大学生協PICK UP!文庫年間ベスト10

全国の大学生協450店舗の売上げデータより、新刊とロングセラーの文庫の中から、『読書のいずみ』が独自に選書。2023年に大学生の間でよく読まれた上位10作品をご紹介します。
データ抽出期間:2023年1月〜12月
 
  • 國分功一郎
    『暇と退屈の倫理学』
    新潮文庫/定価880円(税込)購入はこちら >「暇」とは何か。人間はいつから「退屈」しているのだろうか。答えに辿り着けない人生の問いと対峙するとき、哲学は大きな助けとなる。著者の導きでスピノザ、ルソー、ニーチェ、ハイデッガーなど先人たちの叡智を読み解けば、知の樹海で思索する喜びを発見するだろう。

     
  • 朝井リョウ
    『正欲』
    新潮文庫/定価935円(税込)購入はこちら >息子が不登校になった検事・啓喜。初めての恋に気づく女子大生・八重子。ひとつの秘密を抱える契約社員・夏月。ある事故死をきっかけに、それぞれの人生が重なり始める。だがその繋がりは、“多様性を尊重する時代” にとって、ひどく不都合なものだった。読む前の自分には戻れない、気迫の長編小説。

     
  • 外山滋比古
    『思考の整理学』
    ちくま文庫/定価572円(税込)購入はこちら >アイディアが軽やかに離陸し、思考がのびのびと大空を駆けるには? 自らの体験に則し、独自の思考のエッセンスを明快に開陳する、恰好の入門書。大学生協、超ロング・ベストセラー。
    ※2024年2月新版が発売されました。
     
 
  • 辻村深月
    『傲慢と善良』
    朝日文庫/定価891円(税込)購入はこちら > 婚約者・坂庭真実が姿を消した。その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。「恋愛だけでなく生きていくうえでのあらゆる悩みに答えてくれる物語」と読者から圧倒的な支持を得た作品が遂に文庫化。

     
  • 町田そのこ
    『52ヘルツのクジラたち』
    中公文庫/定価814円(税込)購入はこちら >自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれる少年。孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会い、新たな魂の物語が生まれる―― 。2021年本屋大賞第1位。待望の文庫化。

     
  • ダニエル・キイス〈小尾芙佐=訳〉
    『アルジャーノンに花束を』
    ハヤカワ文庫/定価1,078円(税込) 購入はこちら >幼児なみの知能のため、みんなからバカにされてきたチャーリイ・ゴードン。頭がよくなる手術を受けた彼は、ついに天才へと変貌するー知を求めさまよう青年がやがて知る、ほんとうの愛とは? 心の成長を描く不朽の名作。
     
 
  • 吉野源三郎
    『君たちはどう生きるか』
    岩波文庫/定価1,067円(税込)購入はこちら > 著者がコペル少年の精神的成長に託して語り伝えようとしたものは何か。それは、人生いかに生くべきかと問うとき、常にその問いが社会科学的認識とは何かという問題と切り離すことなく問われねばならぬ、というメッセージであった。

     
  • 浅倉秋成
    『六人の噓つきな大学生』
    角川文庫/定価814円(税込)購入はこちら >成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題は、一カ月後までにチームを作り上げ、ディスカッションをするというものだった。だが、本番直前に課題の変更が通達される―― 伏線の狙撃手・浅倉秋成が仕掛ける、密室の心理戦。新世代の青春ミステリ。

     
  • 出口剛司
    『大学4年間の社会学が
     10時間でざっと学べる』

    角川文庫/定価682円(税込)購入はこちら >ビジネスの問題解決に即効の社会学を文庫で学ぶ―― 。家族の在り方、組織の中の生き方、グローバル化する世界の中の日本の未来などを読み解くために必要な、ビジネスマンの必須教養としての社会学をざっと学ぶ一冊。待望の文庫化!
     
 
  • 杉井光
    『世界でいちばん透きとおった
     物語』

    新潮文庫nex/定価737円(税込)購入はこちら >衝撃のラストにあなたの見る世界は『透きとおる』。大御所ミステリ作家の宮内彰吾が死去した。宮内は妻帯者ながら多くの女性と交際し、そのうちの一人と子供までつくっていた。それが僕だ。宮内の長男からの連絡をきっかけに遺稿探しが始まる。予測不能の結末が待つ、衝撃の物語。
     

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