防災記事(平成29年7月九州北部豪雨)
2017年7月5日(水)~ 6日(木)
九州北部に猛烈な雨を継続して降らせ、福岡県朝倉市や大分県日田市などで24時間降水量の値を観測史上1位に更新するほどの大雨となった。
避難所では大きい部屋に避難者が全員雑魚寝で生活していた。他の人との生活時間のずれが避難所生活では大変になった。お手洗いは水が置いてあり、自分で流す仕組みになっている。
支援物資はたくさんあり、「箸・スプーン・フォークのセット、服(古着)、ティッシュ、水、絆創膏など」。
ペットを飼っている場合、避難所内に連れて行くことはできないため、車中泊を続けていた。
家の中も外もぐちゃぐちゃだった。土砂がたくさん家の中に入り、危険なため、家の骨組みを頼りにしながら家の様子を見て回った。今後使う予定だった教材や卒業アルバムや振袖などのこれまでの思い出はすべてダメになった。家の片付けはしているが、再び住むことはできないため、新しい家を探すことにした。新しい家が比較的早く決まったことで周囲との関係が悪くなり、「(家が早く決まったんだから)いいね」と皮肉めに言われた。また、新しい生活を始めるために、住所変更の手続きや被害の報告などがたくさんあり、大変だった。
悲しいことも多い反面、一緒に泣いてくれた友人やたくさんの人が支援してくれていること、支援物資が多いこと、ボランティアに行きたいと言ってくれた人など人の温かさを感じられ、嬉しいこともたくさんあった。繋がりの大切さを実感した。
非常食は用意しておくようになった。家具の配置を変え、背の低い家具が増えた。ニュースをたくさん見るようになった。防災メールまもるくんを利用するようになった。
ハザードマップで自分の住んでいる地域の危険を知るのが大事。
大事なものはできるだけ高いところ(2階以上)に置くと守れるかも。
ある意味あきらめも必要になるのでポジティブに生きる。周りの人の力は偉大だから頼ると良い。