報告をニュースとして発信した取り組みです。実際に学生が教職員からの学生総合共済のことを聞いて、生協に問い合わせをされているところがとても教訓的でした!

教訓的な取り組みで賞:
弘前大学生協「弘大生の学業支援のための大学との協力」

組合員参加コンテスト2021

大学生協は組合員が出資・利用・運営する組織であり、組合員の参加によって成り立っています。このコロナ禍では、生協利用や運営参加を広げるうえで組合員参加は一層大切にしたい取り組みです。組合員が大学生協に愛着を持って参加できるために、組合員参加の取り組みの想いや工夫に焦点を当てて全国の大学生協で学びあい励ましあう機会として、「組合員参加コンテスト2021」を開催しました。31会員生協40件のエントリーがありました。

全国の大学生協が選ぶ組合員参加コンテスト大賞

大賞:
愛媛大学生協「未来の食堂!生協のチャレンジ!「トレーチェック」」

富山県立大学生協「ラジオ体操」

食堂のレジに新しいシステムを導入し、食堂を利用する組合員にも、職員やパートにも便利で効率的なオペレーションとなっており、より快適な生協店舗づくりを組合員とともに取り組んでいるところが評価されました。

第2位:
京都橘学園生協「学生考案つけ麵フェア」

第3位:
岡山大学生協「黙食でも楽しめる!パーテーション貼り紙企画」

審査員賞(6本・順不同)

  • 店舗を盛り上げ組合員とつながっているで賞:
    法政大学生協多摩キャンパス「前期店舗企画」
  • ひとことカード活用促進できているで賞:
    宮崎大学生協「笹に願いを!」
  • インカレでも組合員とつながり頑張っているで賞:
    みやぎインターカレッジコープ 仙台白百合女子大学「お弁当総選挙」
  • “映え”の感性が豊かすぎるで賞:
    公立はこだて未来大学生協「#FUNlunch2021」
  • 学生to学生でチャレンジしたで賞:
    東北学院大学生協「学内PCサポート」
  • たすけあいが広がっているで賞:
    愛知教育大学生協「生協フェスタin Winter たすけあい奨学制度募金」

UNIV.CO-OP434 総会特集号TOPへ戻る